アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

モーツァルトを人前で弾く

2014年05月06日 | ピアノ
大人になってピアノを再開してから…
ずっと、人前でモーツァルトを弾くことは避けて通ってきた。

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音階弾けないし(笑)
仮に、キレイに、キズなく、弾けたところで(←反実仮想)
聞いてるほうにとっては、そこがスタートラインで…だから何?? みたいなコスパの悪さ。

けど、ピアノを始めたころの(アラフォーの)私と、
今の(アラフィフの)私は、気がついてみたら、なんか違う。

まず、キレイに弾けない私、恥ずかしい、みたいのがなくなったし(ツラの皮の厚さ、当者比180%)
今弾けないと思うならいつ弾けるんだよ、弾ける未来はもう来ない。ってな諦念と、

それから、大きなポイントがもうひとつ。

誰でも知ってる曲を、アマチュアが大いに傷有りの演奏をしたときに、
それでも伝わるそれぞれの魅力ってのがある。

というのがわかったということね。これは、数々のピアノサークルイベントに参加してきた成果です。

それで、最近は、特段、奇をてらった選曲をするでもなく、
弾きたいときに弾きたいものを弾けはええやん、
という方向に落ち着きつつあります。

というわけで、昨日の「ピアノと戯れるの会@雑司ケ谷音楽堂」ではモツソナK.V.533第二楽章(←録音リンク)を弾いたわけなんですけど(前置き長っ)。

とてもおしゃれなこじんまりしたホールなんです♪ピアノもこじんまりしたとても弾きやすいスタインウェイ。

響きを楽しんで気分よく弾けました(^^)

聞き参加のこまたろう母さんもほめてくれました。こまたろう母さんは、(アマチュア)ピアノの演奏のあり方というものにめちゃくちゃ詳しいですし、私の演奏ももう何度も聞いてますし、いいことも悪いこともズバッと指摘しますし(^^;; まぁ私にとっては非常に頼りになって怖くもある、一番近い批評家ってんですか、そんな感じなんですけど。

昨日の演奏は「呼吸している音楽」で「左手がいままでよりずっとうまくなった」つまり、右手がちゃかちゃか動いているけど左が実はメロディーってなときに、左手の音がただ並んでるんじゃなくてフレーズになってる。和音の変化もちゃんと感じて弾いてる。「いつももっとなんにも考えないで弾いてるのに!!」別人みたい、というワケである。

ほかの方にも、「なぜこの曲なのか!?」「まったくノーマークだったけどいい曲だと思った」などの反応をいただきました。

それですっかり気をよくして、家に帰って録音を聞いてみますと、
すんごいつっかえつっかえして弾きなおししてる演奏でした(苦笑)

あれれ。

確かに、緊張して手がこわばって思うように動かない分、ふだんつっかえないところをあれこれつっかえた記憶はあったけど、ここまでヒドいとは思わなかった(-_-;;

でも、昨日、生で演奏を聞いていたとんぼさんがいうには「アンダンテさん、すごくよかったです! びっくりして聴いてました。」だそうで、ま、ともかく、ふだんの私の演奏よりはよかった…部分があったらしい。

演奏が済んでコメントももらってから、こまたろう母さんには言ったんだけど、今回の曲は一回レッスンしてもらってるんですね。メントリでお世話になったおゆきさんのところへ持っていったら「えー5/5が本番!? もうちょっと早く持ってきてくれればいいのに…(そのとき既に4/26)」と文句をいわれつつ、「じゃー応急処置だけ」といろいろ実践的なアドバイスをもらったのでした。楽譜にある、おゆきさんの書き込みをこまたろう母さんに見せると、

「なーんだ、そうだったのね」(←種明かしされた、という調子)

ということで、おそらく、こまたろう母さん、とんぼさん、おゆきさんはみんな私の演奏上の同じ欠点が気になっていて、今回、その点に関して多少の改善があった、ということのようです。

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コメント (2)
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