公開40周年を記念してマーティン・スコセッシ監督による
伝説のライブドキュメントが大音響リマスター版で蘇りました。
1976年、サンフランシスコで行われたロックグループ
ザ・バンドの解散コンサートを収めたドキュメンタリー。
ゲストにはボブ・ディラン、エリック・クラプトン、
ニール・ヤングといったロック史を彩る顔触れが勢ぞろい、
圧巻のフィナーレは、出演者全員で大合唱の
「アイ・シャル・ビー・リリースト」
顏と名前が一致する人は、ノーベル文学賞を受賞した
ボブ・ディランなど少数で、ザ・バンドという
グループの存在も知りませんでした。
映画館の観客席に座っているのは明らかに上の世代。
それでも、とても楽しめました。
ボブ・ディランのオーラには驚愕、何という存在感。
エリック・クラプトンとロビー・ロバートソンのギターバトル、
上手く表現できませんが、名を残す人は違うと感じました。
人生の酸いも甘いも知り尽くしているからこその
コクのある演奏や歌に酔いました。
色々な人に大きな影響を与えたであろうロックスター、
演奏の素晴らしさ、ひとつの時代の終焉を映し出す
貴重なドキュメントフィルムですが、
知らなかったからこそ新鮮でした。
調べてみるとメンバー5人のうち3人は既にこの世の人でなく、
メンバーの確執があっでの解散だったようです。
監督のインタビューが核心をついており、
動揺を隠せない表情であったり・・・。
マーティン・スコセッシ監督の映画は、
数々観てはいますが、
ドキュメンタリー映画もスゴイ
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監督:マーティン・スコセッシ
出演:ザ・バンド/ボブ・ディラン/エリック・クラプトン
1978年/アメリカ/117分
ヒューマントラストシネマ渋谷
2018.4.19