都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

大衆酒場大久保・ドライクリーニング長部

2017-02-19 | 北区   

 赤羽西口通り(旧岩槻街道)沿い物。都道補助73号線の事業化による拡幅で、沿道の建物は軒並みなくなった。

大衆酒場大久保
所在地:北区赤羽西2−2
構造・階数:木造2F
備考 :2006〜2009.10に解体
Photo 2004.4.25

 こちらは2011年に訪ねた時には既に消失していた物件。右側は前の記事でも記した鋭角角地にあった出桁町屋。

 手持ちの住宅地図で確認したところでは2006年まではあったようだ。しかしGoogle SVの2009年10月時点の画像では既に除却されている。

 角地の出桁町屋よりは若干軒高が低く簡便な建物で、お店の看板で壁面の多くが隠されてはいたが、一応これも出桁町屋だった模様。

ドライクリーニング長部
所在地:北区赤羽西2−2
構造・階数:木造2F
備考 :2011〜2013.6に解体
Photo 2011.1.19

 2011年時点で周辺の建物が続々に解体されていたなか、まだ残存していた物件。

 こちらも2016年夏の訪問時には解体済みで、Google SVで確認してみると、2013年6月時点で既に更地になっていた。従って、写真を撮った2011年1月〜2013年6月までの間に解体されたようだ。

 出桁造り町屋とかではなく、屋根もトタン屋根で、建築的には立派で貴重だというわけではない。ただ、後方には大型の物干し台があり、古くからのクリーニング屋さんだったことを思わせる姿だった。

Tokyo Lost Architecture   #失われた建物 北区  #旧街道 
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出桁造り町屋S邸

2017-02-13 | 北区   

 都道補助73号線の事業化による拡幅でなくなった赤羽西口通り(旧岩槻街道)沿いの建物。

出桁造り町屋S邸
所在地:北区赤羽西2−2
構造・階数:木造2F
備考 :2011〜2013.6に解体
Photo 2011.1.19

 鋭角になった角地に建っていた出桁造り町屋S邸。

 1階北側端に緑色のタイル張りの台のような部分があったことから考えると、もとはなんらかのお店だったようだ。1階の扉も中央部以外は昔からの木製のがっちりした引き違い戸だった。奥行きはさほどないが、軒高も高く立派な出桁造りの町屋。

Photo 2011.1.19

 変形した敷地に建つため、妻部分がかなり変則的になっているのが非常に印象的だった。交差点から埼京線沿いに入っていく細い道があるため、建物は後方が斜めになっている。木造家屋はたいがい梁が建物を横断しているが、斜めになった部分では梁はどうなっていたのだろう。

Photo 2011.1.19

 横から見ると、かなりスリムで背の高い建物のように見えてしまう。長方形の一つの角を切り欠いたような五角形をした平面型だった。この建物、南側側面と背面の大半が下見板張りになっており、昔ながらの木造家屋の雰囲気を色濃く出していて、特異な形態で角地で印象的な姿を見せていることもあり、残してほしい建物だった。

 しかし、2016年に訪れたらやはり道路拡幅によって解体され、この場所は更地になっていた。Google SVで確認してみると、クリーニング長部同様、2013年6月時点で既に建物は除却されている。従ってこの建物も2011年1月〜2013年6月までの間に解体されたものと思われる。

Tokyo Lost Architecture   #失われた建物 北区  #出桁造り  #旧街道 
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手嶋商店

2017-02-10 | 北区   

 赤羽西口通り(旧岩槻街道)沿いの建物は、都道補助73号線の事業化による拡幅で軒並みなくなったが、こちらはどうやら大幅に改築されて残されているようだ。

手嶋商店
所在地:北区赤羽西2−1
構造・階数:木造2F
備考 :2014年に改築?(Google SVによる確認)
Photo 2011.1.19

 2階の壁面に※印が大書され、それが目立っていたモルタル看板建築商店。1F軒先のシャッターケースには「米と灯油 手嶋商店」と書かれていた。

 窓の様子などから考えると、1階の階高は普通よりやや高かったようだ。

 Google SVで確認したところ、真新しい建物が写っていたので、解体されて建て替えられたものと思ったのだが、よく見ると通り側に衝立状に壁面が立ち上がっている切妻屋根で、以前の建物とプロポーションが似ていて、新築としてはなんだか妙だ。

都道460号線 - Google マップ

 現代において新築の住宅で看板建築状に通り側に壁面を立てる理由が見当たらない。そう考えると、現在の建物は以前のこの看板建築を大幅に改築したものだと考える方が良さそうだ。無くなったわけではないが、面影はほとんどないということである。

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 北区  #古い建物 北区  #看板建築  #モルタル看板建築  #旧街道 
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旧金龍堂書店

2015-02-23 | 北区   

旧金龍堂書店、谷内六郎の絵にもとづくモザイク壁画「砂山」
所在地:北区赤羽1-54
設置年:50年ほど前(1960年代)
Photo 2014.11.4


 赤羽岩淵駅そばの本屋さん(旧金龍堂書店)の建物に設置されたモザイク壁画。


 週刊新潮の表紙絵でも知られた、谷内六郎の絵にもとづくモザイク壁画としては、表参道と青山通りの交差点にある山陽堂書店のものが有名だが、赤羽にもややひっそりとモザイク壁画はあるのだった。


 金龍堂書店の店主が、山陽堂書店のモザイク壁画を気に入って新潮社に依頼したのだそうだ。同じようなモザイク壁画が造られているのには何か訳があるのではと思っていたが、やはりそういう関係があったのだった。経緯については下記に詳しいので、リンク先を御覧下さい。



青山〜赤羽、谷内六郎壁画めぐり - Excite Bit コネタ



Tokyo Lost Architecture

#古い建物 北区

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念仏坂とふか坂

2014-03-20 | 北区   

 武蔵野台地北東端をたどる。

念仏坂(右)
所在地:北区赤羽北3-27   Google Map
Photo 2013.9.13

 武蔵野台地北東端には、荒川・新河岸川沿いの低地から高台へ上る坂がたくさんある。高低差がやや大きく、崖地が急なため、坂道も階段も斜面を斜行しながら上っていくものがほとんどだ。

 念仏坂の坂名の由来は、昔、近くにお寺の墓地があったからという。同名の坂は都内のあちこちにあるが、墓地があったから以外にも、念仏を唱える僧がいたとか、崖地の急坂なので通る人が念仏を唱えたなど、念仏絡みではあるが微妙に由来が異なるものも多い。

ふか坂(中央)
所在地:北区赤羽北3-27と板橋区小豆沢4-14の間   Google Map
Photo 2013.9.13

 この坂は区界にある。写真中、ふか坂の左側が北区で、右側が板橋区。

 坂名の由来は、深い木立の間を上る坂だったから、だそうな。坂道の名前は昔の様子を知る手掛かりでもある。

#階段・坂 北区  #階段・坂 板橋区  #地形 
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団地

2014-03-19 | 北区   

 団地~っ。

UR赤羽北2丁目団地
所在地:北区赤羽北2-15   Google Map
Photo 2013.9.13

 武蔵野台地北東端、赤羽北の高台から荒川沿いの低地に建つ団地の姿を見る。

 下から見上げるのでなく真横からほぼ水平に眺めるのは、パースを補正した建築写真にも似て、印象的な風景だ。

#街並み 北区  #住宅系  #集合住宅  #眺望  #地形 
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殿山の坂

2014-03-18 | 北区   
殿山の坂
所在地:北区赤羽北3-6 下部は赤羽北2-16と17の間   Google Map
段数 :91段
Photo 2013.9.13

 この階段も武蔵野台地北端部で上るもの。

 坂名は台地上の旧字が殿山だったことから付いた名前という。その殿山は、中世にこの近辺に城館があったことから付いた地名だそうな。たしかに見晴らしの良いお城だったことだろうな。

上のほうから

 低地側に大型のビルが建ってしまってパノラマはやや遮られているが、それでもかなり景色の良い場所。

 ステップのややテキトーな補修がかえって面白い。

 屋外の階段は本来、そんなにお金を掛けて整備するものではない気がする。ものすごくきれいに仕上げても20~30年すればやっぱり傷む。そんな時、再度かなりのお金を掛けるつもりがないのなら、高いものをほったらかしにして傷みきってから金を掛けて直すのではなく、最初からあまり金の掛からないやり方で造って、コンスタントにちょっとずつ補修するのが良いのではと思う。

 近くの小学校の子供たちが、側溝にビニール製のボールを転がして遊んでいた。側溝には落ち葉やゴミが溜まっていて、そこで引っ掛かってしまったり、途中で跳ねて側溝から飛び出してしまったりして、なかなか下までは到達しない。90段もあるのに、子供たちは飽くことなく何度も上り下りして、繰り返し「チャレンジ」している。そういえば放課後って楽しかったな。

#階段・坂 北区  #住宅系  #眺望  #ヴィスタ  #地形 
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赤羽北3丁目 諏訪神社裏の階段

2014-03-17 | 北区   
赤羽北3丁目の諏訪神社裏の階段
所在地:北区赤羽北3-1   Google Map
段数 :52段
Photo 2013.9.13

 武蔵野台地北端近くで、台地上から荒川・新河岸川の低地へと下る。

 正面は埼京線北赤羽駅近くの再開発ビル、アクトピア北赤羽四番館。

Photo 2013.9.13

 同じ階段を下から。大袈裟な言い方をするなら、これが武蔵野台地の境目の姿。

#階段・坂 北区  #住宅系  #眺望  #ヴィスタ  #地形 
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赤羽西~蓮沼町あたり

2014-03-16 | 北区   
都営赤羽西アパート1号棟
所在地:北区赤羽西5-12   Google Map
建設年:1969~1974(昭和44~49)年
Photo 2013.9.9

 昭和40年代後半に建てられたそうな。建物名のカクカクした文字がいい。1の字がかなり離れてるけど。

旧陸軍兵器補給廠専用線跡
所在地:北区赤羽西6-34   Google Map
Photo 2013.9.9

 住宅街の中に残る旧陸軍兵器補給廠専用線の跡。明治末から戦後の頃までここを貨物列車が行き交っていたそうだ。右側のカーブしてる道のあたりが線路跡らしいが、話を知らなければ全然わからない。

本蓮沼駅の近くにて
所在地:板橋区蓮沼町17   Google Map
Photo 2013.9.9

 木造長屋を改装したモルタル看板建築系の建物かと思ったのだが、ヴォールト状の屋根裏があり、新しいのか古いのか、わからなくなってしまった。

#街並み 北区  #街並み 板橋区  #公営・公団・公社・公立住宅 
#集合住宅  #鉄道  #看板建築 
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赤羽台からスカイツリーを望む

2014-03-14 | 北区   
北区立赤羽台西小学校南側の坂から
所在地:赤羽台2-1と2の間   Google Map
Photo 2013.9.9

 亀ヶ池谷と呼ばれる谷へ下る坂道。稲付城址の高台の向こうには、スカイツリーが遙か彼方に見えていた。

#階段・坂 北区  #眺望  #塔 
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