あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

金属恵比須ワンマンライヴ「戦国恵比須」に行った(6)

2017年10月14日 | 邦楽
ファンに優しい金属恵比須

アンコールの手拍子をずっと打ち続けさせるような事はしません。
宮嶋氏が一息つけたか心配になる程すぐにステージに戻ってきました。

稲益さんが「さぁ、アンコールだ。何の曲だろうね」と言うと客席から
「イタコ!」と、あっさり言われてしまう。
「はっはっは、それしかないもんね」と、ステージ上は堂々としたもの。



高木総主席のギターが唸りをあげて始まる同曲、今回はレインボーの
「オールナイト・ロング」のリフが冒頭で見え隠れ。

そこからハイテンポで怒涛の「イタコ」へ。



ブレイクでは安定の「BURN」。そしてまた怒涛のカオスへ。
「イタコ!」でマイクを客席に向ける稲益さん。

幟を手にステージや客席を縦横無尽に動き回る!



エンディングは恒例の楽器放り投げ、足弾き、逆弾き、稲益シャウト!
怒涛のノイズに観客大満足。

アドレナリン出てる高木リーダーは幟を振り払い、兜を被った稲益さんは
前髪が乱れ気味。
※今回、基本的に後でダンゴに結った時代劇(?)ヘアーだったなぁ。



心地よさ気な疲労感と開放感に溢れた表情で客席に挨拶してくれた金属
恵比須のメンバー。
やっぱ最高です。



最後はメンバー横並びで御挨拶。
撮影OKで左右、正面、後方とポーズを取ってくれました。

※ここで何とか私のスマホのピントも合ってくれたかな。



物販コーナー作るとかで、一旦ステージ前を開ける事に。
ここで私はドリンクをオーダーして一気飲み。

マスヒロさんのソロCDと金属恵比須オフィシャル海賊ライブCDを購入。
「このあと○☓って居酒屋で打ち上げやりま~す、当日参加希望でもOK」
…なんて声に後ろ髪引かれながらシルバーエレファントを出る。



ファン参加の打ち上げあるのが金属恵比須LIVE。
これが凄く楽しいのよ。メンバーの隣に座って談笑とか出来るし。

ファン同士プログレ話で盛り上がったりするし。
コミュ障気味の私が我ながらビックリするくらい楽しく過ごせて、帰宅後
連れ合いから「良かったねぇ」と言われた程なのだ。

でも諦めた。
だって凄く寝不足だし、FREE本を少し読んだり練馬行ったりして今日は
盛りだくさん過ぎなのだ。

だから居酒屋に行ったとしても開始10分でメンドーサ戦のジョーのように
燃え尽きるのは分かっているのだ。



そして夢の中で、「金属恵比須の『阿修羅のごとく』をBGMに周作さんに詰め
寄るすずさん」を見てしまうのだ…。

ヘヘ、ヘヘヘ・・・(あおい輝彦の声でお読みください)

だから、一人で吉祥寺ホープ軒に行った。
久々に中華そばを食った。…というか、かき込んだ。



旨かった(涙)。
食い終わって総武線の新宿方面行きに乗った。

自宅に着いて泥のように寝た…。

金属恵比須ワンマンライヴ「戦国恵比須」に行った(5)

2017年10月14日 | 邦楽
拍手の中、スターレス高嶋氏は客席へ。

ちなみにトーク中、宮嶋氏が「スターレス」のメロトロンサウンドを弾き、
マスヒロさんも軽く合わせるという粋な演出あり。

私は急に高嶋氏が歌い出すんじゃないかとドキドキ(ワクワク?)してたの
ですが、さすがにソレは御座いませんでした。



ステージは終盤。
「阿修羅のごとく」で盛り上がる!これまた鉄板の展開。

ここでは武田神社歴史案内隊の方から兜を借り受け、リーダーが装着するも、
金属製ゆえ凄く重そう!

なお、武田神社歴史案内隊の方はバッチリ甲冑で登場されており、その徹底
ぶりに驚く。



そう言えは以前の公演で「手が攣ってしまう」という災禍に見舞われた高木
総主席だったが、今回はそんな事もなくギターを弾きまくっておいでで。

いと慶ばし。

※以前の打ち上げでストレッチorマッサージの御指南を受る所を見ましたが、
 それが効果的だったんでしょうね。

そして「猟奇爛漫」では恒例の体操。
何度目かの私は知ったかのように「痺れビレ」。
それをステージ上からスマホ撮影する高木総主席!!

因みに、掛け声は「りょーきらんまーん」じゃなくて勝どきの声でありまして
ファンと演者の「エイエイオー!」が展開された。
とことん拘るステージングで御座います。



拘りと言えばステージの幟も、それ相応の布地に花菱を染めての品。
制作費も嵩んだとのことで、今回は赤字だとか!ソールドアウトなのに!

そういえば稲益さんの拍子木で始まる曲もあった。新曲で。
普通に探しても無いのでAmazonで買ったと。
安いのは直ぐササクレが出来るとかで(笑)、高い方のを買ったと。

※しかし。我ながら、もう前後関係の記憶が曖昧だな。
 書きながら思い出してるって事もあるが…。
 よって写真も前後関係がバラバラ。本文と衣装・使用楽器が違ってます。
 予めスイマセン。



新曲の前フリ練習でマスヒロさんが「眠くなっちゃう」一幕もあり。
ここでメンバーは普通に「照明当たってなくて暗いからなぁ」と納得。
…マスヒロさんは赤ちゃんですか?または古今亭志ん生師匠ですか?

以前のマスヒロ発言では「早く終わらせて打ち上げやろ~よ~」なんて
モノもあったし。
なんて自由で自然体な人なんでしょ。(愛されてるアニキ分だなぁ~)



ああ、そうそう。マスヒロさんのソロ・アルバムと共に高木総主席の活動
案内もありまして…

まずは御馴染みのMONOマガジン登場。さらにe+系サイト「SPICE
(スパイス)」で『青少年の為のプログレ入門』を更新されたという。

※ここで稲益さんから『ここに青少年は全くいませんけどね(笑)』
 …という大らかな突っ込みあり。我々も自虐的に大笑い!

そうして本編は終了。
メンバーは客席を抜けて後方の控室に下がったのでした。
※でも宮嶋氏は機材に付きっきりでステージを離れられない…

(続く)

金属恵比須ワンマンライヴ「戦国恵比須」に行った(4)

2017年10月14日 | 邦楽
ステージ上ではスターレス高嶋の兄ィと稲益さんのトークが…。

赤い和服をモチーフとした(?)稲益さんの服を褒めるスターレス。
それを含め「キレイですねぇ」と褒めまくる。



謙遜する稲益さんに「いや、ホントに」と重ねて褒め、ここに至り
「おお~」と両手を上げてガッツポーズを見せる稲益さん。

スターレス氏、なぜか「奥さん~」と呼び掛け、稲益さんから
「なぜか私のこと『奥さん』って仰るんですよね」と笑われる。



「まぁ、確かに奥さんですけど」
※結婚式の2次会と思われる動画もあがってますもんね。
 白いドレスのまま「ラブマシーン」で盛り上がるという…

今回の公演に関しても「凄い」。新曲に関しては「初めて聴いた気がしない。
ずっと聴いてきたような…」と感想を語られた。
※ツェッペリンの「カシミール」と言わないのは紳士の嗜みか…



高木リーダーが「オマージュです、リスペクトです!」と返すと、
「そうそう、そうだよね~!」と言って笑い合う。いい感じです。

最初から見る予定だったがロケが押して途中参加になったという高嶋氏、
実は足の指をヤッちゃっているそうな!

ドラマよもやま話も始まり、
「控室にSMのムチを置いていた」とか女優さんに「叩いてくれ」と声がけし、
実際に叩いてくれた女優さんはカンヌのレッドカーペットを歩く事になった
…と妙な自慢話まで。



「私も叩かしてもらおうかな。あっ、でも私、女優じゃないや。はっはっは」
…とダイナミックに笑う稲益さん、相変わらず地声が大きい。

高木リーダーからは「サインのおねだり」。
お子さん(小学生)がファンとの事。
喜んで応じる高嶋氏、「子供から尊敬を得られる」と喜ぶ高木リーダー。

何と言っても高嶋政宏氏は「おんな城主直虎」本多忠勝を演じる大河俳優
である。



でもSMを語りプログレを語る庶民派(?)でもある。
稲益さんを改めて見て、「あれ?お化粧が落ちたら、いつもの感じに」
「親しみやすいというか、座敷童というか…」と弄る。

稲益さんも「あー、そうですか。あはははは」と余り動じない。
イイものが見れました。

ほんと、ロフトプラスワンでスターレス高嶋司会の「プログレサミット」
やりましょうよ!

(続く)

金属恵比須ワンマンライヴ「戦国恵比須」に行った(3)

2017年10月14日 | 邦楽
しかし我がスマホながら写真のピンボケっぷりには落胆する。
それでも記念に撮ったのだからUPしていきますね。



しかし名手・多良洋祐氏の後でベースを弾くというのは大変だと思ったが、
栗谷氏は良くやってるなぁ~。
※ダテに長い付き合いじゃないって感じ?

あと、髪型ね。
栗谷氏の長髪は、70年代ロックを体言してて、雰囲気を増してる感がある。
当時の名手を思い起こさせてくれます。
テツ山内さんとか。

曲は進む。
新曲が次々と披露されて行く。

戦国時代、武田家滅亡に因んだ曲名のチューンが…。



そうは言っても金属恵比須。
70年代ロックを思い起こさせてくれるのは栗谷氏の風貌だけじゃありません。

新曲のリフからも「そういう」匂いがプンプンしてます。



武田家滅亡関連の楽曲は計6曲。
伊東潤氏が驚くほどの期間で作り上げたという話だ。

来年にはアルバムとして発売されるというから、大いに期待したいトコロ!



相変わらずMCも好調。

リアルタイムでの「武田家滅亡」ツイートを募り、良かったものにはサービス品の
特典配布あり!
リーダーは「あれ、圏外だよ」とボヤき、稲益さんが代理で受信。



※私のAUも圏外でした。
 まあ、コンディション的に良いネタ浮かばなかったんですけどね…

景品ゲットは「トレイン、トレイン」ネタ(?)で呟いた方。
稲益さんのツボだった模様。


さらに今回は客席に「スターレス高嶋」の姿も!
ステージと客席でやりとりした後、舞台に上がった高嶋氏。

稲益さんや高木リーダーと絶好調トークを繰り広げたのでした。

(続く)

金属恵比須ワンマンライヴ「戦国恵比須」に行った(2)

2017年10月14日 | 邦楽
随分と長い道程に感じたが、何とか東急デパート脇から
路地へ入り、会場のシルバーエレファント近くまで到着した。



そこで降りて十数メートルを走る。当然もう、すっかり表に人影なし。
入り口でチケットもぎって貰う。中からは演奏の音が…。
ドリンク代を支払い、会場内へ。



完全に始まっております(涙)。
2曲目か?3曲目か?



新曲の披露。
武田家滅亡をテーマにした楽曲。

私は歴史物には明るくないが、陣羽織を着た高木リーダーとステージ上に掲げてある
幟の数にバンドの意気込みを感じたのでした。



メンバーの皆さんも武田菱が付いた服を着用。
曲名もモロに「武田家滅亡」なんて物もあり。

演奏前に叫びの練習なんて事もありました。



しかし、我ながらノリがイマイチだ。遅れたって事もあるが、どうやらタクシーに
酔ったらしい(苦笑)。

今日もスタンディングがツライぜ!



ベースの栗谷氏が生ギターに持ち替えたアコースティック曲も。
元がギタリストだけに見事な爪弾きっぷりでした。

高木リーダーが試し弾きの曲名当てようとしたがハズレ。
「アランフェス」と言われて「あ~、そうか!」。
作曲者を思い出そうと頭を抱えたトコロで客席から「ロドリーゴ」。

※いちおう私は知ってました。
 槇村さとる先生の「愛のアランフェス」のお陰でございます。



そして定番の「光の雪」!(でも久々って話だったな)

稲益さん安定の歌いっぷり!
今日はリーダーのギターも重低音が響いておる!

途中、マスヒロさんのソロアルバムの紹介あり。
宮嶋氏プロデュース、金属恵比須のメンバーも参加って事で。大いに期待。



YESのメンバーが一時期ソロを連発してた感じになってるのかな?
今回の会場で金属恵比須の公式海賊実況録音盤と一緒に売ってるらしいから
帰りに買っていこう。

(続く)

金属恵比須ワンマンライヴ「戦国恵比須」に行った(1)

2017年10月14日 | 邦楽
練馬アニメカーニバルの「この世界の片隅に」大ヒット感謝祭を
見終わって。
次に吉祥寺で待ってるのは金属恵比須ワンマンライヴ「戦国恵比須」。



練馬から吉祥寺まで。
地下鉄大江戸線と総武線の乗り換えで35分ほど。吉祥寺から会場の
シルバーエレファントまで約5分。

開演の18:30には、とても間に合わない。
タクシーだ!こっちゃハナからそのつもりだ!

駅前のタクシー乗り場に止まってる車に乗り込み、
「運ちゃん、吉祥寺北口の東急デパート脇まで頼む!」そう言う筈
だったのだが…。

タクシー乗り場、並んでるよ…(涙)。
お爺ちゃん、お婆ちゃんが、一人ずつとか乗っていくよ。
なかなか列が進まないよ…。

どうする、今からでも地下鉄に乗るか?
でも一回東中野方面に戻ってから総武線で三鷹方面に行くんだよな。
時間も距離もロスが多くないか?



そんな事を考えていたらタクシーの列が進み、なんとか乗り込めた。
行き先を指定し、ルートは「なるだけ早く着く道で!」

衆院選の選挙演説が行われてる練馬駅北口ロータリーからタクシーは
出発する。

タクシー内でツイッターをチェック。
ああ、もう皆が入場している!



今回のテーマは“歴史文芸界”と“ロック”のミックスマッチ。
歴史テレビ番組などで知られる歴史小説家・伊東潤氏とのコラボで、
武田家滅亡をテーマとした「コンセプト・ライヴ」なのだ。

そんな感じで衣装も幟も凝った映像がUPされている。
ああ、夕方の道路は空いていない。
タクシーの速度も期待程上がらない。ああ、金属恵比須名物の高木
リーダーによる「前説」映像もUPされ始めた。

間に合うのか、オレ!?

(続く)

練馬アニメカーニバル2017に行った(7)

2017年10月14日 | アニメ・特撮
「映画『この世界の片隅に』大ヒット感謝祭」

司会の山本氏が無口気味の真木プロデューサーにコメントを求めると
「いやぁ、何か見入っちゃうよね」
「帰って、また見たくなるなぁ」

女性陣「そうですね~」
※まぁ、ここまでに何度か無言上映会になってますから…。


料理のシーン。
実際に作って食べたという話が出ると、岩井さんが「いいな~。
私も食べてみた~い」。

公開後は「リンさん」として認識され、そういう風に声掛けを度々
受けた…と。実に嬉しそうに語る岩井さん。

※ヤバイ、この人そうとう可愛いぞ。
 尾美さんが美人なのは分かっていたけど…。



そして、100万人突破「ありがとう」の映像。
この辺になると色んな賞のノミネートや受賞が字幕で表れる。

多くの賞はアニメ声優を「主演女優賞」に選ぶことがないので
片渕監督と真木プロデューサーで手製の賞状を作って渡した。

※のんちゃんは「第38回ヨコハマ映画祭 審査員特別賞」受賞。



試写会は好評、SNSの拡散にも後押しされた。
封切り後は満員で手応えを感じた。
ただし、それでも片渕監督は「不安」だったとのこと。

それが上映館も増えて、今でもまだ掛けてくれてる所がある。
舞台となっている「現場」に行くことも意味があり、(立川
シネシティでも話があったが)その時に何があったかを調べ、
伝えていきたい。

たとえば三ッ蔵前。あそこから先は全部焼けてしまっている。
※だから劇中で何度も行き来するシーンの意味も変わる…

心の力、想像の力。
ここで山本氏から「アリーテ姫と繋がりますね」という言葉。
※私もそう思った…

片渕作品の根幹。その繋がりに感じ入る。



女性陣から「今ここで沢山のお客さんの前で語れること」を喜ぶ声が。
尾美さんは「ロフトプラスワンでのトークショー」を思い出す…と。

特典DVDにも収録されている「『この世界の片隅に』公開記念!ネタバレ
爆発とことんトーク!」。
ロフトプラスワンに集まったのは、この作品を応援する人ばかり。
まるで家族のようだった。

岩井さんは同イベントを客席で見ていて途中からステージ上に上がった。
今日、広い会場にも、こうして集まってくれている。
※エッ、「ロフトプラスワン」並の距離感だと感じてくれてるんですか?
 同じようにファミリーだって言ってくれるんですか!?(涙)



いよいよフォトセッション。
※撮った映像を貼らせて貰います。ピンボケでスイマセン…

岩井さん(?)から「わぁ~、カメラがいっぱい」と感激の声。
尾身さんはモデルポーズ。さすが!



じっくり撮る時間をいただきました。
渡辺宙明先生のコンサート並みに、正面・左右・2階席…と。

もちろんプロショットの全体画も。
例によって顔バレがマズイ人は各自で下を向くなど対応して下さい…と。



カメラマンさんは「大丈夫ですよ!」と仰ったが、イオンシネマなどの
監督舞台挨拶の写真がBD特典映像などに収録されて、皆さんバッチリと
出てますから!油断は出来ませんよ。
※はい、私も写ってます!やっと識別出来る程度だけど…


最後は各人の挨拶。
※その度に観客からは拍手が…

片渕監督:今日は練馬区のイベントですが、遠くから来た方もおいでで、
 本当に有り難いです。こちらから出向く事も考えています。
 1年で終わりどころか、来年の舞台挨拶も予定されているんですよ(笑)。



尾身さん:こんなに集まってくださって嬉しい。また何か機会があればと
 思います。

岩井さん:この映画は、いつでもすずさんの時代に行けるタイムマシン。
 監督が作ったタイムマシン。
(客席から大きな拍手)

真木さん:もうすぐ1周年。もしかして海外から良いニュースが…
(ここで観客「おお~!」と盛り上がって拍手)
片渕監督:もぉ~、確証ないこと言わないの!
(客席、大笑い)



※もはや見事なコンビ芸!

思えば今年06月10日イオンシネマ幕張新都心で行われたULTRIA9.1ch
上映+監督舞台挨拶。

急遽壇上に上がる事になったULTRIA9.1chの岩浪音響監督が真木氏の
客席鑑賞をバラしつつ、「次はドルビー・アトモスで作りませんか?」
…と呼び掛ける一幕がありましてな。

そこで真木氏が腕を掲げ大きく丸を作って返答!
岩浪氏は大喜び!
観客も笑顔で大拍手!

そこで「あちゃー顔」の片渕監督が思わず「また安請け合いして~!」と
真木さんに向かって叫ぶシーンあり。



その時と同じです。場内爆笑。
イイ!これぞ、トークイベントの醍醐味です!

・・・というか、身内が絡んだ時に片渕監督が見せる面白リアクション、また
見れましたよ!
あと、クールな切れ者のイメージある真木プロデューサーの茶目っ気ね!



さて、いよいよ最後。

山本氏から「2時間のコメンタリー経験」を紹介された片渕監督は、
「これが意外と平気でして。普段大学の講義で5時間やったりしてますし」
「でも、やっぱり5時間は勘弁して欲しいかな」とコメント。

さらに「これからも皆さんとお目にかかれるだろうと思います」。
「まだ仕掛けのある上映をやりたい…という話もあります」…と。
※立川シネシティさんですか!?

観客の大声援、大きな拍手に送られ、尾身さん・岩井さん・真木さん・
片渕監督が退場。
やはり監督は袖近くで深々と御辞儀。そこでまた大きな拍手。

最後は山本さんから感激の締め挨拶。
実り多い、感じ入るシーンの多い催しでした。



さて、ゆっくりしてはいられない。
次は吉祥寺で和製プログレHRバンド「金属恵比須」のコンサートだ!

ワタシャそのために今日のウォークマンで彼らのCD「ハリガネムシ」を
聴いてきたのだ!

練馬アニメカーニバル2017に行った(6)

2017年10月14日 | アニメ・特撮
「映画『この世界の片隅に』大ヒット感謝祭」。

スクリーン上には晴美ちゃんとすずさん。
5才のコと同じくらいの精神年齢?のすずさんが一緒に
アリこさんを追って行く。

片渕監督「踏まないんですよ」
尾身&岩井「踏めないよね~(うふふっ)」

片渕監督「踏まれたアリを描かなきゃいけないから」
※微妙に噛み合っていない…



砂糖を水没させて「この世の終わりのように」落ち込む
すずさんと晴美ちゃん。
女性陣は「養母さんの驚きぶりが可笑しい」…と。

へそくり出して「闇で買うてきんさい」という養母さんに
「優しいよね…」と和む女性陣。

ヤミと言っても普通の商店街。インフレで高値になり、知人
などには裏から出して売ってくれた。

ここで兼役の栩野幸知さん登場。
船頭や憲兵、商店街のオヤジ、バァさん…と八面六臂の
ご活躍。新谷さんと共に広島弁の説明係としても貢献。

※個人的にはバァさん役は女性が良かったと思いますが。

栩野さんは器用な人で、ヤクザ映画では背中の刺青を描き、
映画で使う鉄砲も作る。
家に旋盤がある役者さんなんて他にいない(笑)。



そして遊郭。

迷ったすずさんが道端で座り込み、その奥の方に小さく
登場するりんさん。

岩井さんが小さな声で「あ、出てる。水まいてる」…と
呟いたのが可愛かったです。

そう、声優さんは自分が演じた登場人物が気になるん
ですね。その動向も…。

すずさんの落書きを見て「すいかと、キャラメル」と呟く
岩井さん。
「すいかが、りんさん。キャラメルが…」
隠喩を含んだ言葉は、映像が次のシーンに移って途切れた。



役については「大人で艶っぽいイメージ」だったが、片渕
監督から「すずさんと同じ年だから、同じような感じで」と
指導あり、「そうか、19才くらいなんだ」と。
ご自身の「地」に近づけて演じたそうです。

スクリーンでは「こんなところ、来るもんやない」という
影ある表情…「また迷うで~」という仕草。

紐のフワリとした動きに感じ入る岩井さん。
尾身さんとは別な意味で自身の役への思い入れを感じさせて
くれました。

そうそう、岩井さんは登場シーンに関して「やり足りません」
…と、片渕監督に正面から言い放ったという。

「全然やり足りません」…と。
※こんなにホンワカした人なのに…やっぱ役者さんは凄いわ。

それだけに完成版を一般劇場で観て、エンディングのクラウド
ファンディング参加者一覧の下で「りんさんの生涯」が流され
ていると知るや大泣きしてしまい、映画館から出る時は屈んで
歩いていったという事でした。

ここで「まぁ、でもホラ続きが…」などと言いかけつつ、ウヤ
ムヤにしたのは真木さんだったか?
※長尺版の制作が事実上決まったからねぇ…



映像は、自宅の防空壕でも雨に濡れたすずさんが無防備に背比べの
柱を示すシーンへ。

「ち、近い」と呟く一同。

「いま、周作さん仰け反りましたね。これは後から足して…」
~と語り続ける片渕監督に対し、岩井さんと尾身さんは続い
てのキスシーンに見入っている。

コメンタリー・イベントと言いつつ、皆さんの違う立ち位置で
観てるのが面白いです。

(続く)

練馬アニメカーニバル2017に行った(5)

2017年10月14日 | アニメ・特撮
「映画『この世界の片隅に』大ヒット感謝祭」。
※トークが前後してたりしたらゴメンナサイ。



片淵監督とお客さんとの交流の話。
監督は自分でポスターを印刷して貼った。その為の絵も
準備した。

版権絵でいえば、応援してくれる映画館が大きく引き
伸ばして貼ってくれてた。
「貸し出したっけ?」と確認しても、そんなの渡して
いない。(笑)

真木プロデューサーは「シネコンには随分と断られた」。
「シネコンをとやかく言う気もないが、売上が上がれば
なんでもイイんだからさ…」。

クラウドファンディングで地方の小さな名画座が名乗り
出てきて「カネを出すからウチで上映させて欲しい」と
言ってきた事もあった。
小さな名画座の事を知る機会になったのは嬉しい…と。

ここで尾身さんや岩井さんから「イオンシネマさんも
自分のところが終わっても他で見て欲しい」と推して
くれたと一部シネコンを擁護。

「そうだったね」と笑う真木さん…良い光景です!

※私の頭には、川越スカラ座やイオンシネマ新幕張、
 立川シネシティなどなど、たくさんの映画館の名前が
 浮かびました…



作品を一部上映しながらのコメンタリー。
監督目線、プロデューサー目線、担当キャラクター目線で
皆さん見ている感じ。

当初は、すずさん×径子さんの関わりを見ながら。
片渕監督をして「何段階でも怖くできるんだ」と驚いたと
いうセリフ。

スクリーン上では「冴えん!」と叫ぶ径子さん。
息を呑む場内。

尾身さんは期待通り、
「なんね、そのつぎはぎだらけのモンペは!?」とLIVEで
叫んでくれました。

場内、大拍手。
※「ロフトプラスワン」イベントの再現なったよ…

「さすが~」と手を叩く岩井さん。
やりきった感で笑顔の尾身さん。



ストーリーは進み、
居たたまれない「すずさん」、径子さんとて身の上は…。

そんな中、晴海ちゃん(5才)は可愛い。
晴美ちゃんは別録り。凄い、もう「天才少女」。
でも声優の稲葉菜月ちゃんは、尾身さんと同じくらいの背
丈があって驚いた…と。
※尾身さんが小柄なのもありますが…

(続く)

練馬アニメカーニバル2017に行った(4)

2017年10月14日 | アニメ・特撮
「映画『この世界の片隅に』大ヒット感謝祭」。

予告編や、のんちゃんが自ら宣伝する映像も流された。
声入れが終わった後で撮ったとか。


この時は多くの人がブース外に集まった。
あきらかに、のんちゃん目当て。

双葉社の人たちなんてサイン貰おうとウキウキだった。
片渕監督は「まったくぅ…!」と思ったと(笑)。

確かに当日ののんちゃんは「すずさんの服と同じ緑色の
スカート履いてきたんです!」とキラキラしてた。

アフレコ中は泥まみれで頑張ってる感じだったが、
(晴れやかな告知の場で)「ああ、日の当たるところに
戻ってきたんだ」と思ったとの事。

※能年ファンとしては感涙どころでありました…



女性陣も「ウンウン」「すっごく可愛かった」と頷く。
あの時、真木プロデューサーは「のんちゃんは画竜点睛」
と言った。真木氏も「それは良く覚えている」。

最初に細谷君が「リアリティ持ってやりたい」と言って、
声を入れてくれた。
それに添って皆が良い仕事をして、最後にのんちゃんの
声が入った。
それで「画竜点睛」。これは凄い映画になったと。

別々に録ったシーンでも、のんちゃんはこちらが放った
言葉のトスを見事に打ち返してくれてた。

家族団欒でもバラバラに録ったのに、見事にそれらしく
なっている。



径子さんとお母さん、(尾身さんと新谷さんで)声質が
似てるから本当の母子のよう。

オーディションでは尾身さんのプロフィールが何故か別の
人の物が片渕監督の手元にあった。

フッと径子さんのセリフを…と思ったが、そこの台本がない。
スタッフが慌てて探してると原作本を持って来てた尾身さん、
「ありま~す」とコピーして準備した。

たまたま前の日にそこを読んでいた。
※なにかの縁があるんだなぁ…

そういえば、特装版収録の「のんちゃん声入れシーン」の
映像も流れた。

片渕監督の演技指導を受けながらの収録。

細かいニュアンスから、訛りから、監督の指導は細かい。
口調は優しいが、こだわりが声優に伝えられる。

「帰るっ、帰るっ!広島に…帰るっ!!」のセリフ。
すごい集中力で入り込んでいる「のん」ちゃん。

『この世界の片隅に』は、すずさんの物語であると共に
のんちゃんの物語でもあるんだ。

…そう、思った。

(続く)

練馬アニメカーニバル2017に行った(3)

2017年10月14日 | アニメ・特撮
「映画『この世界の片隅に』大ヒット感謝祭」。

場内の照明が落とされ、スクリーンに次々と映像が
流されていく。



参ったのが最初のシーン。
幼き日のすずさんが風呂敷を背負う姿から始まったのだ。

ファンが皆「あれにやられた!」と語るシーン。
声はまだ入っていない。
音楽もコトリンゴさんソロアルバム・ヴァージョン。

トークは「映画が完成に至るまで」の話。
真木プロデューサーは「あまり苦労話はしたくないけど」
~と言いながらクラウドファンディングに踏み出した話を
語ってくれた。

そもそも「クラウドファンディング」が知られてないから
そこからの説明だったと。
「それって危なくないんですか?」とか聞かれたりもした。

一から説明するんだが、「なんで自分がクラウドファンデ
ィングの事を伝えて回ってるんだ?」と、おかしな気分に
なった。それが役割になってたけど…と。



クラウドファンディングサイト「Makuake」と話をして、
意外と立ち上げは簡単そうだ…と開始。

開始直後に自分でブッ込もうかと100万円枠を作ったが、
会議で参加出来ず、少し経って経過を覗いたら予想以上に
伸びていて、結局は出さずに済んだ…という話は知ってたが

なんと今回、真木氏の口から出たのは「会社のクレジット
カード使っちゃダメかな?」と、少し悩んだって話。
※いや、それだと「ポケットマネー」じゃないですから!

…そして
目途が立ったから「こんな感じになる」と披露するための
フィルムを作った。
(いま見て)すごく懐かしい…と。

片渕監督は「完成品の時点では、必ずといって良いほど
手が入っている」。



※花見の模様はカットになっている・・・

声の配役は後で決まったいたが、原作の熱狂的ファンの
尾身さんも当初は「この世界の・・・って、あの?」という
気持ちだったとの事。

径子さんに関しても自分に回ってくるとはつゆ知らず、
「いい加減にやったら許さない!」と考えてたってのは
既に語られてるが

片渕監督も「ファンだったら作品を理解しているだろう」
~とオーディションで径子さんの台詞を振ったそうな。

岩井さんはオーディション決まってから原作を読んだと
いう事で自然体。

両者が演じる登場人物が出てきたあたりの本編も一部
上映され、それぞれに思う事を語られたのでした。

(続く)

練馬アニメカーニバル2017に行った(2)

2017年10月14日 | アニメ・特撮
「映画『この世界の片隅に』大ヒット感謝祭」。
16時を少し押しての開始。


客席とエントランスにブザーが鳴り、開始アナウンスも
流れて来客の着席を促す。

振り返ってみたら…
いやぁ、凄い。大ホール2階席まで人がいる!

※ギリギリまでTwitter覗いてたら、「雨が降ってきた」
 なんてツイートあり。

 私が入った時は雨粒は落ちていなかったから、手際よく
 案内されても時間が掛かる人数だって事だよね…。

まず、ステージに山本宣伝Pが感激の面持ちで登場。
誠実を絵に書いたような雰囲気の人。

その山本氏が司会役となって、片渕須直監督と真木太郎P、
尾身美詞さん、岩井七世さんをステージに呼ぶ。



皆さん、大ホールをほぼ埋めた観客数に感じ入ってる様子。
収容千人のところ、900人は埋まっているという。

今日はイベント中の撮影、録音、録画は御遠慮。
ただ、最後カメラマンが撮るフォトセッションのときは、
自分の席に座ったままの位置で撮影可。

SNSアップもOKとの事。

まず片渕監督から挨拶。
去年の今日は、劇場公開版が完成した日で。
※「ゼロ号というか、初号」といった会話があったような…

眠い目をしていた…と。
「今日も丸の内ピカデリーの(爆音)音響の調整をしていて
 やはり眠い目をしているという…(笑)」

やや自虐的な監督コメントに場内からも笑い声が。

尾身さん、岩井さん、真木プロデューサーも感慨深げに挨拶。
公開から1年近く経っているのに関わらず、まだこういう形で
続いている…と。



2015年にも練馬アニメカーニバルで「公開まで、いよいよ
あと1年!『この世界の片隅に』監督と原作者の静かで熱い
トーク」が催され、文化センター小ホールで盛り上がった。

「そのときいらしてた人は?」と尋ねられると、結構な人数の
手が上がった。
※私は…行けてません!

そういえば、あの時は感激した山本氏が舞台袖で号泣したって
話になって、「いや、号泣というのは大げさで…涙が滲んだ
くらいですよ」…と
ご本人が必死に訂正する一幕も。

映画の成功を「数字のことでなんですが」と言いつつ、売上が
26億を超えたと発表。

(延べ)動員数も205万人に迫り、海外での上映展開も相まって
まだまだ本作品を見る人が増えていくという話も。
※ここでも客席から大きな拍手が

この後は、試作版と特報、予告編がスクリーンで上映された。
壇上と客席の人々が、みな見入ってしまう。



いつもの調子で片渕監督がコメントを入れる。
「完成版では、ここで蝶が…」「すずさんの横顔も」「防空壕の
シーン、周作さんは仰け反っていない」などなど。

反応する尾身さんや岩井さん、真木さん。
ああ、なんか特典ディスクで見た「ロフトプラスワン」イベントが
目の前で再現されてるようだ。

※あちらの「これから打って出る」的な、洞穴で作戦会議やってる
 ような雰囲気は無いが。

 成功した現在、千人近い観客の前で語られる姿も、それはそれで
 感無量です…。

(続く)

練馬アニメカーニバル2017に行った(1)

2017年10月14日 | アニメ・特撮
結局は1時間くらいしか休めず。
西武池袋線の練馬に到着して北口に出たら、もう会場です。


天気は降ったり止んだり。
あいにくの雨模様。



直行で会場の練馬文化センター大ホールへ向かう。

今年の個人的目玉「『この世界の片隅に』大ヒット感謝祭」の
当選ハガキを握りしめて!



途中、フードコートや出店テントが色々あったが、泣く泣く通過。
初日の14日は大ホールのイベント以外は見れなそうだ…。



当選番号は二百数十番で、けっこう若いのだが、本日は15時40分
集合で16時開演。
しっかり開場時には並んどかないと、後ろの席に座る事になる。



並んでるのは私も含めて30~60歳代の男女。
でも小さい子が1~2名見受けられるのが、さすが練馬だ。



待機の間はガイドブックを読む。イベントのタイムテーブルや
詳細など記載されており、読み応え充分です。



今回の「この世界の片隅に 大ヒット感謝祭」の記事も。
そして片渕監督のプロフィールやインタビューも



そうこうしてるうちに入場開始。
整理番号で仕分けていく、手際が良い。

入場後はステージ近くを目指し、前から10列目以内に席を確保。


ここでもスタッフさんは「前の席からどうぞ。空いてる所が
御座います」と案内してくれた。

さすがだねぇ。
※誰も座ってないと思って前に行くと、実は荷物が置いてあり
 そこから後ろに戻ると空席が減っていた・・・なんて事よくあり
 ますからねぇ。
 ちゃんと確認して前を案内して貰えるのは有難いのですよ。

(続く)

FREE伝記本・翻訳版「フリー・ザ・コンプリート」が届いた!

2017年10月14日 | 英国ロック
土曜日の昼下がり、宅配便が届けてくれた!

忘れじのブルース・ロックバンド=FREEの伝記本
翻訳版「フリー・ザ・コンプリート」



表紙の色合いは青系!(下の画像は裏表紙)

写真あり、レコーディング・公演のデータあり!
メンバーの幼少時のフォトなんて可愛くて仕方ない!



文字は横書きだ。
※葛葉氏が個人出版された時は縦でした。

宝物が増えた気分だよ…なんて

ああ、いかん!



このあと「練馬アニメカーニバル」や「金属恵比須LIVE」が
待っていて、私は仕事疲れを抜く為に少しでも休まなければ
いけないんだ!

ちょっとでも横になって休養取らなきゃまずいのに…



前半すっかり読み込み始めているじゃないかっ!!

とりあえずね、
とりあえず最初に言いたいことはね…

「アル・クーパーありがとう!!」



巻頭をアレクシス・コーナーやクリス・ブラックウェルの文が
飾るのはね、当然なんだけどね。(身内みたいなもんだから)

NY生まれのアメリカ人で、自身も一流ミュージシャン&プロデュー
サーで、ゾンビーズの「オデッセイ&オラクル」を見出した人物が

「フリーが世界で最高だ!」と言ってくれるなんて。
もう泣きそうです。



「オレと南部のレイナード・スキナードの結びつきを不思議がる
 向きもあったが、答えは簡単だ」
「どっちもフリーが大好きだったんだ」

「ビートルズやストーンズも忘却の彼方…しかしフリーは永遠だ!」

うわああああああ!もう、感激ですよ。
もう一度お礼を言わせてもらいますよ。

「ありがとう、アル・クーパー!!」

輪島ジムに初の王者誕生!

2017年10月14日 | ボクシング
プロボクシング
WBOアジア・パシフィック・バンタム級タイトルマッチ12回戦
2017年10月12日 東京・後楽園ホール

勅使河原弘晶(輪島S) 10R TKO ジェトロ・パブスタン(比)



同級5位の勅使河原(27才)が王者パブスタンを10回2分52秒
TKO勝ちして新王者となった。

9回に連打で最初のダウンを奪い、10回にも右を効かせ、一方的に
攻め込んだところでレフェリーストップという内容。

元世界Jミドル級王者・輪島功一会長(74才)が1988年にジムを
創設して以来、初のチャンピオン誕生となった。

勅使河原は19戦15勝(9KO)2敗2分け。
少年院で会長の自伝を読んで心機一転更生の道を進んだ選手だけに
「恩返しが出来た」と感無量の表情だったという。



輪島ジムといえば、創設間もない1991年に全日本新人王を3人同時に
誕生させて大きな話題となり、日本王者誕生も時間の問題と思われた。

その時のメンバーは以下の通り

フライ級:伊藤(天翔)康秋  
Jウェルター級:長沢誠治        
ウェルター級:曽根和浩(大裕) 

曽根は技能賞も獲得、後にリングネームを曽根大裕と変えて吉野弘幸の
日本王座にも挑戦。

1992年 09月09日 日本武道館
平仲vsモーリス・イーストの前に行われた同試合は判定となったが、
積極的にリードパンチを放ち続け王者を大いに苦しめ、生観戦した私は
「小差ながら曽根が勝った」と思ったほどだった。

伊藤も天翔康秋にリングネームを変えて日本ランカーとして活躍。
パンチがある反面、打たれ脆さも感じさせるスリリングな選手として
活躍した。

長沢は一番地味とも言えたが力をつければ日本王座も狙えると思われた。



しかし…約30年かかったんですね。
3人がどうのじゃなくて、運などが働いて獲れないのが王座。

有沢ジムでも、飯泉健二や菊崎英二が獲れなかった日本王座を、コウジ
有沢が2RKOで奪取した時は「獲れる時はこんなにあっさりなんだ」と
驚いたほどでした…。

当時は地域タイトルもOPBF以外は認めてなかったし
※というか無かったし

ともあれ、輪島功一会長には「おめでとうございます」と申し上げたい。
孝行息子・勅使河原チャンプにも!