カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

秋の創作怪談・啜るもの

2019-09-29 22:53:38 | 旅人の記録

 夏が終わったとはいえ紅葉には早い季節に、紅葉と言うよりは赤茶けて枯れた葉っぱの一群を纏った街路樹を不審に思って目を凝らすと、タイヤ位の太さがある芋虫のような何かが枝にへばりついていた。関わると碌な事にならないと無視したが、やがて街路樹は全て切り倒されて別の木が植えられた。
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旅路その79・真昼の光の下の幸せ

2019-09-29 20:47:21 | 旅人の記録
たかあきは冬の宗教都市に辿り着きました。名所は古代から続く遊園地、名物は飴菓子だそうです。

 その宗教都市は戒律でアルコールを禁じている為に酒場と言うものが存在しないことになっている。その為か街の灯が消えるのも異様に早い。娯楽には巨大な遊園地があてがわれ、人々は太陽光の下で友達や家族と共に甘い飲み物と菓子を手にしながら遊具と遊具の狭間を歩き回りながら休日を過ごすのだ。
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