「ムーラン・ルージュ」などのバズ・ラーマン監督ならではの
絢爛を極めたビジュアルも見もの
この言葉に、やはり見ておかなくてはと映画館へ。
バブル満開の虚飾の世界を描いたような映画の
大富豪のパーティシーンは、目を疑うかのようです。
これが1920年代のアメリカなのかと思うと考えるものがあります。
(この国と戦うことになってしまうのかと思ったので…)
第1次世界大戦後の戦後バブルに沸くアメリカで、
証券会社のサラリーマンであるニックだけに
届いた招待状を持ってパーティへ。
このお話は、精神を病んだニックが過去を回想し、
記録していくというものです。
バブルに沸いても流されることがなかったニックも、
この招待を受けたことが彼の人生をも変えてしまうのです。
招待状もなく宮殿のような屋敷に押しかける人々、
そのパーティの目的が明らかになると、
なぜそのようなことにここまでお金を使えるのかとも思いますが、
貧富や身分の差があった時代背景がそうさせたのでしょう。
裕福な者たちの無責任なライフスタイルを批判するという
監督の目的は、十分に達成されていきます。
レオナルド・ディカプリオが演じる大富豪の名は、ギャツビー。
誰も彼の素性を知るものがいないとは、怪し過ぎるでしょう。
危ないことをしているのに違いないのですが、
それは何もかも彼女のため。
切なく純粋すぎる愛が、彼を成功させたとも失敗させたとも思えます。
お相手の女性ディジーを演じるキャリー・マリガンは、
彼女のためならと思えるチャーミングな女性、この役にピッタリ。
でも、所詮はお金持ちの育ちのよいお嬢様が、
その生活を維持するために結婚したようなものでした。
ニックとディジーはいとこになるので、
ディジーの夫とも親しい間柄、
夫婦お互いの秘密を知ることになるニックも、
巻き込まれ、やがては病が…。
富も人生も、ひとりの女性にひと夏で注ぎ尽くしたギャツビー、
こんなにも悲しい恋だったなんて
T・ジョイ大泉
2013.7.15
絢爛を極めたビジュアルも見もの
この言葉に、やはり見ておかなくてはと映画館へ。
バブル満開の虚飾の世界を描いたような映画の
大富豪のパーティシーンは、目を疑うかのようです。
これが1920年代のアメリカなのかと思うと考えるものがあります。
(この国と戦うことになってしまうのかと思ったので…)
第1次世界大戦後の戦後バブルに沸くアメリカで、
証券会社のサラリーマンであるニックだけに
届いた招待状を持ってパーティへ。
このお話は、精神を病んだニックが過去を回想し、
記録していくというものです。
バブルに沸いても流されることがなかったニックも、
この招待を受けたことが彼の人生をも変えてしまうのです。
招待状もなく宮殿のような屋敷に押しかける人々、
そのパーティの目的が明らかになると、
なぜそのようなことにここまでお金を使えるのかとも思いますが、
貧富や身分の差があった時代背景がそうさせたのでしょう。
裕福な者たちの無責任なライフスタイルを批判するという
監督の目的は、十分に達成されていきます。
レオナルド・ディカプリオが演じる大富豪の名は、ギャツビー。
誰も彼の素性を知るものがいないとは、怪し過ぎるでしょう。
危ないことをしているのに違いないのですが、
それは何もかも彼女のため。
切なく純粋すぎる愛が、彼を成功させたとも失敗させたとも思えます。
お相手の女性ディジーを演じるキャリー・マリガンは、
彼女のためならと思えるチャーミングな女性、この役にピッタリ。
でも、所詮はお金持ちの育ちのよいお嬢様が、
その生活を維持するために結婚したようなものでした。
ニックとディジーはいとこになるので、
ディジーの夫とも親しい間柄、
夫婦お互いの秘密を知ることになるニックも、
巻き込まれ、やがては病が…。
富も人生も、ひとりの女性にひと夏で注ぎ尽くしたギャツビー、
こんなにも悲しい恋だったなんて
T・ジョイ大泉
2013.7.15