あるBOX(改)

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最近の収穫:「能年玲奈 featuring 天野アキ」

2013年09月07日 | 芸能
買っちゃいました。
NHK連続テレビ小説 あまちゃん 能年玲奈 featuring 天野アキ 完全保存版。

NHK出版から出たソフトカバー本。



内容は
ヒロイン・能年玲奈/天野アキの等身大の素顔と魅力が凝縮されたメモリアルブック。

2012年10月のクランクインから2013年7月の久慈でのロケまでの9か月間、連続テレビ小説「あまちゃん」の収録現場を訪れ、能年玲奈ちゃん演じる瑞々しく、そしてエネルギッシュな国民的ヒロイン・天野アキの魅力を写真と記事が纏められた1冊。

「北三陸編」と「東京編」のフォト、スタジオやロケでのオフショット、
未収録インタビューや、「あまちゃん」50の質問、能年玲奈直筆コメントなど、

「熱いね~」と、
喫茶「アイドル」の甲斐マスター(松尾スズキ)になって言いたくなる一冊です。

ただ、感激してページを捲りながらも
「でも、いつか誰かのお嫁さんになっちゃうんだろうな~」と呟く私もいる。

甲斐マスターと同じセリフだ。
「ともさか」も「雛形」も、お嫁に行ってしまった。
瑞々しい時代の彼女らの一冊は、今も我が家の押入れにあるが

わかっちゃいるけど、やはり寂しい。



甲斐さんのセリフと私の言動の一致ぶりに
連れは「やっぱり松尾スズキと似てるよね~」と笑いながら言う。

いや、あっちは役柄なんですけど。
でも、本物の松尾スズキも言いそうなんだよなぁ~。

そういうセリフを準備するのがクドカンの凄いトコロなのな。
松尾だけじゃない、ドラマ内の大人計画メンバーや渡辺えりが
普段言いそうなセリフを準備するのがクドカンなのな。

そういや、甲斐マスターは水口に
「マスターって、案外キーパーソンですよね。春子さんが
 スカウトされたのもここだし、正宗さんが告白したのもここでしょ?
 このお店がなかったら『潮騒のメモリー』も生まれてないし、
 それどころか、アキちゃんも生まれてないのか・・・・」と言われてましたなぁ。

そのとき、甲斐さんときたら
「ごめん。もっぱらテレビ見てたんで。テレビに夢中で全然聞いてなかった。
 うわ!もったいない」

なんか、視聴者の感想がそのまま甲斐さんに向けられて
でも、ぼんやりと、はぐらかされた感じ。

自分の劇団の主催者だから重要な役割にしてるんじゃないだろう。
松尾スズキの、はかなげで、存在感薄そうで、しかし着実な佇まいが
甲斐さん「そのもの」なんだよな・・・。

そしてドラマは、
アキと父親で東京の日々の幸福を感じ合うシーンへと移るが
「ほっこりしないでよね!勝手に。何?この空気。最終回~?
 冗談じゃないわよ。人生は、まだまだ続くのよっ!」という
春子ママ(キョンキョン)のセリフで引き締められる。

はい、来ました。
「そして人生はつづく」!!



アキは三陸に戻る決意をして
震災地を訪れる。思い出深い人々に会うために。
アッバス・キアロスタミ監督のように。

私も見届けよう。
甲斐さんのように。松尾スズキのような視線で・・・。