小泉チルドレン 佐藤、片山領衆院議員採決、無断で欠席

‘06/12/02の朝刊記事から


小泉チルドレン　佐藤、片山領衆院議員採決、無断で欠席
連絡ミスと釈明、反省

自民党の佐藤ゆかり、片山さつき両衆院議員が11月29日の衆院経済産業委員会で、官製談合防止法改正案の採決を無断欠席していたことが1日分かった。
石原伸晃幹事長代理は同日の記者会見で「（国会議員として）あるまじき行為」と批判した。

佐藤、片山両氏は昨年の衆院選で初当選した「小泉チルドレン」。
佐藤氏は採決時、郵政民営化造反組で選挙を戦った野田聖子元郵政相の復党に反対する署名を中川秀直幹事長に提出していた。

佐藤氏は1日、記者団に「委員を差し替えてもらうつもりだったが、連絡ミスがあった」と釈明した。

一方片山氏は「党務の連絡に追われているうちに採決がすんでしまった。ひたすら一生懸命やることで貢献したい」と平謝りだった。

国民投票法案 「18歳以上」で合意

‘06/12/02の朝刊記事から


国民投票法案　「18歳以上」で合意
与党、民主案に歩み寄り

民主党の鳩山由紀夫幹事長は1日の記者会見で、憲法改正の手続きを定める国民投票法案をめぐり、投票権を持つ年齢を民主党案に沿って「原則18歳以上」とすることで与党側と合意したことを明らかにした。

ただ、「18歳」を実現するには、成人年齢を20歳とする民法や、選挙権を20歳以上とする公職選挙法を改正する必要があり、両法改正までの経過措置として、付則で「20歳以上」と記す方向だ。

国民投票法案
憲法96条に規定された憲法改正手続きの一環。
改憲は各議院の総員の3分の2以上の賛成で国会が発議し、承認には「国民投票で過半数の賛成を必要とする」と定められているが、具体的な投票手続きを定めた法律は未整備。
共産、社民両党などは「国民投票法案を議論すること自体改憲につながる動きだ」と反対してきたが、5月に自民、公明両党と民主党がそれぞれ法案を提出。衆院憲法調査特別委員会で審議を進めている。


政党としては投票権を18歳以上とすることに反対する明確な理由を発言することはできないだろう。
それを言い出した民主党は実現した時にどう対処するのだろうか。

「イスラムは邪悪」法王失言収拾和解の旅

‘06/12/02の朝刊記事から


「イスラムは邪悪」失言収拾
法王　和解の旅

【カイロ1日鄭真】
ローマ法王ベネディクト16世は1日、4日間のトルコ訪問を終え、帰国の途に就いた。
法王は9月、母国ドイツでの講演で「イスラム教の預言者ムハンマドがもたらしたのは邪悪と残忍さだけ」とのビザンチン帝国皇帝の発言を引用し、イスラム社会の強い反感を買った。
この余波をどう収拾するか注目されたが、法王は歴代二人目となるモスク訪問も実現し融和を演出。
欧州連合（ＥＵ）加盟を目指すトルコ政府も法王から支持を取り付けた。
世界から集結したメディアを前に、両者は思惑をアピールすることに成功したようだ。

法王は11月30日、イスタンブールでトルコを代表するイスラム礼拝所、ブルーモスクに向かった。
当初の日程にないサプライズ訪問。
法王は聖地メッカに向かって黙とうをささげ、イスラム教指導者に「全人類と兄弟愛のために祈りましょう」と話したという。

サプライズ訪問ね～新聞記事としたこんな表現で良いのかね～