カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

第六十三夜・真夜中の目玉焼き

2017-08-30 23:08:24 | 百人一首と色名で百物語
たかあきで『ふけにける』と『鳥の子色』を使って創作してください。

 夜遅くに腹が減ったので冷蔵庫を開けたら、めぼしい食糧が卵しか無かったので目玉焼きを焼くことにした。
 分かる人間には分かって貰えるだろうが完璧な目玉焼きを焼くには細かい手順を守らないといけない。そして焼き色、黄身と白身の固まり具合、塩加減と文句の無い出来の目玉焼きが焼き上がった頃に妻に見付かり、高い卵を勝手に使ったと散々怒られた。
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