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橋本ビル
所在地:中央区 京橋3-7
構造/階数:RC/4
建設年代:震災後〜昭和初期
解体年 :2016(平成28)
Photo 2014.5.27
鍛冶橋通り沿い、中央通りとの京橋交差点を越えて少し進んだ右側(南側)に建っていた4階建てオフィスビル。後方の黒いビルとも構造的には一つだったが、そちらは別名で「篠塚本社ビル」という名だったそうだ。
いつも見ている「ぼくの近代建築コレクション」というブログの該当記事には、周辺が建て替わっていない1986(昭和61)時点の写真が掲載されているが、この時点では後方の篠塚本社ビルも同じような外壁になっている。
橋本ビル/中央区京橋3丁目 - ぼくの近代建築コレクション
Photo 2006.1.27
窓と窓の間のやや茶色い壁面はスクラッチタイル張り。またその他の明るい茶色の壁面は、塗料を混ぜたコンクリートで造られていたのだろうか。繁華街の街角にあったちょっとモダンでお洒落なオフィスビルだった。
Photo 2015.4.28
2階には東京搬送機(株)という会社が入居していた。また、上層階への入口は鍛冶橋通り側の西端(一枚目写真で建物右端)にあった。
2016(平成28)にこのビルは解体され、現在、跡地には「ホテルインターゲート東京 京橋」というホテルができている。
2025.1.3追記
上記「ぼくの近代建築コレクション」の記事にもあるが、橋本ビルは1935(昭和10)年の火保図では「槌谷ビル」、戦後の1950(昭和25)年の火保図では「京橋ストア」、1952(昭和27)年の火保図には「篠原KK物産本社・カトレム」と記されている。
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 中央区 #近代建築 #オフィス