Kodak DC4800
'07/05/09の朝刊記事から
ツシマヤマネコ確認
対馬南部で23年ぶり
長崎県は8日、同県の対馬にだけ生息し、絶滅の虞がある国の天然記念物ツシマヤマネコが、対馬南部の下島で23年ぶりに確認されたと発表した。
県が下島に設置した自動カメラに成獣一匹が写っていた。
ヤマネコは北部の上島では、ほぼ全域に分布しているとみられているが、下島での確実な個体確認は車に轢かれた死骸が1984年に見つかって以来。
県によると3月2日未明、下島南部の矢立山(649メートル)近くの森の中で撮影に成功した。
性別は不明だが、栄養状態は良好とみられる。
周辺で51個の糞が採取され、複数生息しているかどうかをDNA鑑定中という。
昨年9月の環境省の推定では、上島にはヤマネコが80-110頭生息。