都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

代官山アドレス 2

2009-09-12 | 渋谷区  
代官山アドレス
所在地:渋谷区代官山町17
Photo 2009.08.30

 駅と八幡通りの間には1フロア程度の高低差があるため、代官山アドレスのプラザと駅の間には、ブリッジや階段が造られている。こちらは吊り構造と桁構造併用のようなブリッジで、らせん階段もついている。ワイヤーでわざわざ橋の下側に伸びた足を吊ったりしているが、かえって不安定に見える。余計なことをしている気がするのだが、なぜこういうデザインにしたのかは不明。

 こちらは、片持ち梁に近いちょっと大胆なデザインをしたブリッジ。ややごつくも見えるが、シンプルで力強くすっきりしている。

 歩道橋の上からは代官山駅の様子や、薄い建物も見下ろすことができる。東横線の鉄道が小さな谷を通り、丘を潜っていることがよく分かる景色。

#新しい建物 渋谷区  #橋  #鉄道
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代官山アドレス 1

2009-09-11 | 渋谷区  
代官山アドレス
所在地:渋谷区代官山町17
Photo 2009.08.30

 ベンチ兼用のアート作品。二人で腰掛けるにはやや小さい。座った時に、作品との関係性の中で絵になることが求められるような面がある。

 すりガラス部分には、地名の解説などいろいろな文章が書かれている。文章の効果のほどはわからないが、ガラスや照明がきれいで上品な印象。

 店舗のサイン。最近は3分割型が多い気がする。

 サインは機能とデザインが高度にバランスを取っていなければならないが、大きさや色、形、設置場所など、作るのにはノウハウがあって結構難しいんだろうなぁと思う。

 東側入口の階段。一帯は同潤会アパートがあったところで、当時も団地内にいくつかの階段があったが、再開発により昔の階段はなくなっている。

 階段両側のオブジェが目立つが、これは個人的にはいまいちだと思う。ほとんどの人はさして関心を向けていない。無いと寂しく感じるという人もいるかもしれないけれど、八幡通り側の巨大なひまわりのようなオブジェ同様、形がなんだか幼稚で周辺の街並みイメージと食い違っていてちぐはぐな気がする。

#新しい建物 渋谷区  #モニュメント  #階段・坂 渋谷区
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旧朝倉家住宅 3

2009-09-06 | 渋谷区  
旧朝倉家住宅
所在地:渋谷区猿楽町29
建設年:1919(大正8)
備考 :重要文化財
Photo 2009.08.30

 広々として風通しも良さそう。夏でも涼しそうなうらやましい空間。

 ごろっと横になってうたた寝をしたくなる。でも冬はどうなのかなぁ。

Photo 2009.08.30

 長い廊下。垂直と水平、障子の桟が美しい。

 木造和風住宅だけれど、モダンな空間にも見える。

#古い建物 渋谷区  #和風住宅  #重要文化財 
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旧朝倉家住宅 2

2009-09-05 | 渋谷区  
旧朝倉家住宅
所在地:渋谷区猿楽町29
建設年:1919(大正8)
備考 :重要文化財
Photo 2009.08.30
中庭も美しい。
庭園と土蔵
Photo 2009.08.30

 土蔵も大きく立派。斜面にはかなり大きな樹木もあり、ちょっとした林のよう。

 槇文彦氏設計のヒルサイドテラスがある場所も、以前は朝倉家住宅の敷地の一部だったという。今でも広大な敷地を持つ邸宅だが、以前は倍以上の面積があったようだ。

 持ち主は変わったりしたようだが、建物と庭園の多くが以前のまま残されて、文化財となったのは喜ばしい。ただ、昔の土地持ちの屋敷は、階級構造を背景にしてかなりのものだったんだなぁと改めて思う。


 大きな邸宅とその庭園からなる緑地は、都市環境的には良いものなのだが、社会の構造として、一部の人だけが不当ともいえるぐらいの広大な敷地を持つのはやはり疑問だ。でも相続の問題から、立派な洋館や庭園が失われて細分化が進み、共同住宅が建ったり、高層化が進んで行くのを見ていると、そのあたりにまで踏み込んで考えないと、東京の都市環境は良くならないのではないかとさえ思われてくる。

 話はちょっと飛ぶが、フランスのヴェルサイユ宮殿などは、王が居た当時から、常時一般人が内部まで見学していたと聞いたことがある。こうなってくると、王のものではあるが、国民のものでもあるような感じだ。王が庭園散策のための解説まで作ったという話もあって、そうなるとそれはほとんど公園である。

 イギリスのロンドンなどは、ごくわずかな有力者だけで街全体の土地を持っているという。だが彼等は、ただそれを貸して財を蓄えるのではなく、インフラや街の公共施設等に多大な投資している。日本で税金を基にして自治体や国が行っていることを、土地所有者が自己責任でやっているわけで、こういう例を見ていると「関係性がうまく行くのなら」大地主と店子の構造も悪くないのではないかと思えてきてしまう。

 ただ、そこには世襲の問題がついて回る。代々に渡って持てる者と持たざる者が固定化されるわけで、階級制社会というものはそういう閉鎖的な面を当然持つ。日本の場合、戦後、大地主と小作という仕組みが解体された。今にして思えばやや乱暴なやり方で、大地主は一夜にして土地を失い、小作は土地所有が可能になった。ある意味、社会主義的な構造を部分的に取り込んだようなところもある。不当に働かされて搾取されていた人々にとっては、非常に良かったし当然あるべき方向性だったし、社会的な平等の観点からすると、正しく近代的な方向性だと思う。

 だが別の面から見れば、小作は大地主の傘の下での安定が確約されなくなり、自立が求められたわけでもある。私の実家の方などでは、旧小作は土地を手にした後、その多くが土地を売り払ったり、担保にして事業に乗り出し失敗したりしたという。言い換えれば、旧大地主は土地活用のプロだったが、旧小作はそれに関しては素人だったわけで、結果的に農地は荒れた。兼業農家が次第に増え、小規模農地のため生産性が低いのも、乱暴な筋立てかもしれないが、農地解放に由来する面がある。大地主と小作という前近代的構造に戻ることへの懸念もあってか、会社のような組織的な農業もなかなかできない。

 話は全然まとまらないが、旧朝倉家住宅とは全く異なる方向へ展開してしまったので、いきなり今回はここで終了。


 金持ちは大きな土地や屋敷を持っちゃってずるいよねぇ的な批判は、確かにそうなのだが、単なる妬みの面もあって、そこから解決の糸口はたぶんない。カップルが縁側で寝そべったり化粧をしたり(両方とも見学のマナーに反してますが・・・)しながら、こんな建物売って税金安くしてくれればいいのにだとかいうことをグチャグチャと長時間話しているのを見て、かなりグッタリした気分になりながら、あれこれ考えさせられた見学なのだった。

#古い建物 渋谷区  #和風住宅  #重要文化財 
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旧朝倉家住宅 1

2009-09-04 | 渋谷区  
旧朝倉家住宅
所在地:渋谷区猿楽町29
建設年:1919(大正8)
備考 :重要文化財
Photo 2009.08.30

 渋谷会議所としても使われた立派な邸宅。広大な邸宅とこれまた立派なお庭。目黒川に向かって下る斜面に庭園が広がる。

 代官山のすぐ近く、外は喧噪な街で若者が行き交うが、邸内は閑静でゆったりとした時間が流れる。

 縁側に座ったり座敷でくつろいだりしていると、なんだか眠くなってしまう。ただし、ゆっくり見学するのは良いが、寝たり長時間居座ってはダメ。

#古い建物 渋谷区  #和風住宅 #重要文化財 
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東横線ガード

2009-09-03 | 目黒区  
目黒区上目黒1丁目 東横線中目黒駅付近にて Photo 2009.08.30

 駅の近く、電車がゆっくりガードを渡っていく。

#鉄道  #橋
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ガード下から上る

2009-09-02 | 目黒区  
目黒区中目黒1丁目 新道坂のガード下から
Photo 2009.08.30

 明るい場所へ。といっても上は雨だったんだけど。

#階段・坂 目黒区
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並んで走る

2009-09-01 | 新宿区  
JR山手線 新大久保駅付近にて
Photo 2009.08.30

 高田馬場~新宿では、山手線は西武新宿線とも併走している。

 まるで競争するかのように並んで走る電車は、地方出身者にとって都会的な風景だ。

#鉄道
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