カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

オフェーリアの香草(ハーブ)

2016-05-06 00:12:09 | 依頼です、物書きさん。
寂しがり屋な調香師とまともに会話が成立しない天才との絆をテーマにした話

 真の天才というのは凡人には決して理解出来ない思考形態を持ち、故に凡人には理解出来ない論理展開で物事を進めようとする。故に周囲の凡人全てから排斥され、彼等に対して己の言葉を使うことを諦めた彼は、とある調香師の錬成した香りによって己の感情を他人に伝えることを覚え、少なくとも彼等と感覚的な交流を行うことに成功した。
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