アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ドビュッシー、幻のト音記号(録音有)

2012年07月16日 | ピアノ
「かけつけ一曲」というか、フランスコーナーは終わってしまっていたので突然「アンダンテさんどうぞ」と言われ心臓ばくばく。いや心の準備が…まぁいつでも準備はできてないから、ま、いっか(^^;;

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ということでベルガマスク組曲のプレリュードをいきなり弾く。なんか必死だったんでよくわかんないけど、ピアノいいですねこのピアノ…と思ってるうちに、そう大崩壊はしないで終わった(たぶん)。

  このときは録音してなかったので家のアップライトピアノで弾きなおして録音しました(7月15日録音)こんどは生音

そしたらshigさんが突然

「なんかすごくおもしろい譜読み間違いがあって…」

と指摘。いやっ、100個でも音を外しているのに、どれがミスタッチでどれが譜読み間違いかわかるんすか??

すると、問題の個所はコレ:


この二小節目で、左手はト音記号になっていてクロスして高い音を弾きます。「ファ#レ#ドラ」
そして四小節目で…なんか歴史は繰り返すような気がして、手をクロスしちゃって高い音を弾いてしまう「レ#ドラファ#」

ところが。

この四小節目には、ト音記号なんてついてません。幻です。二小節目の1オクターブ下を「ファ#レ#ドラ」弾くってことですよね。

…ということを、shigさんに言われるまでまったく気がつきませんでした。どゆことorz

shigさんがいうには、私だけでなくて、これまで数人、ほかはわりとちゃんと音が並んでる人(うずら先生含む!!)が同じ間違いをしている演奏を聞いたことがあるんだって。やっぱりみんな幻のト音記号を見ちゃうんでしょうかね。
(家に帰ってから録音したやつは、修正版でございます)

あのですね、私の仕事上、ときどき見かける誤訳に

does + 動詞

と強調しているときに、勝手に「not」の幻を見て「does not + 動詞」と訳しちゃうってのがありますが、ま、そんな感じで。もっとも、この誤訳って、「使用できます」が「使用できません」になるほどのインパクトなんで、ストーリーがわかってる人ならさすがにダウトできると思うんですが。この「幻のト音記号」はなんとなく納得してスルーしちゃうんです(言い訳)

っつか、私この間、ヨーコ先生のレッスン行ったんです。それで、ヨーコ先生に、まさにこの小節について「小節頭のレ#が左手とかぶる分、音が埋もれやすいからもうちょっとはっきり出して」とか言われてたってことはですよ、ヨーコ先生も気づいてなかったってことですよね。

まぁそのような事故はありましたが。音楽の全体の流れは、それとはそんなに関係ないです(おっと言い切った)。
ヨーコ先生のレッスンのときに最初に弾いたのに比べると、ずいぶん流れて、弾きやすく(たぶん聞きやすく)なりました。まだまだですけど。

それにしてもドビュッシー…私が譜読みする気がおきるのは唯一この曲だけなんですけど、この先、二曲目は来るだろうか??

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コメント (10)
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