あるBOX(改)

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比嘉大吾と拳四朗は初防衛に成功

2017年10月22日 | ボクシング
プロボクシング・トリプル世界戦
2017年10月22日、東京・両国国技館

【WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦】

比嘉大吾(22才) 7回TKO トマ・マソン(27才/同級5位)

白井・具志堅ジム初の世界王者・比嘉がフランスのマソンに圧勝。
初防衛を果たした。



初回、比嘉は体を揺さぶりながらジャブを繰り出す。
比嘉の左フックがヒットするも、マソンもブロックが上手い。
接近戦で打ち合う展開だが、マソンの振るフックも迫力がある。

以降、比嘉が連打を放ち、マソンはガードを固めて反撃の展開。
比嘉もブロックが上手く、出入りの足もあるから被弾は少ない。

3回以降も、比嘉はジャブで煽り、左アッパーを3連打。
思い切りがイイ!
マソンはグラブで「コイコイ」と誘うが、だんだん余裕が失せる。

比嘉は左フック3連発から左アッパーも放つ。マソンは我慢。
ただし、6回にマソンは遂に自分からクリンチ。
ロープを背にしたマソンに比嘉は連打し、追撃の手を緩めない。
この攻撃性は素晴らしい!

第7ラウンド、比嘉の攻勢でマソン、自ら左膝をつく。
レフェリーはダウンを宣してカウント。

立ったが左まぶたをカットした挑戦者はドクターチェック。
ここでストップが掛かり、比嘉の初防衛が決定した。



【WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦】

拳四朗(25才/BMB) 判定 ペドロ・ゲバラ(28才/1位)

拳四朗がメキシコからの刺客を2-0の判定で降し初防衛に成功。
採点は114―114、115―113、116―112。

トリプル世界戦、すべて日本選手勝利という興行となった。
特に比嘉の攻撃性は素晴らしかった。
常に先手を取り、手数を出し、前に出る試合ぶりは見事。

正直、井上尚弥や村田諒太より「本場米国に送り出したい選手」だ
…と思いました。

とりあえず、勝った皆さんには「おめでとうございます」。
そして、敗れた選手の健闘を称えたいと思います。

村田諒太がエンダムを降しWBAミドル級王座獲得(2)

2017年10月22日 | ボクシング
坂田vsパーラ的な決着。
※続行しても苦しい後半が待っている、耐えられる確証なし…。

ま、よく攻めたし。おめでとう…ですな。
顔をクシャクシャにして喜ぶ村田、それでも落ち着きを取り戻して
からは冷静な受け答え。

同階級にはゴロフキンのような強い対立王者もいるし、この勝利は
始まりに過ぎない…と。
今後の抱負を語る村田チャンプ。



前回は「始めて世界レベルの相手と戦う」不安もあったろうし、
それが今一歩の攻めが無い要因とも思われた。

今回は「自分のガードが通用する、強打でダウンも奪えた、足腰の
強さでも凌駕できる」という自信を持って試合を進めていた。

これが対立王者たちに通じるかどうかは、まだ未知数だが、それでも
世界上位に(実質)連勝したのは大きい。

次戦が(対戦相手含めて)どうなるかは分からないが、やはり日本の
注目を浴びて戦うことになるだろう。

井上尚弥とともに日本ボクシング界を代表する王者となった村田諒太。
今後の動向に注目が集まりますね。

村田諒太がエンダムを降しWBAミドル級王座獲得(1)

2017年10月22日 | ボクシング
プロボクシング トリプル世界タイトルマッチ 
2017年10月22日、東京・両国国技館

【WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦】 
村田諒太 7回TKO アッサン・エンダム

因縁の再戦。
5月の世界初挑戦ではダウンを奪いながら1―2と不可解な判定で敗れた相手。
ダイレクト・リマッチに勝利した。

WBA世界ミドル級1位・村田諒太(31才/帝拳)が、同級王者のアッサン・
エンダム(33才/仏)に勝利し、悲願の世界タイトルを奪取。
※五輪メダリスト出身の世界王者は日本人初。



個人的に、村田に関しては「賢いのは分かったからリングで見せろよ」という
印象は変わらなかったが。

果たして万人が「こうして欲しい」という仕掛けを見せた。
第1ラウンドから積極的に攻撃を仕掛け、優位に立つ。
生命線はド素人でも分かる「ジャブとボディ」。

村田は右脇腹から顎を掬い上げるタイソン・アッパーを狙う!
おっ、プロになって打つの初めてじゃないか!?
圧力を感じたのか、エンダムは手数の合間にクリンチを多用。

第2ラウンド、両者手数が多い。
初戦より展開が早いからエンダムは疲れるぞ。

第3ラウンド、フックを外から、ジャブを真ん中から放つ王者エンダム。
村田は全てブロック。そして手数を返す。
エンダム強打の迫力増してるとかなし。大きな上積みも見当たらず。

第4ラウンド、村田は右ストレートと左フックを的確にヒット。
エンダムも手を出す。
村田のボディが後半効果が出そう。しかし採点に反映されるか?

第5ラウンドも初戦より密度濃い攻防。
クリンチの際に側頭部ギリギリを叩く村田。ラビットパンチを主張する王者。
もみ合いでも手を出すのはイイ。腹を効かせて止めたい。

第6ラウンド終盤、村田の右でエンダムの腰が砕けた!
しぶとい王者は応戦するも、見せかけのリードパンチも途切れ気味。

第7ラウンドも村田優位。
遂にジャブの突き合いでエンダムの顔を跳ね上げた!これは王者苦しい。

バッタリ倒すより、ジワジワとダメージを重ねて動きを止め、ロープに詰める
戦法が有効なのではないか?
それならレフェリー・ストップも呼び込める…。

そう思ったら、第8ラウンド開始前のエンダムコーナーに不穏な動きが。
王者は下を向き、セコンドは顔を振る。レフェリーが腕を交差した!

同時にエンダムのセコンドがグラブのテープを外し始める。
棄権だ!

この瞬間、村田諒太の勝利が決定した!

2017衆院選結果は自民圧勝

2017年10月22日 | 生活
22日に投開票された第48回衆院選。

結果
自民党は国会運営を主導できる絶対安定多数(261)に単独で達し、大勝。

希望の党は不振、公示前の57議席から50議席に議席を減らした。

立憲民主党は55議席で、公示前の16議席から3倍以上に躍進。
野党第一党に躍り出た。

共産党、日本維新の会は低調の結果となった。



野党はトータル121議席。
数としては公示前109を上回ったが、自民や安倍への国民感情からすると
それを数字に反映する事が出来なかった印象。

社民は票を減らし、野党で躍進したのは立憲民主のみ。
個人としては「小澤、菅氏、海江田氏、辻本氏」しぶとい。

共産は野党共闘のため自らの候補者を減らす男気をみせ、結果あえなく
議席を半分に数を減らした。
ただし、立憲民主の躍進へ大きな力になった事は事実。枝野氏からは
感謝の言葉が語られた。

希望は惨敗とも言える結果で、小池氏のお膝元の東京選挙区ですら「1」
議席となり、都政運営どころか今後の政治生命まで響くような結果だ。



今後は野党勢力図の動きに注目だが、立憲民主には、ぜひ「我が道」を
歩んで欲しいと思います。

そして再度、小池百合子氏に感謝を!