備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

シラク大統領きょう退任

2009-07-08 20:53:15 | 海外


'07/05/16の朝刊記事から

シラク大統領きょう退任

仏の栄光に腐心
フランスの威信を背負い、栄光の維持に心を砕いた2期12年だった。
シラク大統領(74)が16日、エリゼ宮(大統領府)を去り、主の座をサルコジ次期大統領に譲り渡す。
フランスの負の歴史を清算し、イラク戦争への反対を貫く一方で、経済の地盤沈下を抑えられず、欧州憲法の批准問題では国民投票による否決という失態も演じた。
「収支決算」に市民の評価は辛口だ。

開戦強く反対
「ブッシュ(米大統領)には36回も繰り返した。とんでもない過ちを犯そうとしていると」

2003年、米英両国のイラク開戦に真っ向から反対したシラク大統領は、伝記「知られざるエリゼ宮の主」の中で米国との対立を振り返る。
対米関係の悪化は戦争後も尾を引くが、国内やアラブ世界でシラク氏の人気は頂点を迎えた。

同書でシラク大統領は「自分の見方を押し付ける米国人」との埋めがたい距離にも言及した。
「どんな文化でも人類に重要な貢献をしている」という多極主義の信念が底流にある。
イラク戦争に関し、その判断は一貫して揺るがなかった。

当時の経験を通じてシラク大統領は、フランスの価値観を世界に伝えることの重要性を痛感したとされる。
その思いは昨年12月開局したフランス初の国際ニュース専門テレビ局「フランス24」に結実した。

負の歴史清算
「ドゴール主義者」として、フランスの栄光への思いの深さは、負の歴史の清算も後押しした。
第二次大戦中、ナチス・ドイツ占領下で行われたユダヤ人迫害についてフランスの国家責任を認めたのが皮切りだった。

奴隷制は人類に対する罪だったことを認め、奴隷制廃止記念日を設けた。
旧植民地で徴兵された退役軍人の恩給をフランス人の退役軍人と同額に引き上げた。

アフリカやアラブ世界の声を代弁し続けたのもシラク大統領の真骨頂。
旧植民地が多い地域での影響力維持が狙いだが、何よりシラク氏は非白人文化を愛好した。
ルーブル美術館の改造や国立図書館の新設で名を残した前任のミッテラン大統領と異なり、シラク大統領は欧州以外の美術に光を当てたケ・ブランリ美術館をパリに建設した。

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送金実現すれば核施設稼動中止

2009-07-08 20:19:14 | 北朝鮮


'07/05/16の朝刊記事から

送金実現すれば核施設稼動中止
北朝鮮、再び強調


【ソウル15日近藤浩】北朝鮮外務省スポークスマンは15日、マカオの銀行、バンコ・デルタ・アジア(BDA)に凍結されていた約2500万ドルの送金問題について、「送金が実現されれば、核施設の稼動中止を実現する」として、送金実現後ただちに2月の6カ国協議の合意を履行する考えをあらためて強調した。

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