カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

リサイクル・プラン

2016-05-09 23:35:33 | 依頼です、物書きさん。
下らないことだけに異常に熱心な画家と廃棄寸前のロボットが一緒に暮らすまでの話

 私は故障箇所のパーツが生産終了品だという理由で廃棄されることになったが、とある画家が私の主人相手に「旧型ロボットのフォルムがいかに美しいか」を力強く小一時間語った後に引き取られ、機械部品をコレションするのが趣味だという画家の友人に修理して貰った。取りあえず画家が死ぬまでは彼の元で働き、その後パーツ分解されて画家の友人のコレクションになることが決まっているが、特に不満はない。
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