前にも書いたように、板橋区北部は武蔵野台地・成増台の北端部で、荒川沿岸の高島平方面へ下る斜面が東西に続いている。

この北側斜面は大きな崖地になっており、巨大なコンクリート擁壁になっている。もともとこのような地形だったのか、マンション開発等のために削られたのかは、もう少し資料を見てみないと分からないが、印象的な崖地景観だ。
崖地のわきを下る階段からは低地側の眺望が開けている。予想外にダイナミックな眺望景だ。この界隈の人々は、多くの都民が知らない眺望を日常的に体験しているのかもしれない。

荒川低地方面と武蔵野台地・成増台上をつなぐ階段
所在地:板橋区赤塚4-34と39の間 Google Map
段数 :119段
Photo 2010.9.25
踏み面奥行きがあまり大きくないためか、やや急。転落防止のためか、途中の平場ごとに車止め状の柵が設置されている。
段数の合計119段は、23区内ではかなり多い方だが、
日枝神社の山王橋参道(Google Map) 132段
三田の亀塚公園内の階段(Google Map) 136段
なので、赤塚4丁目のこの階段は、23区内で最大ではない。
ただ、山王橋参道も亀塚公園内の階段も、一段一段の蹴上高さは15cmで、高低差は約20m。今回、蹴上高さを測りそびれてしまったが、もしこれが18cm以上だったりすると、高低差は21mを超える。そんなわけで、もしかすると23区内で最大の高低差を持つ階段かもしれない。ただ18cmの蹴上というのは結構高くて、あまりお目に掛かることはない。だとするとやはり高低差も最大ではないのかも・・・。もういちど調べに行かなくては・・・。
#階段・坂 板橋区