栃木県の南西部に位置する足利市は、
日本最古の学校で賑わった歴史の街であり、
18世紀半ばから織物業が繁栄し、
色鮮やかな絹織物を数多く生んだ街でもあります。
由緒あるお寺や神社、史跡が点在する一方、
散策の合間に一息つけるカフェも増え、
以前は素朴な印象でしたが、
オシャレな観光地になっていました。

大日大門通りを歩いていると白壁の蔵が目に入ります。
江戸時代に足利に織物産業を広めた小佐野茂右衛門にちなんだ
"茂右衛門蔵" 老朽化により取り壊される予定だったところ、
地元の要望で修復されイベントスペースに。

大正時代に建てられた国登録有形文化財の古民家。
建築・文化生活上の公開の他、茶会、アート展、
映画・テレビドラマ・コスプレ撮影など
幅広く活用されているようです。
大正ロマンの佇まいが撮影に
人気の足利の新名所、この日は貸し切りでした。

足利市出身の詩人・書家の相田みつをが
「ここが私の出発点」と語っているのが下の写真。
長く不遇であった相田みつをの彼の作品に対する想いと
夢の話を聞いた当時は「旅館なか川」の女将。
「作品ができたらみんな持っておいで。買ってあげるから。」
まるみも言ってみたい


相田みつをゆかりの店「めん割烹 なか川」
日本全国の老舗蕎麦屋100選に名を連ねるお店。
店内には、親交があった相田みつをの直筆サインが。

ぜひとも利用したいと思ったのですが、
閉まっており、出直すしかないようです。

和ティストのおみやげを購入したり、
風情ある街並みを楽しんで、急ぎ美術館へ、
素通りできない美術展がありました。
栃木県足利市
2019.12.15