あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

最近聴いてるCD:テンプテーションズ「The Ultimate Collection」

2016年03月28日 | CD紹介(洋盤)
2015年10月25日に行われた串田アキラさんの「SOUL,R&Bライブ」。
http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/c9ac8a4df62e68a36799f96d3d3a32af

上記リンクにあげた通り、実に素晴らしいイベントだったのですが
その中で数多くカヴァーされてたのが、ザ・テンプテーションズ。

そりゃ「マイガール」とかは超有名曲だから知ってましたし
「モータウン・クラッシックス」みたいなアルバムは聴いてるし、
「スタックス」もソコソコ聴いてるから、ある程度の曲は予想して
たけど・・・・。



その中で披露された「ゲット・レディ」のカッコよさには完全に
ノックアウトされてしまったのですよ!

ポップチャートで29位、R&Bチャートで1位を獲得した強烈曲
「ゲット・レディ」。
※R・ストーンズの「ビッチ」元ネタ曲とも言われてます。

テンプスの裏声に対し、串田さんはパワフルに歌い、ギターの
米川英之さん(元CCB)は見事な刻みで疾走感を演出していた。
※勿論リズムセクションも良い仕事されてましたよ!

「こりゃテンプテーションズもちゃんと聴かなきゃ!」と思い
ながら数ヶ月。(苦笑)
やっとベスト盤を聴く機会がありました。

まぁ、それ以前が「モータウンのすべて」的なアルバムで、各
ミュージシャンの代表作1~2曲を集めたコンピレーション物
程度しか聴いてなかったので、ベストを聴くだけでも進歩です。
※開き直るなよ・・・



「Ultimate Collection」ザ・テンプテーションズ
テンプテーションズの名曲を1枚のCDに詰め込んだアルバム。

全盛期のナンバーワン・ヒット2曲が収録されてないという
話だが、それでも魅力的なベスト盤という事で意気込んで
聴いてみました。

<Personnel>
Otis Williams - vocals
Melvin Franklin - vocals
David Ruffin - vocals tracks 1-12, 21
Eddie Kendricks - vocals tracks 1-16, 21
Paul Williams - vocals tracks 1-16, 21
Dennis Edwards - vocals tracks 13-18
Richard Street - vocals tracks 17-19
Damon Harris - vocals tracks 17-18
Ali-Ollie Woodson - vocals tracks 19-20
Ron Tyson - vocals tracks 19-20
Theo Peoples - vocals track 20
The Andantes - vocals track 3
The Funk Brothers - instruments tracks 1-17



<収録曲>
01.The Way You Do the Things You Do
02.My Girl
03.It's Growing
04.Since I Lost My Baby
05.Don't Look Back
06.Get Ready
07.Ain't Too Proud to Beg
08.(I Know) I'm Losing You
09.All I Need
10.You're My Everything
11.Angel Doll
12.I Wish It Would Rain
13.Cloud Nine
14.I Can't Get Next to You
15.Ball of Confusion
16.Just My Imagination (Running Away with Me)
17.Papa Was a Rollin' Stone"
18.Shakey Ground
19.Treat Her Like a Lady
20.Error of Our Ways
21.My Girl

・・・いやぁ、6~8曲目なんて堪りません。
そもそもビートが素晴らしいし。

「Ain't Too Proud to Beg」もストーンズのカバーにだって
パワーで劣らない。

「(I Know) I'm Losing You」もロッド・スチュワートが
アルバム「エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー」
(1971年)でカヴァーしてるし、フェイセズのライヴでも
取り上げていたけど、元の歌唱も相当エネルギッシュだ。

・・・というか、テンプスも曲によって裏声じゃないのな。
甘い歌声だけじゃないのな。

甘い声も素敵ですけど、しゃがれ声でパンチ利かせた歌も最高。
※そういう曲では「歌い回しをジョー・コッカーが参考に
 したのでは?」なんて歌唱が炸裂しております。

こりゃモータウンでトップクラスと言われますわ。
さすが稼ぎ頭ですわ。



さらに、ロッド版「I'm Losing You」は、ソロアルバムの
演奏陣もロン・ウッド(Gtr. b)イアン・マクレガン(Org)、
ミック・ウォーラー(Dr)と、元ジェフ・ベック・グループや
フェイセズ参加組という強力なメンバーなのだが、テンプスの
演奏陣もパワフルな上にボンゴなどパーカッションを盛り込み
聴き手をワクワクさせてくれるのだ。

ボンゴの使い方でいえば「I Can't Get Next to You」(全米1位)も
グイグイうねるリズムセクションに見事に絡み付き、ストーンズの
「悪魔を憐れむ歌」ばりの効果を感じさせてくれる。
※60年代後半からは、時代の流れに乗ろうとファンキーな要素も
 聴かせ、そのうえで「枚数を売る」のだから大したものです。



ローリング・ストーンズもね
キューバ公演で話題を集めて、そこでニュー・アルバム発売を
アナウンスしてるけど。

もう一回「エイント・トゥー・プラウド・トゥ・ベッグ」や
「ハーレム・シャッフル」みたいなカヴァー演って欲しいなぁ。

高梨康治氏、「CureMetalNite 2016」開催へ

2016年03月28日 | 邦楽
2014年から恒例となっている「CureMetalNite」。
2016年ライブの日程が決定した。

タイトルに「The Last」と銘打った、最高で最後のキュアメタルナイト、
昨年以上の”何か“が起こる一夜の予感・・・なんて煽りセリフあり。

・・・エェェェェェッッ!?!?
これで最後なの?

ちなみに
高梨康治(たかなし やすはる)氏とは   
東京都出身の作曲・編曲家で。

ロックを音楽的原点とし、ハードロック(メタル)とシンフォニックを
融合した重厚かつ華麗なサウンドを得意とする音楽家。

『フレッシュプリキュア!』(2009年)で『プリキュア』シリーズを
初担当して以来、シリーズに連続して名を連ねた。

以降、『ハートキャッチプリキュア!』(2010年)、
『スイートプリキュア♪』(2011年)、『スマイルプリキュア!』(2012)と
特色を増していき、そのサウンドは「キュアメタル」の愛称でファンに
親しまれるようになった。

代表作は、格闘技『PRIDE』テーマ曲(2000年)、
『NARUTO-疾風伝』(2007年~)、
『FAIRY TAIL』(2009~)、
『美少女戦士セーラームーンCrystal』(2014~)など。


※画像は2015年のもの

「キュアメタルナイト」では、ハードロックバンド形式で自らの曲を
演奏するパフォーマンスでファンを魅了。

開催された2回とも私は見に行ったが、
コージー・パウエルの魂を受け継いだかの如き「キル・ザ・キング」な
バスドラやドラムソロ、
男気溢れる太鼓、時に激しく時に泣き叫ぶギター、見た目から格好良い
ベース、繊細なパートもギターとのユニゾンもコナすヴァイオリン、
ゆるいトーク、途中から一気に目立ちに掛かるキーボード(音色も最高!)
・・・など

ハードロック・ファンには堪らん要素満載なのだ!

もちろんアニメ・ファン、プリキュア・ファンはダブルで楽しい。

・・・そんな【高梨康治 -CureMetalNite 2016- The Last】

出演:高梨康治(Keyboard)、藤澤健至(Guitar)、茂戸藤浩司(Taiko)、
   満園庄太郎(Bass)、Remi&ますだみき(Chorus)、他

日時: 2016年8月27日(土) 
    OPEN 17:15 / START 18:00

会場: 新宿ReNY

料金: 前売 ¥6,400(税込)/1ドリンク別
   (全席自由 整理番号順入場)

最速先行受付:チケットぴあ 
 http://w.pia.jp/t/curemetalnite/ ※先行予約特典有

受付期間:3月26日(土)12:00~4月10日(日)23:59

一般発売日:2016年5月28日(土)
問い合わせ: オデッセー

~私は先行予約に申込みました。早い段階でアクセスしたから
大丈夫だと思うけど、外れませんように!

漫画家の小山田いく氏、亡くなる

2016年03月28日 | 漫画
「すくらっぷ・ブック」などの作品で知られる漫画家の小山田いく氏が
亡くなっていた。

実弟にあたる漫画家の田上喜久(たがみよしひさ)氏がTwitterで公表、
死を悼んでいる。

享年59。
ちば拓さんが亡くなったばかりだというのに、50才代の漫画家さんの
逝去が続き、気が滅入ってしまいますよ・・・。


出身地・長野県小諸市を舞台にした「すくらっぷ・ブック」が代表作の
小山田先生。



ほのぼのした絵で、ちょっと甘酸っぱいエピソードが語られる漫画は
当時の人気作だった。

読んでて少し気恥ずかしくなる漫画、でも露骨に貶す事も出来ない。
そんな漫画だった。

みんな感じた事があるが、思い起こすと照れくさい・・・そんな
エピソードの数々。描けそうで描けけない。

大抵、作家自身が気恥ずかしく身悶えてネームが進まない筈だ。
そういう漫画を堂々と描き続けた小山田先生は、ある意味で
大きな人だったんだろうと感じる。

晩年は「横溝作品のコミカライズ」もなさっていたという。
意外とも思えるが、絵柄も弟さんの「たがみよしひさ」先生に
近付いていた気もする。
※「軽井沢シンドローム」で知られる弟先生。きっと幼い頃から
 絵を見せ合って描いてただろうから、お互い無意識に似るんで
 しょうね。



「星のローカス」「ウッド・ノート」「ぶるう・ピーター」・・・。
甘酸っぱかったり、ときに暗かったり、思春期前後の漫画。

おおっぴらには言ってなかったけど実は好きでした。
単行本も持ってました。
実家に帰れば今も本棚にあると思います。
※次回帰郷したら読む事になるなぁ・・・。

小山田いく先生の御冥福を御祈り申し上げます。