'07/04/29の朝刊記事から
イージス艦の情報流出 日米、再発防止確認へ
防衛相会談で
久間章生防衛相とゲーツ米国防長官が30日にワシントンで開く日米防衛相会談で、海上自衛隊の二等海曹がイージス艦中枢情報の資料を隠し持っていた事件を主要議題の一つとして取り上げ、再発防止に全力を挙げる方針を確認することが分かった。
複数の日米関係筋が28日、明らかにした。
日米安保体制の最高機密とされるイージス艦の情報を保全できない日本の情報管理の不徹底ぶりを米側が深刻視していることの表れといえる。
久間氏は自らを議長とする「情報流出対策会議」を発足させて原因究明と再発防止に取り組んでいると説明、米側の理解を得たい意向だ。
特別防衛秘密
米国から供与された船舶、航空機、武器などの構造、性能、使用方法に関する文書、図画、情報で公になっていないもの。
「日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法」で規定され①日本の安全を害する用途に供する目的で秘密を探知・収集②秘密を取り扱うことを業務とする者が業務上知った秘密を漏えい-するなどした場合の法定刑は10年以下の懲役。
重要度の高い順に「機密」「極秘」「秘」に区分される。
特別防衛秘密の下にさらに「防衛秘密」「省秘」がある。