Kodak DC4800 ヴェトナム サイゴントレードセンターから
'07/01/26の朝刊記事から
北見ガス漏れ
管の破断 短時間で
北大教授 腐食や劣化否定
北見市春光町で3人が一酸化炭素(CO)中毒死したガス漏れ事故で、現場付近のガス管が破断した原因について、道警に所見書を提出した北大大学院工学研究科の野口徹教授(鋳造工学)は25日、さらに「ガス管の周囲の土壌が動き、その力によって極めて短時間に破断した可能性が高い」と語った。
ガス管は直径150ミリの「ねずみ鋳鉄管」で、地表から1.6メートル下にあった。
ほぼ全周に亀裂が入って完全に破断し、上下に1センチずれ、そこからガスが漏れて、下水管などを伝わり住宅などに広がったとみられている。
野口教授は「破断面を見ると、比較的短時間で破断したことが分かる。
腐食や劣化、金属疲労など長年かけて起きたものでないことは確か」と分析する。
ガス管の埋設場所が深いため、厳冬期に地中の水分が凍って土が盛り上がる「凍上現象」や、道路や歩道上を通過する除雪車の衝撃などは直接原因とは考えにくいという。