まるみのあっちこっち巡り

ー32,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

軍艦島上陸周遊クルーズ 前編

2013-07-01 19:51:30 | 遊覧船・レストラン船・その他


外観が軍艦「土佐」に似ていることから
「軍艦島」と呼ばれるようになった「端島(はしま)」

2009年1月5日に世界遺産暫定リストに掲載された
「九州・山口の近代産業遺産群」の構成資産の一つです。





軍艦島を訪れるために長崎港から船に乗りました。
サン・プリンセスのような客船ではありませんから
こんな波がくるとかなり揺れます。





席によっては、波を被るようなことにもなるかもしれません。
屋内の座席は満席でした。





軍艦島が見えてきた時には、うれしくなりました。
ずっといつかは行ってみたいと思っていたのですが、
上陸ができるようになったのは、
2009年4月22日からのことです。





魅力的な廃墟です。
昨年公開された映画007最新作『スカイフォール』
この島でもロケが行なわれました。





建物の中にも入って行けそうにも見えますが、立ち入り禁止。
映画のロケといえども危険です。

軍艦島をモデルにした大規模なセットは、
イギリスで作成し撮影されたそうです。
(映画ではマカオ沖にあるサイバーテロリストのアジトという設定)





乗船した船は、この「マルベージャ3」です。
天候など気象条件によっては
上陸できない日も多いようです。





ガイドさんの話に熱心に耳を傾けます。
端島で1810年頃に石炭が発見され、佐賀藩が小規模な採炭。
1890年三菱合資会社の経営となり、
本格的海底炭坑として操業が開始されました。





出炭量の増加につれ人口も増加、1916年には日本初の
鉄筋コンクリート造りの高層住宅が建設され、
最盛期には約5300人もの人々が住み、
世界一の人口密度にまで達したのでした。





エネルギーの需要が石炭から石油に移り、
出炭量も人口も徐々に減少し、1974年1月に閉山。
その年の4月に無人島になりました。





採掘作業は、海面下1000m以上の地点にまで及び、
勾配はきつく、気温30度、湿度95%という悪条件、
ガス爆発など常に危険と隣り合わせの仕事、
共同浴場の浴槽はいつも真っ黒だったそうです。





現在も約半数の建物が残っていますが、
見学できる場所はほんの一部に過ぎません。
3つある見学広場で説明を聞き、写真を撮るだけです。

学校や病院、居住区のほうが興味があるのですが、
見学場所から見えるのは、事務所や工場の跡。
火葬場と墓地以外は何でもあったという島の様子は、
ここへ来ても想像してみるしかなさそうです。

長崎県長崎市

2013.5.1
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映画 ローマでアモーレ

2013-07-01 00:52:20 | 映画(劇場鑑賞)
ウディ・アレン監督が、古都ローマを舞台に様々な男女が繰り広げる
人間模様を軽妙なタッチで描くロマンチック・コメディー。

コロッセオやスペイン階段、トレビの泉、カンピドリオ広場、
まるみが宿泊したホテルの近くにあったボルゲーゼ公園、
路地裏など次々と映し出されるローマの街を
再び旅した気分にもなりました。

昨年の「ミッドナイト・イン・パリ」がとても良かったので、
この作品も観ようと思ったのです。

この映画は、4つのアモーレ(愛)なエピソードが同時進行。

突然、なぜか有名人に祭り上げられる平凡な中年男、
地方出身の新婚カップルの受難劇、
青年と彼女の友人でもある小悪魔な女優との危うい恋の顛末、
ローマを旅行中に電撃婚約した娘の父親として監督も出演する小話。

どのエピソードにも館内には笑い声が響きます。
笑えるだけではありません。

日本でもリサイタルを開いたことがある
テノール歌手のファビオ・アルミリアート。
彼が演じる劇中劇「道化師」が最高

豪華なキャストの演技もあまりにハマっていて笑えます。
観光名所と4つのストーリーとオペラも楽しむお得な映画

シネリーブル池袋

2013.6.15
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