あいかわらず、墓参りして本家で飲み食いさせてもらって
ウトウトして・・・の中日
実家に戻ってまたウトウト。寝てばっかりの帰郷。
他にやる事と言えば、やはり本の整理。大半がマンガ本。
「こまわり君がモハメド・アリになるシーンを探すか」と
本棚で『がきデカ』を見つけようとするが、なぜか無い。
以前の帰郷で『超人あ~る』を探して見つからなかったのだが
今回も『がきデカ』が見つからない。
見つかったのは6巻だけ。この辺ではパワーが落ちてるかと思ったが
読んでみたら充分面白かった。
こまわり君のかーちゃんが結構美人だったとか
とーちゃんは一見普通なんだが、やっぱりシレッと妙な言動するオッサンだったり・・・とか
けっこう忘れてた事もあったな。
テンポは今のマンガから見ても遜色ない。
クリスマス回でも、「なんでケーキがないじゃ~!!」と嘆くこまわりに
母「今は不景気だからケーキは製造してないのよ」
父「いいから、ワシといっしょに布団でエロ本でも読もう」
こまわり「クリスマスと関係ないがなっ!!」
父「だがノルウエー直輸入モノだぞ」
こまわり「拡大拡大」(顕微鏡で見る)
このあと、ムシャクシャしたこまわりが、夜の街で犬そして猫に因縁を付け
逆にボコボコにされるシーンは圧巻でありました。
続いては
講談社コミックス『ハートキャッチいずみちゃん』。健康的なお色気マンガ。
『フレッシュ』の後のプリキュアが『ハートキャッチ』と聞いて
「え?ハートキャッチと言えば『いずみちゃん』じゃないの?」と思った往年のマンガ少年は、
私だけじゃありますまい。
そして
星野之宣さんの短編集『はるかなる朝』
最初から出来上がっているSF漫画の天才=星野さん
少年漫画誌に情け容赦ない作品を連発。
(ご本人は分かりやすく描いていらっしゃるつもりだったかも知れませんが)
一番印象深いのは「カルネアデス計画」
パラレルワールドの「もうひとつの地球」が、目前に現れた「地球」を
自分たちが生き残る為に破壊しようとするストーリー。
そこに、我らが地球での海難事件が絡み、自らが助かる為に他者を犠牲にする事へのエゴと苦悩を描く。
タイトルの「カルネアデス」は、古代ギリシアの哲学者カルネアデスの名前から。
「カルネアデスの舟板」という議題を提示した人物である。
一隻の船が難破し、乗組員全員が海に投げ出されたというシチュエーション。
一人の男が壊れた船の板切れに掴まって命を繋いでいたが、
そこへもう一人、同じ板に掴まろうとする者が現れた。
しかし、二人同時に掴まれば小さな板は沈んでしまうと考えた男は、後から来た者を突き飛ばして水死させてしまう。
その後、救助された男は殺人の罪に問われたが、有罪にはならなかったという。
緊急避難の例として、現代の法律にも生きていると言われる寓話だが。
これがSF作品として蘇ったのが「カルネアデス計画」。
ヨット遊びに講じていた若いカップルが、「もうひとつの地球」の接近に伴う荒天で遭難してしまう。
周辺をサメに囲まれた男女。男は傷を負っている。
その血の臭いに興奮して転覆したヨットの周りを旋回するサメ。
恐怖する女の表情がやがて・・・。
そして「もうひとつの地球」
より文明が進んだ彼らが計画したのは、相手の星を核ミサイルで粉みじんに破壊するという
「緊急避難」の攻撃。
それこそが「カルネアデス計画」だった。
計画に参加した男女カップルが、最後の良心として地球から一人の女性を救った。
唯一の生き残りとなったその若い女性「陽子」が見たのは、自分たちとそっくりなパラレルワールドの男女「ヨーコとデン」。
男の顔は、直前に見限った男「電(デン)」と全く同じ。
悲鳴を上げた陽子が発狂し、物語はジ・エンド。
こんな話を週刊少年ジャンプでやりますか。
ものすごい衝撃を受けましたわ。
「自己犠牲の精神」なんて、これっぽっちもねぇ・・・。
ウトウトして・・・の中日
実家に戻ってまたウトウト。寝てばっかりの帰郷。
他にやる事と言えば、やはり本の整理。大半がマンガ本。
「こまわり君がモハメド・アリになるシーンを探すか」と
本棚で『がきデカ』を見つけようとするが、なぜか無い。
以前の帰郷で『超人あ~る』を探して見つからなかったのだが
今回も『がきデカ』が見つからない。
見つかったのは6巻だけ。この辺ではパワーが落ちてるかと思ったが
読んでみたら充分面白かった。
こまわり君のかーちゃんが結構美人だったとか
とーちゃんは一見普通なんだが、やっぱりシレッと妙な言動するオッサンだったり・・・とか
けっこう忘れてた事もあったな。
テンポは今のマンガから見ても遜色ない。
クリスマス回でも、「なんでケーキがないじゃ~!!」と嘆くこまわりに
母「今は不景気だからケーキは製造してないのよ」
父「いいから、ワシといっしょに布団でエロ本でも読もう」
こまわり「クリスマスと関係ないがなっ!!」
父「だがノルウエー直輸入モノだぞ」
こまわり「拡大拡大」(顕微鏡で見る)
このあと、ムシャクシャしたこまわりが、夜の街で犬そして猫に因縁を付け
逆にボコボコにされるシーンは圧巻でありました。
続いては
講談社コミックス『ハートキャッチいずみちゃん』。健康的なお色気マンガ。
『フレッシュ』の後のプリキュアが『ハートキャッチ』と聞いて
「え?ハートキャッチと言えば『いずみちゃん』じゃないの?」と思った往年のマンガ少年は、
私だけじゃありますまい。
そして
星野之宣さんの短編集『はるかなる朝』
最初から出来上がっているSF漫画の天才=星野さん
少年漫画誌に情け容赦ない作品を連発。
(ご本人は分かりやすく描いていらっしゃるつもりだったかも知れませんが)
一番印象深いのは「カルネアデス計画」
パラレルワールドの「もうひとつの地球」が、目前に現れた「地球」を
自分たちが生き残る為に破壊しようとするストーリー。
そこに、我らが地球での海難事件が絡み、自らが助かる為に他者を犠牲にする事へのエゴと苦悩を描く。
タイトルの「カルネアデス」は、古代ギリシアの哲学者カルネアデスの名前から。
「カルネアデスの舟板」という議題を提示した人物である。
一隻の船が難破し、乗組員全員が海に投げ出されたというシチュエーション。
一人の男が壊れた船の板切れに掴まって命を繋いでいたが、
そこへもう一人、同じ板に掴まろうとする者が現れた。
しかし、二人同時に掴まれば小さな板は沈んでしまうと考えた男は、後から来た者を突き飛ばして水死させてしまう。
その後、救助された男は殺人の罪に問われたが、有罪にはならなかったという。
緊急避難の例として、現代の法律にも生きていると言われる寓話だが。
これがSF作品として蘇ったのが「カルネアデス計画」。
ヨット遊びに講じていた若いカップルが、「もうひとつの地球」の接近に伴う荒天で遭難してしまう。
周辺をサメに囲まれた男女。男は傷を負っている。
その血の臭いに興奮して転覆したヨットの周りを旋回するサメ。
恐怖する女の表情がやがて・・・。
そして「もうひとつの地球」
より文明が進んだ彼らが計画したのは、相手の星を核ミサイルで粉みじんに破壊するという
「緊急避難」の攻撃。
それこそが「カルネアデス計画」だった。
計画に参加した男女カップルが、最後の良心として地球から一人の女性を救った。
唯一の生き残りとなったその若い女性「陽子」が見たのは、自分たちとそっくりなパラレルワールドの男女「ヨーコとデン」。
男の顔は、直前に見限った男「電(デン)」と全く同じ。
悲鳴を上げた陽子が発狂し、物語はジ・エンド。
こんな話を週刊少年ジャンプでやりますか。
ものすごい衝撃を受けましたわ。
「自己犠牲の精神」なんて、これっぽっちもねぇ・・・。