
旧 大塚アパート
所在地 :港区 南麻布4-2-14
構造・階数:木・2
建設年代:?
解体年 :2023(令和5)頃
Photo 1995.5.27
南麻布にあった、もとはアパートだった洋風建物。最近の住宅地図には個人宅のような形で載っていたが、総2階の姿はやはり集合住宅。建設年代の詳細は未把握だが、1960年代の地図には既に載っているので、それより以前、戦後まもなくもしくは昭和戦前期に建てられたものだったのではないかと思う。
Photo 2011.3.29
人通りのある道に直接面しているため、1階の窓には目隠しの板が取り付けられていた。壁は洋風の下見板張りだが、屋根は日本瓦。また、1990年代に見た時は壁が水色だったが、2010年代には薄い小豆色に塗り替えられていた。
Photo 2011.3.29
2階の窓外の手摺はアルミ製のようで新しい。雨樋も新しいものが付けられていたし、エアコンもあったが、外観は全体的に昔からの様子を保っていた。
Photo 2011.3.29
窓や扉は昔ながらの木製。古い住宅でもアルミサッシになっていない建物は珍しい。
昨年末に通り掛かったところ、既に無くなっており、跡地には別の新しい建物が建っていた。老朽化している感じだったので、残して行くのは難しかったのだろう。
昔からの街並みを形作っていた建物はかようにして次第に消えていき、かつての街並みを思い起こす手掛かりも次第に少なくなっていく。
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 港区 #洋館・洋風住宅 #集合住宅
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