あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

メイウェザー、アルバレスを判定で降す

2013年09月15日 | ボクシング
WBA・WBC世界スーパー・ウェルター級王座統一戦12回戦
9月14日(日本時間15日)
米国ネバダ州ラスベガスMGMグランドガーデン・アリーナ

フロイド・メイウェザー(アメリカ)vs サウル・アルバレス(メキシコ)

期待の一戦は、殆ど衰えを見せなかったメイウェザーの実質完勝で終わった。
判定は2-0だったが、「マジョリティ」という言葉が出た時点で会場から驚きの声が上がったほどだった。
※1名はアルバレスの攻勢を採ったって事なんでしょうがね

持ち味のスピードを生かしたメイウェザーが、見切りとカウンターの妙で試合を支配した。
初回から距離を取ってジャブを的確に当てて行き、アルバレスの攻撃は多彩な防御で空転させる。

アルバレスは相手を追って、右ストレートや左フックを狙うが、そこにはメイウェザーはいない状況。

馬力で上回るアルバレスが距離を詰めようとするも、メイウェザーは得意のL字ガードも駆使。
カウンターの右ストレートをヒットされ、若きメキシカンは攻め切れない。

カネロとしたら、構えれば狙い打たれ、打って行けば迎え撃たれるか足で躱される厳しい展開。

ジャブを真ん中から通すメイウェザーは、右も外に叩いてアッパーとストレートをインサイドからヒット。
タフさ+ギリギリで追撃を躱す上手さでピンチには至らないカネロだが、ポイントは失われていく。

アルバレスも強引に出て腕でも肩でも叩きに行ったが、メイウェザーは「それ以上」を殆ど許さなかった。

判定は114-114、116-112、117-111の2-0。
ドローに不満気な表情を見せた36歳のメイウェザーだが、
通算戦績45戦45勝(26KO)と無敗記録をまた伸ばした。

23歳のカネロには期待が掛かったし、私も「今回こそはメイが倒れる姿が見られるかも」と思ったが
いやぁ、メイウェザーはメイウェザーでした。

ただ、メイはもっと狙い撃ちを目論んでた筈だが、それを許さない目の良さはカネロにも感じた。
速くて強い連打は自分を守る事にもなった。

若きアルバレスの将来性を悲観的に捕らえる内容でも無かったと思う。

夜のスポーツニュースで地上波にもハイライトが流れたし、こういう大きなイベント/スーパーカードを組んでいく米国ボクシングには相変わらず頭が下がる。

弾が尽きた感もあるが、また何か考えてくるでしょうな。