まるみのあっちこっち巡り

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出羽三山神社 国宝の五重塔

2014-04-10 14:26:33 | お出かけ 東北



羽黒山は全山杉に覆われ、長々と続く参道の石段があります。

スノートレーシューズは履いていますが、
ストックを借りて歩いて行くことにしました。







「有難や 雪をからす 南谷」

6月3日に羽黒山に登った芭蕉が残した句です。

残雪でも残っているのか暑い盛りなのに、
雪の上でも吹き渡ってきたような風が吹いてきて
有難いというような句です。

初夏でも涼しい風を感じるのですから寒いはずです。







祓川にかかりる赤い神橋、その清流は月山に源流を発し、
昔出羽三山に参拝する人々は全てこの川で身を清めたそうです。
過去何回か修復を繰り返し、現在の橋は昭和52年のもの。







夏は清涼感を感じる滝も冬は・・・







東北地方では最古の塔といわれ、平将門の創建と伝えらます。
昭和41年には国宝に指定されました。







高さが29.0mの三間五層柿葺素木造。
現在の塔は約600年前に再建されたものです。

豪雪地帯にこれだけの五重塔を作ったことにも
伝統的な手法を厳格に守った素木造りの外観にも感動しました。







祓川をはさんで流れ落ちる須賀の滝は、
江戸時代、遠く月山より8kmの水路をひいて作ったもので
不動の滝と名づけられていました。







タウンで履くブーツでは立ち往生している女性もいました。
靴や歩き方にも工夫が必要です。
自信がなければ冬の訪問は避けたほうが良いでしょう。







今年は羽黒山が開山された午年のご縁にちなみ、
12年一度の午年に参拝すれば、
「12回お参りしたのと同じとされ、
大変はご利益があるとされる羽黒山午歳御縁年です。







今年は多くのツアーも出ているようです。
機会がありましたらぜひどうぞ

山形県鶴岡市

2014.1.2
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