ゴールデン・グローブ賞史上最多の7部門、
アカデミー賞6部門の受賞となった作品ですが、
ミュージカル映画が大好きなので楽しみにしていました。
売れないジャズピアニストと女優の卵のロマンスを描いた
楽曲、ダンス、脚本、全てがオリジナルの作品で、
映像、音楽が秀逸、久しぶりにサントラ盤が欲しくなりました。
ハリウッドらしい映画の一つでしょう。
2回目のノミネートでオスカー女優となったエマ・ストーン。
初めてのノミネートでは、薬物依存症の娘になりきっていましたが、
歌もダンスも抜群、多様性のある女優で、
ハリウッドの頂点に立つのも納得です。
オスカーは逃したもののジャズピアノを習得し、
全編吹き替えなしのライアン・ゴスリングの演奏も圧巻。
彼の代表作の「きみに読む物語」や
「ドライブ」も切ない映画ですが、
この「ラ・ラ・ランド」も切なくて最後に
富士山も裾野が広いからこそ美しいと言われますが、
ハリウッドの裾野の広さがこうした
魅力的な俳優を生むのでしょう。
夢追い人が集まる街、ロサンゼルス。
そこは夢の国、ラ・ラ・ランド。
女優になる夢、自分の店を持ち本格的なジャズを演奏する夢、
夢を叶えるためにお互いの存在が必要でした。
人生の伴侶とはならなかったけれど・・・。
監督・脚本:デイミアン・チャセル
出演:ライアン・ゴスリング/エマ・ストーン
2016年/128分/アメリカ
ユナイテッドシネマ
2017.3.11