‘06/05/05の新聞記事から
残留農薬の基準厳格化
農家ピリピリ
農作物などの食品に含まれる残留農薬の規制対象を拡大し、基準を厳格化した国の「ポジティブリスト制度」が29日から導入される。
食の安全性が高まるとして消費者は歓迎しているが、基準を超えた農作物は回収が義務付けられるなど生産者側には厳しい内容だけに、生産現場は神経をとがらせながら準備に追われている。
ポジティブリスト制度
約800種類に上る農薬に残留基準を設定し、基準を超えて残留する食品の流通を禁止する制度。
2003年5月の食品衛生法改正で、農薬が一定量を超えて残留する食品の販売、輸入、加工、販売などが禁止されたことに伴い、新設された。
同法は従来も、約250種の農薬に残留基準を設定していた。
だが、同法指定外の農薬は規制できなかったため、新制度では、指定外の農薬についても国際的な食品規格がある場合は、それに準じて「暫定基準」を設定。
さらに、これにも該当しない農薬には0.01ppm(1億分の1)という「一律基準」を設け、三重の網をかけることで、原則としてすべての農薬を規制対象にした。
残留農薬の基準厳格化
農家ピリピリ
農作物などの食品に含まれる残留農薬の規制対象を拡大し、基準を厳格化した国の「ポジティブリスト制度」が29日から導入される。
食の安全性が高まるとして消費者は歓迎しているが、基準を超えた農作物は回収が義務付けられるなど生産者側には厳しい内容だけに、生産現場は神経をとがらせながら準備に追われている。
ポジティブリスト制度
約800種類に上る農薬に残留基準を設定し、基準を超えて残留する食品の流通を禁止する制度。
2003年5月の食品衛生法改正で、農薬が一定量を超えて残留する食品の販売、輸入、加工、販売などが禁止されたことに伴い、新設された。
同法は従来も、約250種の農薬に残留基準を設定していた。
だが、同法指定外の農薬は規制できなかったため、新制度では、指定外の農薬についても国際的な食品規格がある場合は、それに準じて「暫定基準」を設定。
さらに、これにも該当しない農薬には0.01ppm(1億分の1)という「一律基準」を設け、三重の網をかけることで、原則としてすべての農薬を規制対象にした。