アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ルバートの根拠@めるちゃん会

2019年04月27日 | ピアノ
今日は、artomr先生レッスン(フォーレノクターン六番)からのレクチャーコンサート(フォーレノクターン六番)でした。

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レッスン曲をレクチャーコンサートしてもらえるっていいよね。なかなかない機会(オーダーメイド!!)

もったいつけたりしないでサクサクテンポどおり進むのを推奨することが多いartomr先生ですが、この曲については、ここはルバートがほしい…というところをいくつも書き込んでいきます。

それにはそれぞれ理由(理屈)があるそうで
たとえば3小節目の3拍目とかは

「倚音の跳躍解決」なのでルバートしたい、と。

この三拍目ってⅤ7(ごどせぶん)つまり「ラドミソ」の和音になるところ、最初「ファ」という和音外の音になってる(倚音(いおん))。それが和音の中にある「ラ」に解決するのね。倚音は、解決する先の音のすぐ上であることが多いんだけど、ここではだいぶ跳んでいる。

ふつうじゃない。

味わいたい。

ってのがルバート(^^;;

というわけであちこち解説してくれた(らしい)んだけどごめんね右から左で(理解力と記憶力よわい)

でもなんとなく理屈抜きでも「そこはルバートっしょ」と思うトコだからいいことにして流す…

しかしレクチャーコンサートは真っ向からフォーレの凝りまくり和声進行に切り込むという企画だった!!

趣旨はこんな:
4月8日記事「溶け合う輪郭線〜フォーレ ノクターン第6番

で、なんで輪郭線がぼやけるのかって話なんだけど、

たとえばベース音をあえてずらすとか


…これはわかる。

「しかけ」を使って遠隔調に自在につながっていく。

…これが、ふだん「調」とかロクに考えない私からすると無茶難しくて(o_o)

変ニ長調の「ごどごど(Ⅴ/Ⅴ7)」と
ニ長調の「Ⅴの根音省略、下方変位、短属9」が同じになるから云々。

まぁ詳しくはよくわからんけど、話の流れだけはナントナク

そしてartomr先生のレクチャーコンサートの特徴として、他の曲、他の作曲家の「このへん」がこれと似ている、というような例を自在に出してはそっちも部分を弾いてくれるところ。

その中でシェーンベルクとかショパンとか出てきたんだけど、それでショパンのマズルカop59-1 …あんまりいい曲なんでリクエストして全曲弾いてもらいました。

先生「いい曲なのにあまり練習会とかで弾かれてないですよね」

曲を聞き終わって私の感想「うん、それはめちゃ難しいのに、たいがいの難曲好きの人の好みと違うからだと思います」…ものすごくいい曲ってのは同意するけどちょっと手ぇ出せないわ…


今日のめるちゃん会は材料の都合で和食。そして昼からワイン

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