公開レッスンの話の続きです。
←違いがわかる人になることが1st step
ピアノを弾くとき、超初心者の演奏だと極端に「待てない」演奏というのがあって、ちょっとした区切りがあってもなんでもとにかくつんのめって先へ行ってしまう、場合によっちゃ、長い音符や、小節最後の休符まで「はしょって」先へ突っ込んでしまうなんてことがありますが…
さすがに、今回の公開レッスンで、そこまでの初心者はいません。でも、ちょうどよく間を取れるかというとそうでもなくて。
例えば赤信号に向かって減速…そして、結局直前で青に変わったので、完全には止まらないでスーッといくような…
乗っている人はほとんどブレーキを感じないような…
そんな自然な「ふっ」とスピードかゆるむ瞬間を作りたいだけなのに
「乗客として二回、ブレーキを感じました」と先生にいわれちゃう(^^;;
ま、素人が聞いていてもちょっとこれはぎこちないなーと思うことはあった。飛び込んじゃうよりはいいかなと思いますが。
それで、先生がいくつか実演してみせてくれて
・これは、ブレーキを感じる。
・これはとても自然、おしゃれ(連続した動きの中でちょっとゆるんでまたスピードアップ)
という違いが、
これがねー、聞くと明らかに違うんだけれど、物理的に何が違うかというと、とても微妙。
隣で紫游さんが「えーもー何が違うかわからへん」と叫んでいました。私も同感です~
ゆるむ最後の音の長さだけの違いではないんですね、たぶん。ラス前の音符の長さとか、あるいは最後いくつかの音符の強弱とか、総合的に効いている気がします。まぁ、結局はセンスの問題!?
…と、いってしまうとミもフタもないので…
まずは、違いを聴く耳を持つこと、聴きながらいろいろ試してみることですね。何についてもいえることですけど。
そしてこの問題点のほかにも、「乗客のたとえ」は何度も先生の説明に出てきました。
つまり、乗客をどこへ連れて行き、どう感じさせるのかというのがね。やっぱり、いきあたりばったりとか、単調とかじゃダメで。音楽は「繰り返し」というのがよくありますが、同じ音の形が一回、二回、そして三回出てきたとしても、それを聴く乗客の心持ちは等しくはない。当然、弾き方も(そして受け止め方も)違ってくるはず、ということです。
あるいは、シーンチェンジのところ。どう「案内」「演出」するか…
シンプルな曲でも、考えることはいくらでもあるんですね。たいてい、考えるゆとりも、考える材料も、乏しいんだけど(^^;; 公開レッスンで、今「まな板の上」に乗っている人が、あれこれ悩んで、改善していく姿を見るのは、イメージがふくらむ楽しい瞬間です。ふふふ。また行きたいなぁ。
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例えば赤信号に向かって減速…そして、結局直前で青に変わったので、完全には止まらないでスーッといくような…
乗っている人はほとんどブレーキを感じないような…
そんな自然な「ふっ」とスピードかゆるむ瞬間を作りたいだけなのに
「乗客として二回、ブレーキを感じました」と先生にいわれちゃう(^^;;
ま、素人が聞いていてもちょっとこれはぎこちないなーと思うことはあった。飛び込んじゃうよりはいいかなと思いますが。
それで、先生がいくつか実演してみせてくれて
・これは、ブレーキを感じる。
・これはとても自然、おしゃれ(連続した動きの中でちょっとゆるんでまたスピードアップ)
という違いが、
これがねー、聞くと明らかに違うんだけれど、物理的に何が違うかというと、とても微妙。
隣で紫游さんが「えーもー何が違うかわからへん」と叫んでいました。私も同感です~
ゆるむ最後の音の長さだけの違いではないんですね、たぶん。ラス前の音符の長さとか、あるいは最後いくつかの音符の強弱とか、総合的に効いている気がします。まぁ、結局はセンスの問題!?
…と、いってしまうとミもフタもないので…
まずは、違いを聴く耳を持つこと、聴きながらいろいろ試してみることですね。何についてもいえることですけど。
そしてこの問題点のほかにも、「乗客のたとえ」は何度も先生の説明に出てきました。
つまり、乗客をどこへ連れて行き、どう感じさせるのかというのがね。やっぱり、いきあたりばったりとか、単調とかじゃダメで。音楽は「繰り返し」というのがよくありますが、同じ音の形が一回、二回、そして三回出てきたとしても、それを聴く乗客の心持ちは等しくはない。当然、弾き方も(そして受け止め方も)違ってくるはず、ということです。
あるいは、シーンチェンジのところ。どう「案内」「演出」するか…
シンプルな曲でも、考えることはいくらでもあるんですね。たいてい、考えるゆとりも、考える材料も、乏しいんだけど(^^;; 公開レッスンで、今「まな板の上」に乗っている人が、あれこれ悩んで、改善していく姿を見るのは、イメージがふくらむ楽しい瞬間です。ふふふ。また行きたいなぁ。
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