あられの日記

カテゴリーは場所優先。鶴岡八幡宮は寺院・仏閣ではなく「鎌倉」に。一部検索し易さ優先で、花カテゴリーに入れてる場合も。

鎌倉へアジサイ見物に

2012年06月18日 05時30分06秒 | アジサイ散歩
梅雨に入り、アジサイの季節がやって来た。今年はどこへいこうかしら?そう言えば、鎌倉にはちょくちょく行ってるのに、長谷界隈のアジサイってもうずいぶん見ていない。ならば!と友人を誘って出かけることに。
でも~…。お天気予報は明日は雨。しかも午後から雨足が強くなるって言っている。
念のためと友人に確認をとった所、「明後日休みだから、雨でも明日がいい」とのこと。
ならばっ!と傘だけでなく、レインコート持参で出かけました。
待ち合わせは小田急線の相模大野駅に9時!
なぜにこんなに早いかと言えば。長谷寺のアジサイ散策路の入場列対策です。長谷寺のアジサイはこの所とみに人気がありまして、シーズンともなれば1時間待ちは当たり前なんだって。
嫌だっ!!雨降りの中、1時間も待ってられるかっ!!
となれば、出来る限り到着を早くする他ありません。
小田急線で藤沢駅へ。江の電に乗り換えて極楽寺駅へ。到着時刻は既に10時を回ってます。
んで、極楽寺駅に到着する頃には遂に空から雨粒が落ちて来ました。天気予報は9時頃から降り出すとのことだったので大当たりでございます。
まずは極楽寺駅の名前にもなってる極楽寺へ。

風情あるお寺です。でも極楽寺は境内撮影禁止なのです。
う~む。残念無念。鎌倉のお寺にポツポツ撮影禁止のお寺ってあるのよね。これって、以前迷惑を欠けたカメラ小僧がいたのだろうね。撮影はかまわないが、境内の撮影に一脚・三脚の使用を禁ずるって場所もあるので、カメラ愛好者は注意して下さい。守らないと、そのうち拝観禁止ってことになるやもしれん…。お寺毎にルールが違うこともあるので、入山前に確認するようにして下さい。
さて、極楽寺です。画像がないので文章で説明。茅葺きの山門をくぐると石畳の参道が。参道の両側は桜並木ですので、春にもいいやもしれん。
本堂は木製。社務所も昭和の雰囲気のある木造2階建てで風情あります。決して大きなお寺ではありませんが、お庭には様々な花が植えられていて、四季折々楽しめるようになってます。
忍性さんのお墓は、極楽寺の背後にあります。こちらは年1度。4月の鎌倉祭に併せて<花祭り>公開されてます。今年こそっ!と狙ってたのですが、ダンナがつき合ってくれずに見送ってしまいました~。ま~な~、鎌倉は観光地だから観光客が多いものな。人ごみが嫌なのは納得よ。
極楽寺:鎌倉時代慈善事業を多く行い尊敬を集めていた忍性を開山とし、執権北条義時の子・重時が出家してその邸に極楽浄土の姿を現そうとして大寺建立を思い立ち、正元元年(1259)に造営を始めた。
弘長元年(1261)に重時は亡くなったが重時の子、長時・業時が金堂・講堂・塔などの伽藍、49支院を持つ大寺院として完成させた。
施楽院・悲田院・療病舎などの建物が並び、日夜多数の病者を収容し貧しい者には無料で加療・施薬をしていた。
勢力的な活動をした忍性はさらに土木建築も起こし各地に橋を189ケ所、路は71ケ所も作った。
鎌倉有数の大寺として隆盛を保ったが度重なる災害と火事のため現在は本堂となっている吉祥院のみが残る。
宗派:真言律宗
創建:正元元年(1259)
開基:北条重時
開山:忍性上人
本尊:釈迦如来
ちなみに、北条重時とは、鎌倉中期の武将で、三代執権北条泰時の三男です。お墓は極楽寺にあります。忍性の墓の隣にあるので、もしかしたら忍性の墓公開時に拝見出来るかもしれません。(未確認)
極楽洞
極楽寺のそばにある江の電のトンネルです。説明板発見。
「極楽洞は、「江の電」の愛称で親しまれている江の島電鉄が所有する煉瓦造りの抗門で、右手の桜橋から見ることが出来ます。アーチの頂部に2カ所の要石を備えたデザインは、全国的にも珍しいもので、今なお建設当時の原型をとどめています。
江の電は極楽洞を走り抜ける景観は、古都鎌倉に近代の息吹を伝えた電気鉄道の歴史を偲ばせます。
建設年:明治40年(1907)
設計者:土井治男」だそうで。
携帯電話ではこれで精一杯。煉瓦造りのトンネルが現役なことに驚きました。
極楽洞から徒歩で約2分。成就院に到着です。

上の画像ではよく分かりませんが、画像左奥が極楽寺坂になります。この坂は別名極楽寺の切り通しといって、鎌倉七口の切り通しでもあります。かつて、鎌倉を攻めた新田義貞軍が、ここから鎌倉へ入ろうとして激戦を繰り広げた場所です。
鎌倉側から見た極楽坂切り通し
ちなみに、新田義貞が鎌倉攻めをやった当時、極楽坂の道は、成就院と同じ高さにあったそうです。今は掘り下げて道幅を広げてしまったので、激戦当時を思い浮かべるのは最早無理!
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コメント
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