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 何年か前の新聞記事 070110

101021 即席めん値上げ濃厚

2010-10-21 22:54:00 | 農業

Kodak DC4800

'07/08/29の朝刊記事から

即席めん値上げ濃厚
輸入小麦 価格アップが直撃
日清食品は17年ぶり


大手製粉会社が業務用の小麦粉を10月から値上げすることが確実になった。
輸入小麦の価格が引き上げられるためで、小麦粉を即席めんの原材料として使う食品メーカーが値上げに踏み切る可能性が高い。

日清製粉グループ本社は、業務用小麦粉について「値上げは避けられない」(広報部)と値上げ幅と時期を検討中。
日本製粉も9月下旬までに上げ幅を決める。

こうした状況を受け、日清食品は即席めんなどの値上げの検討に入った。
「小麦粉以外の原材料費も上昇している。消費者のことを考えると難しいが、可能なら値上げしたい」と説明する。
値上げすれば約17年ぶり。
エースコック(大阪府吹田市)やサンヨー食品(東京)、冷凍うどんを製造する加ト吉も、値上げを検討している。

みずほ証券の落合昂二シニアマーケットアナリストは「小麦粉は食品や外食産業など、影響が及ぶ裾野が広い」と指摘する。

ただ、価格を上げると消費者の反発を招く懸念がある。
うどん店を展開するグルメ杵屋は「値上げしない」と強調。
ある食品会社は「他社が値上げに踏み切れが追随できる」と本音を漏らす。
小麦は国際相場が高騰しているため、農水省は今月24日、製粉会社などへの売り渡し価格を10月に10%引き上げると発表した。

輸入小麦価格
輸入小麦は政府が全量を買い入れ、国内小麦農家への助成金や必要経費を上乗せして製粉会社などに売り渡す国家貿易で主に取引されている。
売り渡し価格は年1回の決定を年間維持する固定制から、国際相場に合わせて年2-3回改定する変動制へ2007年度から移行した。
小麦の国際価格は、穀物が原料のバイオ燃料向け用途の拡大や、途上国の需要増で高騰。
政府は今年10月から来年3月までの売り渡し価格を、4-9月に比べ10%値上げすることとした。




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