なんでしょうね、
伊福部マーチを耳にした時の高揚感。
ウルトラの世界を中心とした円谷特撮展の入り口で「フリーゲート・マーチ」が
聞こえた時、すっかり盛り上がっちゃったんですよねぇ。
以前「伊右衛門特茶のCM曲が伊福部マーチに聴こえる」と記事をあげたら
コメント下さる人がいらっしゃいましたが
やはり、我々の耳には「伊福部マーチ」が染みついているんですよね。
その時、改めて検索しましたらCM作曲者のコメントがあり、
やはり伊福部先生への尊敬を持って伊福部マーチを研究して、そのような楽曲が
出来あがった事が分かりました。
https://www.facebook.com/ifukube100/posts/583371778421286
ただの真似では無く、根底にリスペクトがあるからこそ、私の耳に違和感なく入って
きたのでしょう。
作曲家 中川俊郎さん。
伊福部先生の著作本で勉強され、伊福部先生にもお会いになった事があるそうです。
伊福部先生への敬意を真っすぐ語っておられます。
伊右衛門特茶のCM曲も「宇宙大戦争マーチのイメージで」と
実質、明確なオーダーがあったそうです。

鬼のようなオーダーです。
そういや、クラシック音楽に造詣が深かった故・黒沢明監督も、音楽家に
「マーラーのこの曲のようなイメージで」とオーダー出してたそうです。
映画音楽の劇伴で、これはキツイ。
「だったら、その曲をそのまま使って下さいよ」と作曲家さんは泣きが入ってた
そうです。
実際、武満徹さんなんて、そうした苦悩の結果出来上がった曲を勝手に弄られかけ、
「だったら私の名前を外して下さい」と言って降りてしまったそうです。
若き伊福部さんが映画音楽デビューとなった「銀嶺の果て」。
悲しい場面で勇壮な曲を使おうとする若き監督に「それは違うのでは?」と
言い放ち「監督に対しなんて事を!」と取巻きから説教されたそうです。
*私は、それもアリだと思いますが・・・
その時、こっそり「あなた、頑張りなさい」と声掛けしてくれたのが
志村喬さんだった・・・なんて話も残っているとか。
そして、伊福部さんと同郷で友人だった作曲家の早坂文雄さんは、柔軟な人柄と
作曲で黒沢映画の音楽を度々担当。
黒沢天皇が不機嫌な時は奥様が「会いに行ってあげて下さい」と早坂さんに電話
してきて、実際に会いに行ったら黒沢さんが一気に笑顔になって、現場のピリピリ
ムードが解消してしまった
・・・なんて話もあります。
ああ、そんな皆さんも故人になられたんですよねぇ・・・。
しかし
伊福部先生直々の弟子の方々も活躍されています。
中川俊郎さんも伊福部マーチへのオマージュとも言える見事なCM曲を作られました。
伊福部先生の血は日本音楽界に途絶えずに流れているのだと感じた次第です。
伊福部マーチを耳にした時の高揚感。
ウルトラの世界を中心とした円谷特撮展の入り口で「フリーゲート・マーチ」が
聞こえた時、すっかり盛り上がっちゃったんですよねぇ。
以前「伊右衛門特茶のCM曲が伊福部マーチに聴こえる」と記事をあげたら
コメント下さる人がいらっしゃいましたが
やはり、我々の耳には「伊福部マーチ」が染みついているんですよね。
その時、改めて検索しましたらCM作曲者のコメントがあり、
やはり伊福部先生への尊敬を持って伊福部マーチを研究して、そのような楽曲が
出来あがった事が分かりました。
https://www.facebook.com/ifukube100/posts/583371778421286
ただの真似では無く、根底にリスペクトがあるからこそ、私の耳に違和感なく入って
きたのでしょう。
作曲家 中川俊郎さん。
伊福部先生の著作本で勉強され、伊福部先生にもお会いになった事があるそうです。
伊福部先生への敬意を真っすぐ語っておられます。
伊右衛門特茶のCM曲も「宇宙大戦争マーチのイメージで」と
実質、明確なオーダーがあったそうです。

鬼のようなオーダーです。
そういや、クラシック音楽に造詣が深かった故・黒沢明監督も、音楽家に
「マーラーのこの曲のようなイメージで」とオーダー出してたそうです。
映画音楽の劇伴で、これはキツイ。
「だったら、その曲をそのまま使って下さいよ」と作曲家さんは泣きが入ってた
そうです。
実際、武満徹さんなんて、そうした苦悩の結果出来上がった曲を勝手に弄られかけ、
「だったら私の名前を外して下さい」と言って降りてしまったそうです。
若き伊福部さんが映画音楽デビューとなった「銀嶺の果て」。
悲しい場面で勇壮な曲を使おうとする若き監督に「それは違うのでは?」と
言い放ち「監督に対しなんて事を!」と取巻きから説教されたそうです。
*私は、それもアリだと思いますが・・・
その時、こっそり「あなた、頑張りなさい」と声掛けしてくれたのが
志村喬さんだった・・・なんて話も残っているとか。
そして、伊福部さんと同郷で友人だった作曲家の早坂文雄さんは、柔軟な人柄と
作曲で黒沢映画の音楽を度々担当。
黒沢天皇が不機嫌な時は奥様が「会いに行ってあげて下さい」と早坂さんに電話
してきて、実際に会いに行ったら黒沢さんが一気に笑顔になって、現場のピリピリ
ムードが解消してしまった
・・・なんて話もあります。
ああ、そんな皆さんも故人になられたんですよねぇ・・・。
しかし
伊福部先生直々の弟子の方々も活躍されています。
中川俊郎さんも伊福部マーチへのオマージュとも言える見事なCM曲を作られました。
伊福部先生の血は日本音楽界に途絶えずに流れているのだと感じた次第です。