アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

六月はチャイコフスキーの舟歌

2019年04月03日 | ピアノ
チャイコフスキーの四季、これはいろいろな思い出(いいことも悪いことも)がある曲集で、悪いことといえば、

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高校生のとき、突然ピアノを弾くことを思い立って、ある先生のレッスンにいったら
「それ、ピアノ弾いてるつもり?」
で、のっけからけっつまづいた強烈な思い出(^^;; そのとき弾いたのは一月「炉端で」と四月「松雪草」でしたが、だからもう何十年も経つけどまだそれは弾く気にならない

六月「舟歌」と
十一月「トロイカ」は、
イロモノオフ「ラテン&乗り物」で弾きました。これについては、特に嫌な思い出があるわけじゃなくて、楽しかったんだけれど、まぁピアノ自体が(今よりもっとずっと)下手だったからね。

この会で、私がピアノを弾いている間、舞台上のプロジェクターでは曲にちなんだ映像が映されていました。前もって、演奏時間をかなり細かく聞かれたので何だろうと思ったのですが、この映像を準備するためだったんですね。私は、ちゃんと実測ベースで(つまり、録音をとって)きっちり時間をお知らせしたのですが、結局本番では予定と違うテンポで弾き始めてしまって、映像の切り替わり(船→トロイカ)とか、映像の終了が演奏とずれてしまったのはちょっと残念。舟歌の中間部がぐっちゃになってるのは仕様(実力)です

録音を聞くと、やっぱりちょっとせわしない感じなんですよね→チャイコフスキー四季より「舟歌」「トロイカ」(2014イロモノオフ)

まだ、おゆき先生にも習ってなくて、めるちゃんもいなかったとき。
私にとってこの区切りは、紀元前/紀元後くらいな感じです。

5年経ったところでもういっぺん弾いてみたいなと、それでまぁこの曲、いうたら六月の曲なんで(まぁ六月以外に弾いても、クリスマス曲を夏に弾くほど違和感ないが)、六月にどこかで弾けないかな? ということで

くさぴあさんに教えてもらった、すばらしいホール、そのわりにリーズナブルなお値段で気軽に参加できる会に申し込みました。

なので今後の計画は
五月: ショパン エチュードop25-1、グラナドス スペイン舞曲集より「サルダーナ」
六月: チャイコフスキー 子供のためのアルバムより「朝の祈り」、チャイコフスキー 四季より六月「舟歌」
九月: ブラームス バラード第一番、第二番
十月(?): フォーレ ノクターン第六番
となりました。

ちょっと試しに弾いてみたら、やはり前に弾いてみただけあって…とりあえず弾くとこまではそんなにかからないと思う。

チャイコフスキー 子供のためのアルバムより「朝の祈り」
も、前に弾いた曲の掘り起こしで(でもそういえばレッスンを受けたことはないと思う)、
かつさん企画のピアノWeb発表会と兼用できるという寸法です。

トロイカも今年のシーズン到来したら弾き直ししようかな。
それで、来年あたりトラウマ「上書き」克服の(笑)炉端に行くとか。

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エイプリルフールのホラ選曲

2019年04月02日 | ピアノ
あんまり、4月1日だからって嘘を言ったり書いたりしたことはないんですが…

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昨日はたまたま思い立って
「フランクはピアノの側も弾こうかな」とつぶやいてみました(Mixiで)。

ヘタレなので(嘘をつきなれてないので)、ちゃんとすぐ、自己フォローで
「(注: 4/1)」
というコメントをつけておいたのですが(^^;;

フランクのバイオリンソナタは、とても好きな曲であります。
これまで、二楽章と四楽章はフルートで吹いたことがあって(←そこそこいい感じで)、
一楽章をバイオリンで弾こうとしています(←無謀チャレンジ)。

これまで、私が主催する「ばんたの(素人が伴奏を楽しむ会)」では
中川先生バイオリンにより、
四楽章全部コンプリートされています(くさぴあさんとスケルツオさんで二つずつ)。

そしたら当然の成り行きというか、じゃあ私も伴奏してみたいな、って話になります。
なにしろ、難しすぎる伴奏といえば、ブラームスのバイオリンソナタ第一番第一楽章なんてのもやったことあります。
あれは激ムズでしたし、当日まぁ大事故起こしたとはいえ(爆)
十分楽しめましたしね。

難しすぎるからやめとこう、って発想にはあんまりならないんで…
だって、一生のうちでやっぱりやりたいことなのであれば、
先延ばししていいことないですからね。
これからの人生、今が一番若いんだからまずは挑戦してみる主義です。

だから…

ちょっとページめくってみたんですよ。先日の練習会で聞いた(ピアニカとアンサンブルしていた)四楽章。

数ページ試しに弾いてみただけですぐわかりました。

「これは、違う」

聞いた感じ、四楽章はわりとわかりやすい曲ですが、
ピアノで弾くとなるとこれが、「(指が)届くわけなかろ」ってな感じの連続で、
もちろんずらして弾いたりいろいろすればいいんでしょうけど、
広いわ、飛ぶわ、速いわ、
なんというかこの難しさがね…

まったく、そそられない。

ブラームスのときは、「わー難しい。弾いてみたい」って感じだったのが、
「この難しさは(一生)いらん」

反田恭平さんいうところの、ラフマニノフ筋(*)みたいのをもっと鍛えないといけないのかもしれません。そゆ予定ないし(**)。

二楽章は四楽章よりさらに破壊的に難しそうですし、
三楽章はそこだけ弾いてもサマになりにくいし。
まぁもしワンチャンあるとすれば一楽章でしょうか。

で、フランク、ないな、と結論出たところでちょうど4月1日が巡ってきたので、エイプリルフールのつぶやきとなったのでした。


(*) 連続オクターブをずばばば…と弾けるような筋肉。
(**) それにしても、スケルツオさんもくさぴあさんもすごいです。

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歌のコンサートで伴奏の名人芸を見る

2019年04月01日 | ピアノ
昨日はJG同期でメゾソプラノ歌手のYさんが出るコンサートへ。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←こんな盤石な伴奏をしてみたいものだ

春や恋にちなんだ小品たくさん、10人の方が代わる代わる歌います。
その中で格段に若いのはYさんともう一人(注: 若いといってもYさんはもちろん私と同い年ですけどね)で、
あとはなんというか…大御所。

声楽は自分の体が楽器なので、相当な年齢になってきますと、声のコントロールが難しくなってきます。
特にソプラノの場合、狙った音程が出ないのをすごく幅広いビブラートでカバーするような歌い方をすることが多いようなのですが、
その度合いが強すぎてほとんど何の音程を意図して出しているのかわからない状態になると聞くほうもなかなかつらい。

そういう方が数人いらっしゃいました。その場合、声を出す「都合」というのがあるのでタイミングや声量のほうも狙ったとおりに出るとも限りません。

つまり、私ら初心者バイオリンの伴奏をしてもらうって話とは違い、プロの音楽家ではあるので元々音楽についてはよくわかってはいるのですが、演奏をするにあたって、なかなか思いどおりにはならないもどかしさ、都合ってのがあるところは結局同じなのです。

そしてそれを支えるピアノ伴奏が…!!

コンサート丸ごと、一人の伴奏者さんが、ヘンデル、山田耕筰、滝廉太郎、R.シュトラウス、ロッシーニ、シューベルト、レスピーギetc. 幅広い作曲家の曲を全部伴奏したのですが、これがものすごい名人芸だったんです。

奏でられる音楽自体、とても上質な、おしゃれで行き届いた表現をする方なのですが、歌のほうの流れ、あるいは少々のアラも含めて、しっかり支えつつ決して出しゃばらない、完璧なタイミング合わせと、ベーゼンドルファー全開で弾いていますが緻密なボリュームコントロールが見事。

どうしてこんなことができるんだろー、とガン見していて気付いたのですが、
ペダル使いがまた素晴らしいのですね。
当たり前ですが、ペダル踏みすぎていたら個々の音の微妙なコントロールも効きませんので、
絶妙に「ちょうど」を踏んでいくのです。
(そういや、おゆき先生にも、Megumi先生にも、「ペダル深く踏みすぎ」とダメ出しされている私。)

という具合に、歌がイマイチなときは伴奏の名人芸をガン見して、十分楽しいコンサートでしたが、

Yさんが二度目に出てきたときの
歌劇「アルジェのイタリア女」(ロッシーニ)より「惨い運命よ」
は圧巻でした。表情豊かな歌いっぷりに目が釘付けになり、歌い終わった瞬間は客席の興奮がひとつになった感じで拍手喝采。伴奏の人も喜んでいる様子でした。

いや~すごいな。

この組み合わせの(Yさんの歌+この伴奏者さん)のコンサートを聞けないものかな(^^;;


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