まるみのあっちこっち巡り

ー32,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

刀剣博物館 祈りのかたち展

2014-04-18 02:06:20 | ミュージアム




1000年前に武器として生まれた日本刀ではありますが、
武器としてて役目を終え、美術品として世界から高く評価され、
現代まで作り続けられている日本の伝統工芸品です。

日本人の美意識や精神性を表わしているといえる日本刀、
その日本刀文化の普及のために誕生した博物館に行ってみました。

予想はしていましたが、見学をしていたのは外国人とシニアの男性、
そして、何事にも興味津々の物好きなまるみでした。

しかし、すぐにその美しさには魅了されてしまいました。
重要美術品、重要刀剣として公開されているものの素晴らしさ、
その太刀に込めた祈りを感じられたように思います。

神仏の加護を求め、その祈りを太刀に刻み、
真剣勝負に臨んだ武士。

その銘には神々も描かれているのですが、
それを描いた風俗画を得意としていた江戸時代の画家、英一蝶。
日本画の作品はよく見かけますが、刀にも作品を遺していたのでした。

「折れず、曲がらず、よく切れる」日本刀。
1点1点作刀するため、まったく同じ刀がないことも魅力です。

そこから生まれた言葉が、「そりが合わない」です。
刀身の反りが違うため、違う刀の鞘に刀身を収めようとしても
反りが合わずに鞘に収まらないのです。
そこから気が合わない人同士を「そりが合わない」と言うのです。

そんな言葉にも納得した博物館見学でした。

刀剣博物館

開館時間 10:00~16:30 月曜休館
入館料 大人600円 中学生以下無料 

東京都渋谷区代々木4-25-10

2014.2.21
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