'07/08/19の朝刊記事から
暴力団会長 射殺される
福岡の路上
18日午後6時25分ごろ、福岡市中央区黒門の路上で「男性が撃たれた」と110番(通報)があった。
撃たれたのは福岡県久留米市に本拠を置く指定暴力団道仁会最高幹部の松尾義久会長(56)で、搬送先の病院で死亡した。
現場から男2人が逃げており、福岡県警は会の内部抗争から発展した殺人事件とみて中央署に捜査本部を設置。
抗争の激化を警戒している。
県警によると、道仁会は福岡、佐賀、長崎、熊本の4県で、準構成員を含め約950人が属している九州最大規模の組織。
昨年5月、松尾会長が3代目会長に就任したことに反発するグループが「九州誠道会」の名で福岡県大牟田市に新たな組織を構え、対立。
抗争とみられる発砲や放火などが続いていた。
中央署の調べでは、松尾会長は車から降りたところを襲撃されたとみられ、頭や腕など3箇所を撃たれた。
死因は銃弾が頭を貫通したことによる脳挫傷。
目撃者の話では、3,4発の銃声が聞こえた後、男2人が白いワンボックス車で走り去ったという。
現場は福岡市の大濠公園に近い住宅街。