目黒・富士見坂
所在地:目黒区目黒1-1と1-2の間 Google Map
Photo 2011.7.22
目黒川北東側の斜面に掛かる坂道からは富士山がよく見えるそうだ。ただ、目黒の富士見坂は江戸時代からそう呼ばれていたわけではないという。考えてみれば江戸時代のこのへんは江戸の市域のはずれ、都市の境界部で市街化も進んでおらず、坂でなくてもあちこちから富士山が見えていたのかもしれない。
現在、この富士見坂からは、周辺のビルに遮られてほとんど富士山は見えないという。しかしひとつ南側の無名の坂道からは今でもよく見えているそうだ。
目黒・富士見坂(坂下側から)
Photo 2011.7.22
急な坂道で傍らの標識には15%と書いてある。しかし手持ちの簡易傾斜計で測ってみたところ、下の方では24%(約13°)もあった。標識を立てる際にどのように測定して傾斜を出しているのか知らないので、この誤差の理由はよく分からない。
ここの坂の場合、測量の際に、坂道全体の長さと高低差から傾斜を計算すると、15%(約8°)になるのかもしれない。というのもこの坂は上部は比較的緩やかだが、下部はかなり急なのだ。平均すると15%だが、部分的には15%を大きく超える傾斜なのかもしれない。
トラックなどは急坂部分を上り下りするのにかなり苦労している。20%オーバーだと知っていたら通らないという車もあるだろう。写真のトラックは、下りてくる時に車の屋根が見えるほど下向きになっていた。荷下ろしのために坂の途中に停車したが、直線的な坂なのでブレーキが甘かったら一気に落ちてきてしまいそうだ。しっかり止めておくれよと願わずにいられない。