'07/02/05の朝刊記事から
ヤマハ発動機ヘリ不正輸出
幹部ら月内、逮捕
ヤマハ発動機(静岡県磐田市)が軍事転用可能な産業用の小型無人ヘリコプターを中国に不正輸出しようとしたとされる外為法違反事件で、静岡、福岡両県警合同捜査本部は4日までに、同法違反(無許可輸出)の疑いで、同社幹部ら社員3人前後を月内にも逮捕する方針を固めた。
同社は「このヘリは性能が低く規制対象機種ではない」としているが、経済産業省は「コンピューター制御で自律飛行できる高性能機種で、化学兵器散布など軍事転用でき、国の許可がなければ輸出できない」としている。
捜査本部は、輸出担当者らが、ヘリの性能を実際より低く偽って輸出していたと見ている。
これまでの調べでは、同社は2005年12月下旬、経産省の許可を得ずに北京の航空専門会社「北京BVE創基科技有限公司」に空撮用として無人ヘリ1機を輸出しようとした疑いが持たれている。