アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

「もしかして、半音階弾けないの?」と言われたとき

2022年02月03日 | ピアノ
さて、ショパン/バラード第三番を一日2ページずつ譜読みしておりますが、佳境に入ってまいりました。

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ここらへんを弾いていてふと思い出したのですが、

ヤマハ教室で年イチの「大曲の季節」としてこの曲を練習していたとき、先生に
「もしかして、半音階弾けないの?」
といわれたんです(^^;;

もしかしても何も、このころ既にヤマハでピアノを習い始めて数年経っていたので、先生は私が何ができて何ができないということについてはたくさん経験を積んでいたはずなんですけど、それでも、
先生が自分の経験を通して理解している難易度のかたちと、私の現実の状況がひどく乖離していたもので、
ときどき意外に思うことがあったようです。

この曲が当時の私にとって難しすぎる曲であることは当然として、その中でもまぁまぁに弾ける部分と、めっちゃぎこちない部分というのがあるわけですが、
なぜか半音階がまともに弾けない。。
ということが際立って聞こえたのでしょうね。

半音階なんて先生にとっては自動で弾けるようなシンプルな音形なのでしょうけど(たぶんハノンとかでも練習するんだよね?)
私の場合、パターンとか、基礎とか、そういうのをぜんぜん身につけていなくて、
でも「音符として書かれた音をいっこずつ拾って並べる」は案外スムーズにできていたために、
そこまで基礎のない人には見えなかった、ということだと思います。

その後、十数年が経って、結局私はハノンとかツェルニーとかやらなかったけれども、
要するに「パターンとか、基礎とか、」というのはいろんな曲に出てくるんですから、
好きな曲からただ弾いてるだけでも、まぁそのうち慣れてはきますよね、「基礎」が身につくのがゆっくりなだけで。

半音階も、当時に比べたらスムーズに弾けるようになった…と思うんですけど…
結局、「速く弾けるようになる」というようなメカニカルな部分はそんなに劇的な進歩なく、
それよりは「いくつもの音が一度に出てくるときの把握」が格段に早くなったと思います。



たとえば、青枠の部分とか、「半音ずつ上がっていくんやな」というのはそれはもちろん当時だってわかったでしょうけど、指がスッとそのように当たるというわけにはいかなくて、いっこいっこの処理だからたいへんだったと思うのですが、今はさすがにあまり考えないでもできます。

赤枠の部分とか、「同じ和音のままずれてくだけやな」というのが…まぁたぶん当時も頭でわかっていたとは思うのですが、実際に弾く(指をそこにもっていく)となるといっこいっこ考えないとできなかったと思うのね。こういうのはだいぶスムーズになりました。

…というか、よく当時こんな曲を弾こうとしたなぁ…

と、感心するやら呆れるやら、ですが、そういうチャレンジ精神があったから開けた部分もあった、はず、たぶん。
チャレンジ精神ありすぎて雑になった部分、効率が悪かった部分というのもあったんだろうなと思う。

そういうもろもろ含めて、自分の趣味、好みというものかなと。

---- 今日の録音
ショパン/バラード三番9~10ページ(譜読み5日目、観賞非対応)

---- 今日の小物

レッドキング登場

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