あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ひな祭り(その2)

2016年03月03日 | 英国ロック
「バロン吉元」が終わったら直ぐに水道橋駅に向かい、
我が家へ直行。
※ホントは帰りに一杯やりたかったんですがね・・・

雛祭りの御馳走とビールが待ってたから、手洗いうがいを済ませ
すぐにいただく。



家族は食事を済ませていたが、私の帰りは待っててくれた。
※子供は寝る時間だったけど・・・。

刺身、唐揚げ、煮物、ちらし寿司、ハマグリ汁。



おいしく頂きましたよ。
ビールもグビグビいけましたよ。

そしてお雛様に御挨拶。
今年も我が子をお守りください。



昨年もインフルエンザに罹ったりしたけど
重い症状に陥ることもありませんでした。

今年は予防接種を受けさせますよ。
ヨーグルトも飲ませなきゃな・・・。

「バロン吉元展 脈脈脈」を見に行く(2)

2016年03月03日 | 漫画
~そしてバロン先生の代表作「柔侠伝」。
あがた森魚も角川社長も・・・みんなファンだった「柔侠伝」。

荒俣先生は「昭和の、あの時代が求めた漫画」と絶賛。
少年漫画で育った若者が少年マガジンでさえ物足りなくなり、
そこに現れたのが「週刊アクション」。ザ・青年漫画!



上村一夫、小池一夫&小島剛夕、そしてバロン吉元。
双葉社経理が「返品が無いんです!」「次どれだけ刷れば・・・」と
編集部にやって来て
それを聞いた編集長が「知るか!それはオマエらの仕事だ!」と喜びギレ
したという伝説が残る「週刊アクション」!
・・・というか、バロン先生はそれを目撃してたそうな。
※「人間、余りに嬉しいと怒りに向かうんですなぁ(笑)」ですって!

任侠を説く荒俣先生。
見返りを求めない、男のそんな生き方。
「柔侠伝」にはそれがあった・・・と。

「映画化の話」も出たが、当時の双葉社社長が首を縦に振らなかった
・・・と。バロン先生は「オレが断った訳じゃないんだよ!」と釈明。

「角川映画第一作」の可能性あったらしいが、やはり出版社同士の
壁が厚い時代、実現ならなかったとの事。

横溝原作じゃなく「柔任侠」だったかも知れない・・・と!
これはファンも荒俣さんも大いに驚かされる「告白」でした。



ロサンゼルスに家を買って執筆拠点を移した話、マーベルに持込みに
行った話・・・など実に興味深かった。

手塚先生とも大きな家を購入し漫画家複数名で海外移住・・という話を
されたそうだが、いつの間にか立ち消えになったらしいです。

米国進出は80年代の反日ムードもあって頓挫。
しかし、絵師として進化を続けるバロン先生は、まだ虎視眈々と
海外進出を狙っていると宣言。

これにはファンも拍手!お元気で嬉しい!

「一枚絵」への思いを語るバロン先生。
荒俣先生は「絵に込もる念」を語り、「龍まんじ」の一枚絵を、その
寓意性も含めて絶賛。

あっという間に終了時間になってしまった。
※荒俣先生の口から「マンガとTPPの関係」まで出たのには驚いたが。
 著作権強化で漫画・アニメの2次創作同人誌活動にも制限が掛かりかねない
 とか・・・。
 荒俣氏は「ファンジンは将来の作家が育つ大切な土壌」と熱弁。
 一応そういう評価で「海賊版取り締まり強化の対象外」とされる見通し
 らしいが予断は許されないようだな。

もっと長い時間のトークショーも別の機会で設けて欲しいなぁ。
色々聞きたかったよ。「戦争とバロン先生」・・・とか。

終了後は椅子が片付けられ、巡回観覧が可能となった会場内。
失礼ながら広くはない会場だけに、まだまだ余韻で熱気ムンムンだ。



トークの途中からスマホで撮影する人が表れ、主催側も先生方も
気に留める雰囲気じゃなかったので私も撮影。
※動画撮影と録音は禁止だったから、それは皆で守ってたと思います。

観覧中も皆さん作品をパシャパシャ撮影。
「えっ?イイの?」と思ったが、これまた容認されてる感じなので
私も撮ってしまいました。



漫画の生原稿。
「柔侠伝」・・・やっぱり私にとってバロン先生は、この絵柄だなぁ。

戦記物として印象深い「黒い鷲」の原画は無かった。
これはちょっぴり残念。



これは、アート色が豊かな「絵画」。
※荒俣先生は「絵画、芸術、漫画・・・すべてバロン吉元!」と
 カテゴライズは不要と喝破されておりましたが。



こちらはパンフにもあった「耽美絵」。
ゲイの方も大喜びしそうな美麗さで御座います。

もっと長く見たかったがタイム・オーバー。
まだ会期は残ってるし、再度行ってもイイかも。

イベントもあるので、興味ある方は是非ドウゾ!



【バロン吉元の脈脈脈「第9回展覧会企画公募」】

会期:2016年2月27日(土)~3月27日(日) 
※2月29日、3月7日、14日、22日は休館

時間:11:00~19:00
会場:トーキョーワンダーサイト本郷 スペースB
住所:東京都文京区本郷2-4-16
入場料:無料
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団
   トーキョーワンダーサイト



◆トーク・イベント
「バロンの解剖学会」(聞き手:エ☆ミリー吉元)

3月5日(土)19:30~20:30
都築響一(編集者/写真家)×バロン吉元

3月13日(日)16:00~17:30
山下裕二(美術評論家/明治学院大学教授)×バロン吉元

3月20日(日)19:30~20:30
山田参助(漫画家)×バロン吉元

3月5日、20日の15時~18時30分にはバロン先生の公開制作あり。
芸術家志望の方は、この日を狙うのもテかも!

「バロン吉元展 脈脈脈」を見に行く(1)

2016年03月03日 | 漫画
2月には高田明美さんの個展「Angelic MomentⅡ」に行ったが
それに続いて美麗な絵をお描きになる凄い人の個展に行って参り
ましたよ。

以前紹介した漫画家で画家でもありバロン吉元先生の個展。
2月27日から3月27日まで東京・トーキョーワンダーサイト本郷で
行われているのだ。



タイトルは「バロン吉元の脈脈脈」。

トークショーも数回あり、3/3は荒俣宏先生が登場するって事で
「こりゃ行かなきゃ!」と事前予約して出向いたワケですよ。
※おかげで「ひな祭りなのに!」と家族からは非難轟々・・・



イベントプロデュースはバロン先生の実娘でアーティストの
エ☆ミリー吉元さん。
2年ほど前に倉庫でバロン吉元作品を数百点発見。そこから企画の
構想が始まったとの事。

同個展の主旨は、1959年のマンガ家デビューからのキャリアを辿る
ものだが、画家としても「龍まんじ」の雅号を持つバロン先生だけに
そちらの絵画も展示・・・という事で二重に楽しみが増した。

3月3日のトークイベントは「あの」荒俣先生(作家/博物学者)ゆえ
早々に定員終了。



開始時間前に余裕を持って会場入り。
入口脇には花が飾ってあった。
その贈り主は、なんと少女漫画家の里中満智子先生!!

ドア前でお迎えしてくれるのは、「柔侠伝」の茜ちゃん?



入口にも素敵な女性が。
受付してくれてる体での展示か。

場内にいらっしゃる女性のスタッフさんに名前を告げて入場。
※スタッフさんはバインダーで名前をチェック。



さすがにゲスト人気もあり、ほぼ席は埋まっていた。

時間前にエ☆ミリーさんら入場。
少し後にバロン先生、荒俣先生が登場。

まず会場に関して
「新しい芸術家に機会を与える場」と聞いた荒俣先生がワンダーサイトに
「バロン吉元のキャリアは・・・」と説明すると、
「いや、若いエ☆ミリーさんの」と主旨を告げられたそうな。

金髪に染めた若いアーティスト=エ☆ミリーさんも主役なのだ。
女子美術大学を卒業し、自身も作品を発表しているという彼女が、父の
数多い作品をどういうプロデュースするか、そのセンスが展示されてるとも
いえるという訳だ。

そのエ☆ミリーさんによると、「バロン吉元の描いて描いて描きまくる」って
イベント名も考えたそうだが、今も本人は描き続けてる事から「脈脈脈」に
決めたそうで。
「でも、いま浦谷直樹先生がちょうどそのタイトルで個展を開いておいでで、
いや~危なかったです」と告白。
なんというか、可愛い人です。



まずバロン先生のデビュー話から始まる。
荒俣先生の蔵書「街(劇画本)」に研究生の入選作としてデビュー作が
載っている。絵柄が全く違うが当時受けてる人を真似たそうな。

その本は客席に回された。
ジックリ眺めて次の人へ渡すファンたち。
辰巳ヨシヒロ、桜井昌一、佐藤まさあき・・・執筆陣も凄い。

新人賞はダブル受賞。
なんと「みやわき(宮脇)心太郎」さんと同時受賞だ!

「彼はこの頃から絵が上手かったねぇ~」と語るバロン先生。
荒俣先生も大いにうなずく。
※漫画家志望だった荒俣先生は地元の漫画少年の集まりで
 みやわき先生と一緒だったんだそうな!!

バロン先生は今日もウエスタンなファッション(定番!)。
「西部劇への憧れ」と仰るとおり、絵もアメリカン・コミック的に転換。
※というか、もともとアメコミ系の絵柄だったから「戻った」というべきか

大藪晴彦原作でハードボイルド調の劇画も執筆。
そして「賭博師たち」へ。



外へ出て現場に接し「人間を描く事」に目覚めたバロン先生。
色々な人物を登場させ、個々の魅力を伝え始めたとの事。

「たとえ罪を犯した者だろうと、目の前にいるのは愛すべき魅力ある人物
なんですよ」と熱く語るバロン先生。

バロン先生の「創作者として」「人間として」の真髄を感じさせる言葉!
この金言を聞けただけでも来た甲斐があったと云うものです!!

(続く)

ひな祭り

2016年03月03日 | 生活
ひな祭りなのに予定を入れてしまい
「ひどーい!」と非難轟々となった3/3。

早目に帰る事を約束し、先に御土産を買って置いた。



名店の桜餅。
豆大福好きの連れには塩豆大福を買い、ご機嫌を伺う。

私が悪いんです。
なーんにも考えずに予定を入れてしまったんだから。

※あとで怒りの顔文字メール貰って
「ヤバイ!!」と気付いたくらいだから・・・

サイモン・カークによると...

2016年03月03日 | 英国ロック
ブラインド・フェイスの前座で巨大なマジソン・
スクエア・ガーデンのステージに立ったFREEは

クラプトンとウィンウッド、ベイカーらが組んだ
スーパー・グループを待つ観客の異様な雰囲気と
観客の(ヤジを含めた)大歓声で全く機能しなく
なったモニターシステムのため制御不能に陥り
※セットリストも頭から抜け



ドラムとベース、ヴォーカルとギターが同時に全く
違う曲を演奏するという事態に及んだという。

しかも当人たちも観客も殆ど気付かない有様。

この異様な雰囲気には主役のブラインド・フェイスも
悩まされた。
ベイカーのドラムソロで折れたスティックを拾おうと
ステージに上がったファンと、制止に入った警備との
間で乱闘が発生。
会場は暴動寸前に陥る始末・・・。

ちなみにFREEはステージ裏の通路から楽屋に避難中。
通路に座っていたファンから「ブラインド・フェイス
より良かったよ」と声を掛けられたという。

バラバラな前代未聞の演奏を披露した後だというのに。

ちなみに
ロジャースとコゾフは「ウォーク・イン・マイ・シャドウ」
カークとフレイザーは「アイム・ア・ムーバー」を演奏
していたんだそうな。



※ブリティッシュ・ブルース・ロックの雄、
 「フリーの軌道」からの引用で御座います。

渡辺宙明卆寿記念コンサートVol.2を前に

2016年03月03日 | アニメ・特撮
ウォークマンのプレイリストで今回の演奏予定曲を作成。
通勤時に聴きながら予習する日々。

さすがに ここ1~2日は金属恵比須も聴いていない。
宙明先生コンサートの為に金属恵比須断ち・・・。

いっそ右耳で宙明ソング、左耳で金属恵比須を聴きたい。

でもそんな事したら、ブラインド・フェイスの前座でマジソン
スクエア・ガーデンのステージに立ち、異様な雰囲気とロクに
モニターも聞こえないPAの前で緊張しまくり、4名中2人が別の
曲を演奏していた新人時代のFREEみたいじゃないか!



・・・なんて事は70年代ロックのネタとして別の機会に
語ればイイ。
とにかく、今回は宙明先生の話題だ。

キカイダーの曲で当時の「テレビ映画」主題歌のリズム
セクションの凄さを知り、ホーンの切れを知り、ギター
カッティングと延々ソロを弾いてるが如きプレイに触れ。

ショックを受けた事が昨日のように甦る。
※実際、最近になってサントラ聴いて感激したのです。

それがオーケストラ・セットで再現されるのだ。
何度も言うが、当時の特撮を敬愛する気持ちと同時に
音楽的な興味も奮い立たされる公演でもあるのだ。

Vol.3のチケットも予約が開始され、私は既に押さえました。
その券もVol.2の会場にて現金払いでGET出来る。

Vol.2公演は3/5。もうすぐだ!
成田賢さん、伴大介さんの参加も発表されている。

これは必見、必聴ですぞ!

実家にあった「Polo Club」

2016年03月03日 | 生活
JxJxTVで盛り上がったPOLOネタ。

ポロ・ラルフローレンに便乗した「ポロ」が世界中に広がり
それを探求しようという企画だったが、スチャダラパー好きの
我が連れ合いは「これはGET UP AND DANCEだ!」と喜びながら
言い放った。

そして、それから数ヶ月。
我が実家でも「Polo Club」を発見。

その映像がコレです。



室外機の脇でボロボロになった(元)履物。
サンダルなのか?スニーカーなのか?

そもそも、ポロクラブ(Polo Club)とは
1971年に老舗アパレル店の上野衣料がスタートした日本の
ファッション・ブランドで。

“ポロ・ラルフローレンのパチモノ”と揶揄されながらも、1990年代
後半には関連商品の売上高300億円を達成する程になった一大ブランド。



それがウチにもありました。
原型は留めてないけど。

それが如何にもPolo Clubらしい。
それが如何にも我が実家らしい。

そんな、Polo Clubとの邂逅で御座いました。

実家でも買えたヤッホーブルーイング「僕ビール、君ビール。」

2016年03月03日 | 英国ロック
ヤッホーブルーイングとローソンにより共同開発された、通称
「かえるビール」こと「僕ビール、君ビール。」が、
「よなよなエール」や「インドの青鬼」とともに定番商品として
ローソン店頭に並んでる。

これが、実家付近のローソンでも売っていた。
なぜか帰郷すると飲む量が増えるワタクシ、つまみと一緒につい買って
しまった。



価格は288円(税込)。クラフトビールだからサッパリとした喉ごしが
味わえる。

新鮮な若い果実のような香りと、ホップによるキリッとした苦みが特徴。
エール物と合わせて飲めば目先が変わって楽しいこと請け合い。

都内でも当然売っているから、また「よなよな」と一緒に買いたいもんです。

実家で再会:テラコッタ像「ガボラ」

2016年03月03日 | アニメ・特撮
実家の陶器棚に昔の我が作品がありましたよ。
小学生時代「テラコッタ大会」で表彰された「ウルトラ怪獣像」。

そもそもテラコッタ (terra cotta) とはイタリア語だそうで。
「焼いた (cotta)」「土 (terra)」に由来する言葉との事。
陶器などに使われる素焼きの焼き物を表すらしいんですな。



「ウルトラマン」のガボラです。
身長:50メートル 体重:2万5千トン
能力:顔のまわりにある6枚のヒレを閉じて顔面を守り、ウラン235を
求めて地中を掘り進む。皮膚は鋼鉄の5倍の硬度を持つとの事。



ヒレが印象深い、個性的な怪獣です。
だから作りたくなったんですな、少年時代の私は。

ねって作り上げたガボラ。このヒレを再現したかったのよ。
※今から見ると再現出来てないけど。顔も豚みたいだし。

他の子の物と一緒に窯に入れて焼くんだけど、積み上げる時に
「こんな突起のある物は焼き上がった時に折れてるかもなぁ」なんて
言われたもんです。

だから
焼き上がった私のガボラが無事だった時の感激は今でも忘れられません。



「よくぞ無事に焼き上がってきてくれた!」・・・と。

私がウルトラシリーズの登場人物だったら、
当初もっと囃し立てられてバカにされ、涙を流しながら「見てろよ」と
握りこぶしを固めて、終いにや出来上がったガボラに命を宿らせ、出身
小学校周辺を焼け野原にするパターンですよ。

そんでウルトラマンに退治されて「ごめんなさい」と涙を流す展開ですよ。

・・・ダメじゃん。
せっかくのガボラ。大事にしなきゃいけませんね。

渡せない実家コレクション「内田善美コミックス」

2016年03月03日 | 漫画
「これは誰にも渡せない」というコレクションもあります。

内田 善美(うちだ よしみ)さんのコミック本。
内田さん自身が「元漫画家」と呼ばれ、すべての単行本が絶版状態と
なっているため、いずれも希少本と言えるからだ。

内田さんに関しては、美大出身という事もあって、とにかく上手い。
美麗な絵を描く人なのだ。

繊細な細い線、細密な画、詩的な台詞。
まさに芸術のような漫画を描く人でした。

ぶ〜けコミックス豪華版「草迷宮・草空間」、「星の時計のLiddell」を
発表し、絶筆。



その後、すべての単行本が絶版状態となる。
作者本人が増刷や復刻に許可を出していないとも言われているが
詳細は分からない。

これだけの作品が・・・と残念な気がしてならない。
※「草迷宮・草空間」、「Liddell」も持っているが、本当に芸術的ですよ

画像にあげた3冊も、表紙絵だけで凄みが伝わると思う。

残念ながら背表紙は日焼けしてしまったが、好きな本ほど「いつでも手に
取れるように」と本棚の手前に置いてしまい、その結果日光の直撃を浴び
色あせてしまうのだから皮肉なモノです。

「草迷宮・草空間」と「Liddell」は別の意味で奥に仕舞ってあるので
その点は大丈夫だが・・・。