'07/01/11の朝刊記事から
ベトナムがWTO加盟
10%成長期待も
【ハノイ10日共同】
ベトナムは11日、150番目のメンバーとして世界貿易機関(WTO)に正式加盟。
関税引き下げや外国資本への規制緩和により、外国企業の参入が加速すると見られ「10%の成長も可能」(政府系研究所)との期待も出ている。
ベトナムは2002年以降、7-8%台の高成長を続けている。
昨年の外国直接投資は認可額で初めて百億ドル(約1兆2千億円)を突破。
国際協力銀行が昨年末に日本の製造業約500社を対象に行った調査では、中期的に有望な事業展開先としてベトナムは中国、インドに次ぐ3位となり、初めてタイを抜いた。
WTO加盟に後押しされ、安価な労働力や政治の安定などを求める海外企業の投資は今後も伸びると見られる。
日本貿易振興機構(ジェトロ)ベトナム事務所は「米国の巨大銀行や流通業など、官民一体となった投資が始まる」と予測する。