アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

季節外れの暑さの川を

2000-12-19 | よく読まれている記事(レター&雑文以外で)

 最高気温29、9度(9日)。31、1度(10日)。

  季節外れの暑さ(真夏日)が続く10月の四万十川を、カヤックで下りました。

(10月10日までの真夏日は9日間。最多記録)

江川崎スタート~勝間ゴール。漕行約20キロ。1日コース+半日コース。

 

 各地の川や湖を漕いでいるゲストのベテランカヤッカーのご指名は、ダガー(メーカー)ザイディゴ(艇名)。

「ザイディゴさーん。ご指名ですよー」。ガイド艇とあわせて、ダガー4人衆の小さな川旅です。

*ザイディゴ・コクピットが大きく沈脱がしやすい・ボトムがフラットで安定性がよい・荷物も積める。

 水量少なく流れの遅い川だけど、長い距離を下る予定なので、

ろくに馴らしもせずに、いきなりスタート。初っ端の瀬に飛び込みました。

 もう20日もまとまった雨がない川は、秋痩せ?流れがとてもスリムになってます。

水の透明度はとても高く、たくさんの魚の姿や、

浅瀬では石に張り付いたボウズハゼの姿もよく見えます。

 パシャパシャ!禁漁間近のアユが水面を跳ねている。円をかくように丸く。

水中に、スッと消えるかのような滑らかな動作で、鵜が潜っていきました。

 秋の川は、風がとまる時間が多い(晴れていても)。岸辺を彩る秋の花も動かない。

水鏡のような水面に、まだ夏のような雲が映っている。雲を割いてカヤックは下ってゆく。

 陽ざしは強く暑いけど、瀬で被る水、手を浸す水が心地イイ。

川原キャンプにきた家族連れの子供たちは、嬌声を上げてバシャバシャと水と戯れてます。

川面の水温24度。1日目は、口屋内沈下橋まで。

 秋の朝の川は、やわらかな光りの中で、穏やかにゆったりと流れています。

「流れの緩さ、昨日の疲れ、フライトの時間を考慮し2日目の今日は5キロの距離にしました。

距離は短いけど景色はよいコースなので、景色も楽しみながらのんびり行きましょう」

 流れがあるところは手をやすめ、トロ場はゆっくりゆっくり漕いでゆく。

ふと目を上げた川岸に、サザンカの白い花が咲きはじめてました。

♪二人咲いても冬の花 春はいつくるさざんかの宿~♪

 

 2日目は、勝間まで。昼前に勝間の沈下橋でゴールです。

季節外れの暑さの秋。3つの沈下橋を通過する小さな川旅でした。

*ツアー画像CDは、10月11日に発送(郵送)しました。お楽しみに~。

 



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