アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

バージョンアップ版ビバルディへ

2014年05月22日 | バイオリン
ピアノの初心者用の曲なら、技量に合わせて素敵な曲(ピアノオリジナルの)がいくらでもあるけど…

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バイオリンって案外、弾きたい&弾ける曲を探すのに苦労します。編曲モノはぜんぜん萌えなくて、だってショパンのノクターンなんて弾きたきゃピアノで弾くよ。。とか思っちゃうでしょう。それと、ピアノしか弾かないような人は知らない、たぶんバイオリンの教育者だった人あたりが、「弾きやすくて、演奏効果の高い」曲をあれこれ作ってくれてますが、これがどれもこれもピンとこないんです。ザイツさんとか。

贅沢ものでしょうか(←間違いなくそのとおり)

この、音楽的贅沢に慣れた我侭な私のお眼鏡にかなう曲というと、どうしても、バッハ、ビバルディ、モーツァルトあたりの超有名どころ大天才の作品になってしまうのですよね(こほん)。

え、ベートーベンやブラームスなどは入らないのか、って。

彼ら、私がどんなに無理しても弾けないような曲ばかり作りやがるんです。まったく失礼しちゃうわ。

というわけで、こんどの日曜日は、サロンの弦楽クラス発表会でビバルディを弾きます。

調和の霊感Konzert op.3, Nr. 11 in d-moll für 2 Violinen
2楽章・3楽章

この、三楽章は前にやっぱり人前で弾いたのですが、ちょっと無理目が過ぎたので、反省して出直しです。パートナーは、いつでも鉄板のきーちゃんさんです。きーちゃんさんは、ご自分のソロ曲のほうでかなり苦戦しているようですが、この曲は問題ありませんから、私のほうさえ改善すれば、見違えるはずですよ。

前に弾いたのも、半年くらい前で、そんな昔ってわけではないんですが、今回弾いてみるとかなり違う感触がありました。お正月休みに、バッハのパル3と格闘したのが効いて、

移弦、ポジ移動がらみの16分音符ラッシュ

のアウェイ度合いがだいぶ軽減されたんです。

テンポも、カタツムリレベルから亀レベルに進化し、安定感も増したと思います。「強弱をつけよう」「ここはぜひビブラートをかけよう」なんてプチぜいたくにも気が回るようになってきました。

こうなるとがぜん、おもしろいです。

先週金曜日は伴奏なしでレッスンがありましたが、今週月曜日は伴奏者との合わせでした。最初、30分と聞いていたので、サラーッと合わせてちょい修正して合わせて終わりかな~と軽く考えていましたがとんでもない。中川先生からみっちり修正入りながら、レッスンでした。そんでようやくゴールにたどり着くと、「じゃ、五分休憩して最初から合わせましょう(^^)」ぇぇえ

中川先生も、当初は「前よりずっとよくなった」と単純に喜んでくれてたみたいなんだけど、だんだん贅沢になってきて、そこの音程が合ってないとかタイミングが合ってないとか、どんどん「気になりポイント」が増えちゃうみたいで、終わりは一生来ないんですねぇ。

(「あたしんち」のお母さんも、ひとたび味噌を30円高いやつに変えちゃうと、人は安いほうに戻れないものだって、みかんに説教してました。)

まぁでも、最初に合わせたときはとにかく必死に楽譜かじりつきで弾いちゃったけど、だんだんどこがどう合ってるのか聞けるようになって、そうするとやっぱり楽しいです。アンサンブルにしてよかった。

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コメント (1)
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