マルティネスvs長谷川と同じリングで行われた、
プロボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦は
王者の山中慎介(31才/帝拳)が同級3位シュテファーヌ・ジャモエ(24才/ベルギー)を
9回TKOで下し、6度目の防衛に成功した。
第1R開始直後、踏み込みが過ぎて空振り後に大きくバランスを崩した山中。
「地元関西の試合とあって気が入り過ぎてるのか?」と少し心配になったが、
相変わらず表情は冷静。
ジャブの突き合いからジャモエのボディーに左ストレートを打ち込み、挑戦者は思わず後退。
第2R
それでも勇敢に前に出てくるジャモエだったが、山中は電光石火の左ストレートを顔面にヒット!
挑戦者はロープ際でダウン!立ち上がったが主導権は一気に王者へ。
4回終了時点の公開採点も、3人のジャッジ全員が40―35と大きくリード。
相手の驚異的な頑張りに遭いながらも、コンスタントに「ゴッド・レフト」をヒットする。
粘るジャモエが捨てバチ気味で振ってくるパンチを単発で浴びるシーンもあり、
相手の執拗な前進を少し持て余したのか、何度も右手を伸ばして押さえて減点されたが、
それでもペースは譲らず。時折りヒットする右も痛そうなパンチだ。
第7Rには、さすがもジャモエにもダメージの蓄積が見え始め、公開採点でも大差がついた。
8回には左ボディーストレートで挑戦者は弾き飛ばされるようにダウン。
立ち上がったジャモエだったが、顔面への左ストレートを浴びて2度のダウン。
そして第9R、左ボディーストレートが突き刺さる!衝撃が背中を突き抜けたようにダウンする挑戦者!
即座にレフェリーが試合を止めたが、まだ戦意を見せていたジャモエの根性も素晴らしかった。
それでいながら試合後は男らしく山中を称え、リング上で共に記者撮影に応じるんだから
サバサバした良いヤツだねぇ。
これで世界王座5連続KO防衛の山中。
狙い過ぎの反省も述べたが、海外進出への夢も語った。
シンプルなボクシングだが、シンプルゆえの強さがあるんですよね。
だいぶ前の話だが、日本のバンタムに島袋忠司というワンツーパンチャーがいましてな
オーソドックスの右ストレートに武器が集約されてたので、敵の応援団から
「相手は右だけだぞー!」と言われたりしてたのだが、それでも右で倒してたんだよね。
あの高橋直人も初戦で勝ったものの、再戦では島袋の右ストレートを浴びて
完璧にKOされてしまった。
まぁ、好調時はリードが伸びて利き腕ストレートの御膳立てする機能を果たす訳だが
結局は徹底的にマークされたパンチで最後は倒すんだから凄いよねぇ。
島袋は好不調の大きさ等あって大成ならなかったが、ポーカーフェイスで試合を
こなす山中は、最終的にはサンデーパンチを炸裂させる強みがある。
ストレート中心のシンプルなボクシングといえば、カルロス・モンソンの名前も浮かぶが
彼はジャバーとして執拗なリードパンチを繰り出し続けましたからね。
山中チャンプにも そういった面が付加されれば面白いな・・・なんて
そんな事を思いました。
強打者の割りに拳を痛めたという話を聞かないし、具志堅さん6連続KO防衛記録に
並ぶ次期防衛戦にも注目です。
プロボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦は
王者の山中慎介(31才/帝拳)が同級3位シュテファーヌ・ジャモエ(24才/ベルギー)を
9回TKOで下し、6度目の防衛に成功した。
第1R開始直後、踏み込みが過ぎて空振り後に大きくバランスを崩した山中。
「地元関西の試合とあって気が入り過ぎてるのか?」と少し心配になったが、
相変わらず表情は冷静。
ジャブの突き合いからジャモエのボディーに左ストレートを打ち込み、挑戦者は思わず後退。
第2R
それでも勇敢に前に出てくるジャモエだったが、山中は電光石火の左ストレートを顔面にヒット!
挑戦者はロープ際でダウン!立ち上がったが主導権は一気に王者へ。
4回終了時点の公開採点も、3人のジャッジ全員が40―35と大きくリード。
相手の驚異的な頑張りに遭いながらも、コンスタントに「ゴッド・レフト」をヒットする。
粘るジャモエが捨てバチ気味で振ってくるパンチを単発で浴びるシーンもあり、
相手の執拗な前進を少し持て余したのか、何度も右手を伸ばして押さえて減点されたが、
それでもペースは譲らず。時折りヒットする右も痛そうなパンチだ。
第7Rには、さすがもジャモエにもダメージの蓄積が見え始め、公開採点でも大差がついた。
8回には左ボディーストレートで挑戦者は弾き飛ばされるようにダウン。
立ち上がったジャモエだったが、顔面への左ストレートを浴びて2度のダウン。
そして第9R、左ボディーストレートが突き刺さる!衝撃が背中を突き抜けたようにダウンする挑戦者!
即座にレフェリーが試合を止めたが、まだ戦意を見せていたジャモエの根性も素晴らしかった。
それでいながら試合後は男らしく山中を称え、リング上で共に記者撮影に応じるんだから
サバサバした良いヤツだねぇ。
これで世界王座5連続KO防衛の山中。
狙い過ぎの反省も述べたが、海外進出への夢も語った。
シンプルなボクシングだが、シンプルゆえの強さがあるんですよね。
だいぶ前の話だが、日本のバンタムに島袋忠司というワンツーパンチャーがいましてな
オーソドックスの右ストレートに武器が集約されてたので、敵の応援団から
「相手は右だけだぞー!」と言われたりしてたのだが、それでも右で倒してたんだよね。
あの高橋直人も初戦で勝ったものの、再戦では島袋の右ストレートを浴びて
完璧にKOされてしまった。
まぁ、好調時はリードが伸びて利き腕ストレートの御膳立てする機能を果たす訳だが
結局は徹底的にマークされたパンチで最後は倒すんだから凄いよねぇ。
島袋は好不調の大きさ等あって大成ならなかったが、ポーカーフェイスで試合を
こなす山中は、最終的にはサンデーパンチを炸裂させる強みがある。
ストレート中心のシンプルなボクシングといえば、カルロス・モンソンの名前も浮かぶが
彼はジャバーとして執拗なリードパンチを繰り出し続けましたからね。
山中チャンプにも そういった面が付加されれば面白いな・・・なんて
そんな事を思いました。
強打者の割りに拳を痛めたという話を聞かないし、具志堅さん6連続KO防衛記録に
並ぶ次期防衛戦にも注目です。