あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ジョー・ウォルシュとバッド・カンパニー、共同ツアーへ

2016年03月18日 | 洋楽
70年代ロックの重要なメンツが手を組んだ!

ジョー・ウルッシュとバッド・カンパニーが、今年5月から北米で
共同ツアーを行なうと発表したのだ。



ツアー名は「One Hell Of A Night」。
ウォルシュのバンドとバドカンでジョイントコンサートというか
「ダブルヘッドライナー」って事でしょうね。

バドカンは以前、ドゥービー・ブラザースともジョイントツアーを
行なっており、その時もトム・ジョンストン達とリスペクトしあう
コメントを発していた。

ともに黒人音楽の影響を受けた者同士、通じ合う物があるのは明白。
今回も同様のエール交換が行われている。



バッド・カンパニーのポール・ロジャース(Vo.)は
「僕はずっと、彼と一緒になにかできないかって思っていたんだ」
「30年経ってようやくツアーをやることになった」
「ジョー・ウォルシュは唯一無二だ」
「彼はユニークな人物で物凄く才能があるシンガー、ソングライター、
ミュージシャンだ」とコメント。

一方ウォルシュは「僕は、ポールはもちろん、バッド・カンパニーを
とてもリスペクトしている。僕らは凄く気が合うんだ。ポールと僕は
オーディエンスの皆にとって、そして僕らにとっても忘れられない、
素晴らしい音楽の一夜にしようって同意した」と話している。



・・・なんか、湿っぽい話題が多かった当ブログですが。
久々に前向きになれそうです。

それ以前に、ポールさんに何かあったら私はどうなるのでしょう。
寝込んでしまうんじゃないでしょうか。

だからこそ、こういうニュースは嬉しいです。
ジョー・ウォルシュはイーグルスにHRテイストを持ち込んだ人物、
「ホテル・カリフォルニア」収録の「ビクティム・オブ・ラブ」には
ポール・ロジャース楽曲の香りがした事もあり、今回アンコールで
共演なんてあったら最高だと思います。

※イーグルス以前に在籍した「ジェイムズ・ギャング」なんて最高の
LIVE演奏を披露するアメリカン・ハードロック・バンドでしたから!



ウォルシュ曲でロジャースがヴォーカル取ったり、ロジャース曲で
ウォルシュがギターを弾いたり・・・と「色んなお楽しみ」がありそう。

「One Hell Of A Night」ツアーは5月12日に米ダラスで始まり、
7月3日まで25公演が開かれる予定で、各地での大歓迎が予想される。

成功を期待してます。

P.S.
なお、同ツアーには2010年のバッド・カンパニー来日公演にも帯同した、
スティーブ・ロジャースも参加。
父であるポール・ロジャースが、またしても親バカぶりを発揮してる模様。

まぁ、父親似の良い声してるけどね。
来日時には、ちょっとエキゾチックな音階使ったりしてたし、そういう
アコースティック・スタイルを、どう消化しているか注目だ。

リッチー・ブラックモア、HR活動の継続を示唆

2016年03月18日 | 洋楽
HR復帰を表明したリッチー・ブラックモアが、この夏に行なうフェス公演に
ついてコメント。

リッチーはオランダ・メディアのインタビューで「セットリストは約70%が
レインボーの曲になる。『Stargazer』は演る。みんなが聴きたいと思って
いる曲だろうから。約30%がディープ・パープルだ。よく知られている曲を
ピックアップするつもりだ」と、嬉しい発言をしてくれている。

「ロニー・ジェイムス・ディオ時代は、この公演の中核となるだろう。
ジョー・リン・ターナーとグラハム・ボネット時代の曲も演奏する。
パープルは、I・ギラン時代をプレイする。デイヴィッド・カヴァデール
時代の曲もある」



新しいリッチー・ブラックモアズ・レインボーは、ドイツのHRフェス
「Monsters Of Rock」で6月17,18日の2日間と、UKバーミンガムで6月25日に
プレイする予定だ。

現在のところ、公演はその3日しかないが、リッチーは期待が持てる言葉を
続けてくれている。

「我々が楽しみ、オーディエンスからポジティブな反応があったら、以降も
可能性はある」との事だ!

ただし、奥さんとのユニット=ブラックモアズ・ナイトの活動もあり、
「次は多分、2017年になるだろう」と続けたそうな。

リッチーの年齢を考えると、少しでも早くワールド・ツアーをやって欲しい
トコロだし、アコースティック・ユニットならもっと先でも出来るんだから
まずはHR公演を優先させて欲しいけどなぁ・・・。

え?成功して継続すること前提で話している?
そりゃそうでしょう。オーディエンスは大感激。大歓声でレインボーを
迎えることは間違い無いのだから。

グレン・ヒューズはディープ・パープルとの殿堂共演を希望

2016年03月18日 | 英国ロック
ロックの殿堂入りが決まったディープ・パープルに新たな動き?

現状のグループ構想は以下の通り。

【2016年4月8日にNYで開かれるロックの殿堂セレモニー】

殿堂入りする歴代メンバーがアワードを受け取り、パフォーマンスは
D・エイリーやS・モーズを含む現メンバーで行なう。

ただし、グレン・ヒューズは改めてコメントを表明。
「一夜限りのリユニオン、皆でプレイしたい」と望んでいるとの事。

何度もメンバー・チェンジを繰り返してきたディープ・パープル。
今回殿堂入りするのは以下の8名だ。

第1期の4人「ジョン・ロード(Key)、リッチー・ブラックモア(G)、
イアン・ペイス(Dr)、ロッド・エヴァンス(Vo)」
「現メンバーのイアン・ギラン(Vo)とロジャー・グローヴァー(B)」
第3期の「デイヴィッド・カヴァデール(Vo)とグレン・ヒューズ(B)」
※D・カヴァデールは第4期にも参加



イアン・ギランは
「ドンとスティーヴが殿堂入りしない事など、不満が多い」とコメント
しており、カヴァデールとヒューズは大人の対応を見せている状態だった。

イアン・ギランはその後「リッチー、デイヴィッド、グレンも一緒に
アンコールのジャムで『Smoke On The Water』をパフォーマンスしたい」と
Facebookで表明したが、進展していない模様。

そこで、ヒューズが痺れを切らした可能性もある。

「自分らは本当に歌わないかって招待されることを願っている。俺は、
その夜、ディープ・パープルは幸せな一つの大家族なんだって思いたい」

ヒューズはまた、欠席を発表したリッチー・ブラックモアに対しては、
「彼には来てほしい。彼が、あれらの曲を、あれらのリフを書いたんだ」
「ブラックモアはアワードを受け取るべきだ」ともコメントしている。



私なんぞは「カム・テイスト・ザ・バンド」も結構スキなので、トミー・
ボーリンが選ばれていなのも不満なんだが。
・・・っていうかバンド名義で表彰し、メンバー全員受賞でイイじゃん。

グレンは故ジョン・ロード追悼イベントでも「BURN」を見事に歌い、演奏
しているから。
当然、私は彼にもパフォーマンして欲しいんだよね。
パープル・カヴァーをホワイトスネイク名義で発表したカヴァデールにも。

そしてハードロック復帰を表明し、メンバーと参加フェスまで発表した、
リッチー・ブラックモアにも。

そして「ロックの殿堂」には、
キース・エマーソンの功績を称えるコーナーを設けて欲しいと切に願いたいと
思うのです・・・。

ビル・ワイマンが癌を公表

2016年03月18日 | 洋楽
元ザ・ローリング・ストーンズのビル・ワイマン(79才)が、
前立腺がんと診断され、闘病中である事を公表した。

幸い、早期発見により完治する見込みだという。

ワイマンは3月5日にロンドンで開かれたミック・ジャガーの
元妻ジェリー・ホールと「メディア王」ルパート・マードックの
結婚式に出席。
元気な姿を見せていたと言われている。



ストーンズの初代ベーシストであり、バンドの記録係的な存在の
ビル・ワイマン。

79才とはいえ、まだまだバンド史の執筆や、自身の音楽活動など
続けて欲しいところ。

なんか、いろいろ病気のニュースが多いから、これも気が滅入るが。
早期発見というトコロが救いですね。

回復を祈りたいと思います。

ELP「展覧会の絵・完全版DVD」に浸る

2016年03月18日 | 英国ロック
今度は映像版。

解説によると収録は英国内のライシウム。
※後にボブ・マーリィ&ウェイラーズが歴史的LIVE盤を録った場所

よって冒頭のプロムナードはパイプオルガン使用なし。
パイプオルガン好きとしては、それが少し寂しいが、時期的には1st
発表の後。こういう映像が収録されただけでも凄い。
記録的・ロック史的にも意味がある。



1970年12月に行われたライブ。
アルバムになった公演とは別日。
「展覧会の絵」自体はワイト島フェスでのデビュー演奏でも
披露されてるから充分こなれているが、それでも初々しさが見える。

収録曲は以下の通り

1. 未開人
2. 石をとれ
3. 展覧会の絵
  プロムナード~こびと~プロムナード~賢人~古城~
  ブルース・ヴァリエイション~プロムナード~バーバ・ヤーガの小屋~
  バーバ・ヤーガの呪い~バーバ・ヤーガの小屋~キエフの大門
4. ナイフ・エッジ



ビデオ版では「展覧会の絵」のみだったが、DVDで1stアルバム収録曲も
追加され「完全版」として発売された。
しかし、レコードやCDに収録されて「展覧会の絵」とワンセットだった
「ナットロッカー」が入っていない。
代わりに「ナイフエッジ」後半は「ロンド」に繋がるので、それで私は
満足している。



Keith Emerson : Moog Synthesizer,Organ,Electric Clavinet
Greg Lake : Bass Guitar,Acoustic Guitar and Vocals
Carl Palmer : Drums,Gong,Tubular Bells and Assorted Percussion

それぞれの機材は、73年頃の肥大したモノに比べればシンプル。

音質は(当時の物としては充分に)良い。
ただ、画質面では70年代によく見られたサイケデリックな効果というか、
邪魔なエフェクトが途中で被って来て、3人の演奏が見られなくなるという
マイナス要素あり。

せっかく「ブルース・バリエーション」に浸ろうと思っていたら、変な
ソラリゼーションが画面に掛かり、台無しだ。
※演奏自体は普通に聴けるのが救いだが。そこにノイズとか入ってたら
 暴れるトコロです。

「石をとれ」では、中間部のピアノ・ソロで「タルカス」のフレーズが
出て来る。時期的にはセカンド・アルバム「タルカス」へ向けたリハも
やっていた頃。

ステージで披露してみたのか、それとも「このフレーズ」を発展させて
「タルカス」を作り上げたのか興味深いところだ。

※ツェッペリンも1st発表後のライブで「ハウ・エニモア・タイムズ」内に
 「胸いっぱいの愛を」のリフを聴く事が出来る。



3人の演奏している表情、歌っている表情がとても良い。
未来への期待・希望に満ちている。

眩しいばかりで泣けてくるよ・・・。

終盤ではキース得意のアクロバティック演奏が始まる。
言葉先じゃなく、本当に上になったり下になったりして、オルガンと
「大格闘」しているのだ。

DVDでこれを観れただけでも感激したのに、1992年には「生で」見れたのだ。
ホント、改めてキースに感謝だな。

なお、ピアノ習ってる我が子に以前このDVDを見せた事がある。
「ポカ~ン」として何だか理解できてない様子だったが、
「まぁ、こういうモノもあるという事で」と説明しておいた。

いま分からなくても感性の深層に残った事だろう。