アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

時代が私についてきた(一汁一菜)

2017年06月02日 | 生活
数日前だかMixiニュースで見かけて少しぐぐってみたのだが…

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今、「一汁一菜」が(ささやかな?)ブームだとか。土井善晴さんが書いた「一汁一菜でよいという提案」(*)がその発端だそうだけど、まぁ料理研究家さんが言うから流行るので、私が言ってもどこにも流行らないけど、うちでは何年も前から「一汁一菜スタイル」が献立のキホンである。

…時代が私についてきた(笑)

もっとも、「一汁一菜」というのの解釈というか実践は人それぞれで、なんかback to 粗食みたいな派もあればダイエット? 目的の人もいればあれこれ混ざってるみたいだけど、我が家でいう「一汁一菜」はこんな感じ(これは昨日のごはん):



おかずは、鶏のゆずこしょう焼き(キャベツも)
汁は、根菜(じゃがいも、人参、ごぼう、長ネギ)とにらと豆腐の味噌汁。(あれ? 豆腐が写ってない)

根菜は生協さんが洗って切ってパックにしてくれたありがたいしろもので、
鶏は生協さんがゆずこしょうの味付けに漬けたものを冷凍してくれたこれまたありがたいしろもので、

要するにキャベツとにらをザク切りにするだけの簡単夕食。根菜を煮るのはそれなりに時間かかるんですが、ふいちゃわないようにだけ気を付けていればピアノ弾けます。作業時間はほんのちょびっとです。

「一汁三菜」というのもみなさんご存知ですね…いや私も知ってはいますよ。作らないだけで。

実は、実際に作る「一汁一菜」を頭の中で展開して「一汁三菜」になるギリギリの線を狙っています(もはや無意識的に)。

にらと長ネギの味噌汁。
根菜の煮物。
冷奴。

たとえばですが汁の材料を分解して作ったとすればなんとか一汁三菜になります。

まぁ正直なところ、冷奴で食べるほどの量の豆腐は入ってないんで、いや、豆はもっと摂るべきでしょ!! と思う人は
冷蔵庫から自主的に納豆を足して食べます。

納豆、めかぶ、海苔、漬物などの追加は自主性に任されています。足す場合は一汁1.5菜といえるか…

入っている材料が仮に同じだったとしたら、一汁一菜のほうが圧倒的に配膳・後片付けが簡単です(^^)

それと、いろいろ入った味噌汁とかいろいろ入った炒め物とか、いくつもの材料をいっぺんに使う料理のほうが(簡単に作っても)おいしいと思うんだよね。野菜単品の小鉢で料亭に出してもおかしくない味に仕上げるとかもっと難しいでしょ? 具だくさん根菜味噌汁なんて誰がどう作ったっておいしいし、「あぁ残ってるからこれも入れちゃえ」とか材料調整も自由自在です。

だから別に一汁三菜にこだわることはぜんぜんないと思うんですよね。
ただ、作るのは一汁一菜だったとしても、材料チョイスのときに肉/魚系を1、野菜系を2つまり仮想一汁三菜で考えるとわかりやすいと思います。

おべんと詰めるときもそんな感じよね(「一汁」はないけど)。

家族の勝手でしょ!」という本を、捨てるかどうか迷って電車の中で読んでたら結局おもしろくて捨てないことにしたんだけど(笑)、
これを読んでると、いかに「一汁三菜」の呪縛というのが働いているかよくわかります。

これって、家庭の食卓を毎日一週間連続で記録するというハードな調査をひたすら重ねた日本のリアル食卓が赤裸々にわかるものなんだけど、そういう調査してると、インタビューやアンケートで語られる(実際に作るものとは別の)理想形というものと、調査初日あたりの気張った形といものと、疲れてそんなことやってらんなくなって出てくるリアルな形というものがわかっちゃうんです。

たとえば、初日夕食は「さんまの塩焼き」「ポテトサラダ」「ソーセージ入り炒り卵」「豆腐と玉ねぎの味噌汁」「ごはん」だったものが、
最終日夕食は「おでん」「ごはん」「麦茶」になっているとか。

理想の形は「一汁三菜」であるらしいことが見て取れる(もちろんいろんな変形はあり)けれど、それが数日で崩れて一週間はぜんぜん持たない。

極端な場合「鶏肉ソテー1」「鶏肉ソテー2」(注:この二つは味付けが異なる)「キャベツの千切り」「キャベツの味噌汁」で本人コメントが「おかず3品+汁物で、品数をちゃんとそろえた」であったりする(鶏肉とキャベツしかないよ!!)。

それに、きばった初日の「一汁三菜」(その後すぐ崩れる)にはちょっと特徴があるようで、肉・魚系が2皿、野菜系が1皿であって、その逆ではないことが多いらしい。それと、野菜は「サラダ」が多いんですねなぜか。煮物やお浸しではなく。想像するに、煮物などの野菜「料理」的なものは大概、ふだんから身についてないとハードルが高いんでしょう。気持ちはわかる(^^;;

だったら、メインに入れ込んでいっしょに炒めるとか焼くとか、あるいは汁物にざくざく放り込むとか。そのほうがスキルいらずでおいしくなって、(サラダとかより)野菜いっぱい食べられますからねー。

やる気もスキルも時間もほんのちょっとしかない人は一汁一菜で考えるほうがおいしくてバランスのとれた食生活を作りやすいと思います。


(*)…土井さんの提案は、手抜きとか奇をてらったとかではなく非常にまじめな提案で、
「もちろん、野菜の泥を洗い、食べやすく切って、火を入れる。これは手間ではなく基本的な当たり前の調理。ここはていねいにする。でも、それ以上に手をかける必要がないのが一汁一菜です。」(「「一汁一菜でよいという提案」 土井善晴さんがたどりついた、毎日の料理をラクにする方法」)
洗って切ってミックスした野菜を買っちゃえなんていってるのではありません。でも、無理をしないこと、素材を生かしていつも飽きないおいしさ、そのあたりはぶっちゃけ(ぶっちゃけすぎだが)私の考えと同じですね(^-^)



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コメント (2)
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