残暑の残る真夜中過ぎに眠ってた私が胸部を圧迫されるような重みと籠った熱に耐えかねて目を覚ますと、タオルケットの上に巨大な三毛猫が一匹のしかかるような恰好で寛いでいた。何だ猫かと一瞬安心したが、夏の間冷房を入れっ放しの部屋は完全に締め切ってあり、そもそも私は猫を飼っていない。
残暑の残る真夜中過ぎに眠ってた私が胸部を圧迫されるような重みと籠った熱に耐えかねて目を覚ますと、タオルケットの上に巨大な三毛猫が一匹のしかかるような恰好で寛いでいた。何だ猫かと一瞬安心したが、夏の間冷房を入れっ放しの部屋は完全に締め切ってあり、そもそも私は猫を飼っていない。