‘06/12/06の朝刊記事から
滝川女児自殺 担任、適切さ欠く
市教委報告書 「いじめが原因」
【滝川】滝川市教委は5日、市内の小学校で6年女子=当時(12)=が遺書を残し自殺した問題で、同級生らによる言葉の暴力や仲間はずれが重なり、女子に耐え難いいじめとなったとの調査報告書を公表し、いじめと自殺の因果関係をあらためて認めた。
担任が問題を断片的にとらえ適切な指導を欠き、学校内で情報を共有する仕組みが十分に機能しなかったことがいじめ自殺につながったとしている。
女子は昨年9が9日に教室で首つり自殺を図り、意識不明のまま今年1月6日に死亡した。
報告書は10月にいじめ問題が発覚した後、遺書の記述に基づき、同級生や教職員、保護者にあらためて聞き取り調査を行った。
その結果、同級生から「うざい」と言われたり、修学旅行の際に女子の部屋割りがなかなか決まらない「仲間はずし」などのいじめが重なり、女子が自殺を図ったと結論付けた。
また事件後、原因を特定するのに1年余りかかった理由として、遺族に誠意ある対応を行わず遺書の入手が今年6月まで遅れ、事実関係の把握に固執しすぎたことなどを挙げた。
この点について教育長職務代理者の小田真人・教育部長は会見で「隠ぺいととられても仕方がない」と述べた。
会見を傍聴していた遺族男性(58)は、「遺書入手の経過など市教委と私の間にはまだ認識の違いがある。学校や市教委の協力により解明していただきたい」と話した。
滝川女児自殺 担任、適切さ欠く
市教委報告書 「いじめが原因」
【滝川】滝川市教委は5日、市内の小学校で6年女子=当時(12)=が遺書を残し自殺した問題で、同級生らによる言葉の暴力や仲間はずれが重なり、女子に耐え難いいじめとなったとの調査報告書を公表し、いじめと自殺の因果関係をあらためて認めた。
担任が問題を断片的にとらえ適切な指導を欠き、学校内で情報を共有する仕組みが十分に機能しなかったことがいじめ自殺につながったとしている。
女子は昨年9が9日に教室で首つり自殺を図り、意識不明のまま今年1月6日に死亡した。
報告書は10月にいじめ問題が発覚した後、遺書の記述に基づき、同級生や教職員、保護者にあらためて聞き取り調査を行った。
その結果、同級生から「うざい」と言われたり、修学旅行の際に女子の部屋割りがなかなか決まらない「仲間はずし」などのいじめが重なり、女子が自殺を図ったと結論付けた。
また事件後、原因を特定するのに1年余りかかった理由として、遺族に誠意ある対応を行わず遺書の入手が今年6月まで遅れ、事実関係の把握に固執しすぎたことなどを挙げた。
この点について教育長職務代理者の小田真人・教育部長は会見で「隠ぺいととられても仕方がない」と述べた。
会見を傍聴していた遺族男性(58)は、「遺書入手の経過など市教委と私の間にはまだ認識の違いがある。学校や市教委の協力により解明していただきたい」と話した。