まるみのあっちこっち巡り

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バルト三国 ラトビアのスイス スィグルダ トゥライダ城博物館保護区

2017-06-14 12:21:24 | 2016 バルト三国



ラトビア最多来館者数を誇るのがトゥライダ城博物館。
11世紀以降の様々な出来事を物語る考古学資料、
文化や芸術の歴史を知ることができます。







古城の本丸は、現在は博物館になっており、
スィグルダの歴史に関する資料が
展示されています。







塔の上から素晴らしい景色が望めると聞き、
登ってみることにしました。







しかし、中世の古城にある塔ですから
登りやすいことはありません。
朝晩は寒いくらいなので
着込み過ぎて暑くなりました。







登ってみるとトゥライダ城が、赤煉瓦が
緑に映える美しい城だとわかります。
緑の豊かな古城の散策には
欠かせないビューポイントです。

トゥライダとはリーヴ語で「神の庭」という意味だとか。
リーブ人というのは、かつてこの地に住んでいた人々、
ガウヤ川を利用した交易を営んでいましたが、
13世紀に帯剣騎士団に占領されてしまったのです。







その後、川を境に西側がリガの僧正領に、東側は騎士団領となり、
両者が城を築き、職人や商人も住み着いて町が誕生しました。
騎士団がリーヴ人の城を破壊し、リガの僧正によって
同じ場所にこのトゥライダ城が造られたのです。







「庭師の家」の前で微笑むご婦人。
数回の改築をしながらも
その立体構造を維持している
19世紀中期の貴重な建築文化財です。







教会の内部も見学できます。
古の荘園についての物語が秘蔵されています。







領主邸、召使の家、鍛冶屋、猟犬係の小屋、
倉庫、蒸し湯、馬車置き場、
生け簀地下室などが荘園経営地に点在、
りんご園、ダイナの丘、ヤーニ丘などがあります。








四季がありますが、春と秋は短く、
冬の長いラトビアですが、
花々も短い秋を楽しんでいるようです。







衣類や雑貨、民芸品などのお土産も並んでいました。

ラトビア・スィグルダ市

2016.9.25
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